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No.98-67 講習会 「わかるエレメントフリー法」
(計算力学部門 企画)
開催日 1998年12月4日(金)
会 場 日本機械学会会議室
東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館5階
電話(03)5360-3500(代表)
JR中央・総武線「信濃町」駅下車,徒歩1分
主 旨
計算機性能の飛躍的向上はもとより、自動要素分割法や可視化技術など数値解析をとりまく周辺技術の進歩により、FEMやFDMによる大規模数値シミュレーションが広く行われるようになっている。
しかしながら、一般の設計現場においては、解析対象の大規模化、複雑化にともない、解析データの作成が最も労力を必要とするプロセスとなりつつあることも事実である。一方、近年、解析システムの複雑さを軽減するために、入力データとして要素(要素-節点コネクティビティ情報)を必要としないエレメントフリー法の研究が工学解析の様々な分野で盛んに行なわれ注目されている。
本講習会では、エレメントフリー法の考え方、基礎理論、を解説し、さらに最近の応用の最前線をレビューする。また、エレメントフリー法の開発にも役立つよう、プログラミングの実際にまで踏み込んだ解説を行う。
10:00~11:00 エレメントフリー法の概要
偏微分方程式の近似解法のなかで、要素情報を必要としない手法が種々提案されている。これらのなかで、本講習会で解説するエレメントフリー法について、その位置付けやFEMとの相違について平易に解説する。また、エレメントフリー法の近似原理であるガラーキン法についても解説を行い、以降の講議の準備とする。
横浜国立大学助教授 工学部 奥田洋司
11:00~12:00 エレメントフリー法の基礎理論(1:移動最小自乗法)
エレメントフリーを可能とする鍵は、移動最小自乗法を用いた関数近似法にある。移動最小自乗法に関する解説を通じて、要素情報がなぜ不要となるのかを理解する。また、それに関連して、基本境界条件の処理方法などの周辺技術についても解説を行う。
慶應大学助教授 理工学部 野口裕久
13:00~14:00 エレメントフリー法の基礎理論(2:剛性方程式の導出)
ガラーキン法と移動最小自乗法を用いることでエレメントフリー法が構築できる。エレメントフリー法での領域積分など、最終的に解くべき剛性方程式を導出するまでの過程を詳しく解説する。FEMとの比較など結果の評価についても言及する。
慶應大学助教授 理工学部 野口裕久
14:10~14:50 エレメントフリー法による構造解析
エレメントフリー法の応用として、構造解析分野(応力集中、クラック、シェル、板、クリープなど)での実績を、有限要素法との差別化、米国での動向も踏まえて紹介する。
慶應大学助教授 理工学部 野口裕久
14:50~15:30 エレメントフリー法に基づくディジタル的解析システム
要素を必要としないという特長を利用して、CADの直接的な利用や、形状のディジタル画像からの直接解析を可能としたシステムの紹介を行う。また、節点単位の処理からなる NBN (Node-by-Node)アルゴリズムや並列化の動向についても合わせて紹介する。
横浜国立大学助教授 工学部 奥田洋司
15:40~17:00 実践エレメントフリー法
エレメントフリー法の理解をより深め、諸分野へ適用する際に役立つよう、プログラミングの実際について解説を行う。ポテンシャル問題について、C言語によるソースプログラムを提供する(教材とは別途配布予定)。
(株)三菱総合研究所 主任研究員 長嶋利夫
定 員 70名,申込み先着順により満員になりしだい締切ります。
聴講料 会員 25 000円(学生員 7 000円),会員外 30 000円(一般学生 10 000円),いずれも教材1册分を含む。開催日の10日前までに 聴講料が着金するようにお願いします(以降は定員に余裕のある場合,当日受付とします。なお,聴講券発行後は取消の申し出がありましても聴講料は返金いたしませんのでご注意願います)。
教 材 教材のみご希望の方は1册につき会員 2 000円,会員外 3 000円で頒布いたしますので代金を添えてお申し込み下さい。講習会終了後発送いたします。
申込方法 申込者1名につき,会誌3月号告148ページの行事申込書1枚(コピー可)に必要事項を記入し,代金を添えてお申し込み下さい。[担当職員 野口明生]