102期 委員会名簿
101期 委員会名簿
100期 委員会名簿
99期 委員会名簿
98期 委員会名簿
97期 委員会名簿
96期 委員会名簿
95期 委員会名簿
94期 委員会名簿
93期 委員会名簿
92期 委員会名簿
91期 委員会名簿
90期 委員会名簿
89期 委員会名簿
89期 事業報告
88期 委員会名簿
88期 事業報告
87期 委員会名簿
87期 事業報告
86期 委員会名簿
86期 事業報告
85期 委員会名簿
85期 事業報告
84期 委員会名簿
84期 事業報告
83期 委員会名簿
83期 事業報告
82期 委員会名簿
82期 事業報告
81期 委員会名簿
80期 委員会名簿
80期 事業報告
79期 委員会名簿
79期 事業報告
78期 事業報告
委員会
第79期技術委員会 および研究会の事業報告
電子材料,電子・情報機器関連技術委員会
Technical Committee on Electronic Materials and Electronic Devices/Components
- 委員長
- 宮崎則幸(九州大学大学院工学研究院)
- 幹事
- 于 強(横浜国立大学工学部)
- 委員
- 今期は委員長と幹事のみで運営し委員は任命していない.
- 2000年11月28日-30日に豊橋市で開催された第13回計算力学講演会において「電子デバイス実装・電子材料と計算力学」と題するオーガナイズドセッションを企画し,はんだ接合,パッケージ,接合技術,単結晶材料等で合計24件の一般講演があった.電子デバイス実装・電子材料に関連した強度,伝熱,流動等の内容が含まれ,機械工学の横型部門としての当部門の特色が出たオーガナズドセッションとなった点は特筆すべきであろう.
- 2000年10月6日-9日に横浜国立大学で開催された材料力学部門のM&M2000 材料力学部門講演会に協力してエレクトロニクスにおける強度信頼性と題するオーガナイズドセッションを企画し,はんだ接合,パッケージ等の強度信頼性に関する17件の一般講演があった.
- 2001年8月27日-30日に福井市で開催される2001年度 年次大会に,材料力学部門,熱工学部門と協力して「IT時代における機械工学の果たすべき役割(電子実装を中心として)」と題するワークショップを企画して実行委員会に提案した.
- 2001年7月8日-13日にアメリカ合衆国ハワイ州カウアイ島で開催されるInterPACK'01の論文募集に協力した。
(執筆者:宮崎則幸)
境界要素法技術委員会
Technical Committee on Boundary Element Methods
- 委員長
- 田中正隆(信州大学)
- 幹事
- 松本敏郎(信州大学)
- 委員
- 青木 繁(東京工業大学),阿部和久(新潟大学),天谷賢治(東京工業大学),五十嵐 一(香川大学),井上裕嗣(東京工業大学),大西和榮(茨城大学),神谷紀生(名古屋大学),岸本喜久雄(東京工業大学),北英輔(名古屋大学),北原道弘(東北大学),古口日出男(長岡技術科学大学),登坂宣好(日本大学),西村直志(京都大学),速水謙(東京大学),廣瀬壮一(東京工業大学),福井卓雄(福井大学)
- 境界要素法に関心を持つ大学関係者を中心に委員会を構成して,研究トピックスに関する最新情報の交換をしている.学会主催の講演会では本技術委員会がオーガナイズド・セッションを企画し,関係者に研究発表を呼びかけて,最新研究情報を入手できる機会を提供している.本技術委員会のメンバーとその関係者には境界要素法の逆問題解析への応用に関心を持っている人が多く,境界要素法ばかりでなくその周辺技術や逆問題に関するオーガナイズド・セッションの企画も積極的に行っている.そして,本技術委員会をこのような講演会のオーガナイズド・セッションに合流して開催し,メンバーの意見交換をしている.日本機械学会の会員に限定せずに,境界要素法に関心を持つ幅広い層から最新情報が集まるように配慮して,本技術委員会は運営されている.
パソコンの利用技術委員会
Utilization of Personal Computers on Computational Mechanics
- 委員長
- 藤井孝藏(宇宙科学研究所)
- 幹事
- 姫野龍太郎(理化学研究所)
- 委員
- 宮地英生(ケイ・ジー・ティー)、白山 晋(東京大学)、田村善昭(東京大学)、大田高志(日本IBM)、小川隆申(元清水建設、現成蹊大学)、重谷隆之(理化学研究所)
- 2000年年次大会でのワークショップの開催
- 題目
- PCを使ったハイパフォーマンス計算は可能か
- 日時
- 2000年8月3日(木)9.30_12.00
- 講演題目および講師
- (1) 企業におけるPCクラスタの導入(低コスト流体計算に向けて):小川隆申(清水建設)
- (2) 研究室レベルのPCクラスターによる数値シミュレーション:肖 鋒(東京工業大学)
- (3) PCクラスタでのハイエンドベクトル計算機の置き換え可能性:黒川原佳(北陸先端技術大学)
- (4) SCore型クラスタ:石川 裕(新情報処理開発機構)
- (2) 研究室レベルのPCクラスターによる数値シミュレーション:肖 鋒(東京工業大学)
- 結果
- 当日、教室が参加者でほぼいっぱいになり、関心の高さがうかがえた。このため、次はPCクラスタの講習会を開催することとした。
- 講習会の企画
流体工学部門と共催で「PCクラスターと流体シミュレーションのための並列化プログラミング」を2001年10月開催予定。 - フォーラムの企画
2001年計算力学講演会フォーラム「パソコンはどこまで速くなったのか-流体シミュレーション」を企画中。
計算固体力学技術委員会
Technical Committee on Computational Solid Mechanics
- 委員長
- 渋谷陽二(大阪大学)
- 幹事
- 志澤一之(慶應義塾大学)
- 委員
- 赤星保浩(九州工業大学)、于 強(横浜国立大学)、大橋鉄也(北見工業大学)、河井昌道(筑波大学)、岸本喜久雄(東京工業大学)、長岐 滋(東京農工大学)、仲町英治(大阪工業大学)、野口裕久(慶應義塾大学)
以下に示すように、年次総会講演会、計算力学部門講演会等において材料および材料の力学に係る計算力学研究のオーガナイズドセッション、ワークショップを企画・提案し開催するとともに、ミニシンポジウムを開催した。
<平成12年度>
- [1]2000年度年次総会講演会におけるオーガナイズドセッションの開催:
- J02: マルチスケールプラスティシティー
- S03: 原子/分子モデルを用いる材料設計と強度評価
- [2] 第13回計算力学部門講演会オーガナイズドセッションの開催:
- OS14: 材料の塑性挙動の構成式のモデル化とシミュレーション
- OS15: 材料の微視組織とその形成過程のモデル化とシミュレーション
- OS16: 塑性に関するマルチスケールモデリングとシミュレーション
- OS24: 原子・分子シミュレーションに基づく材料特性評価
- [3]ミニシンポジウム:ひずみ勾配塑性論研究会の企画および開催
- ミニシンポジウム:第3回ひずみ勾配塑性論研究会開催(2000.8.2 於名城大学)
- 国際ミニシンポジウム:
Symposia on the Physics and Mechanics of Crystal Plasticity, Evolution of Deformation Resistance, Flow induced Patterning, Instabilities and Localization of Flow開催予定(於MIT(米国)) - Symposium on Essentials of Crystal Plasticity (2001.2.22)
- Symposium on Self Organization of Dislocation Substructures and Patterning in Crystal Plasticity (2001.3.15)
<平成13年度>
- [4]2001年度年次総会講演会におけるオーガナイズドセッションの開催:
- J01: 第一原理計算・分子動力学法による材料強度評価
- [5]第14回計算力学部門講演会オーガナイズドセッションの提案:
- 材料の塑性挙動の構成式のモデル化とシミュレーション
- 材料の微視組織とその形成過程のモデル化とシミュレーション
- 塑性に関するマルチスケールモデリングとシミュレーション
- 電子・原子シミュレーションに基づく材料特性評価
- [6]国際ミニシンポジウムの企画および開催:
- Symposia on the Physics and Mechanics of Crystal Plasticity, Evolution of Deformation Resistance, Flow induced Patterning, Instabilities and Localization of Flow開催予定(於MIT(米国))
- Symposium on Kinetics of Static and Dynamics Recovery, Dynamic Recrystallization (2001.4.12)
- Symposium on 3-D Crystal Plasticity and Polycrystal Models, Geometrically Necessary Populations of Dislocations, Hall-Petch Effects, etc. (2001.5.10)
ネットワークコンピューティング技術委員会
Technical Committee on Network Computing
- 委員長
- 吉村 忍(東京大学)
- 幹事
- 奥田洋司(東京大学)
- 委員
- 企画毎に、適宜協力者をお願いしている。
ここ数年来、超並列計算機、PC/WSクラスター、インターネットなどの強力な並列分散処理環境が登場してきており、並列分散処理なくして今後のHPNC(High-performance Networking & Computing)環境は語れない。これに伴い、計算力学の世界でもこのような計算機環境を最大限に利用しながら、これまで未到であった超大規模な解析領域へと突入しつつある。このような計算機・情報環境の劇的な変化と昨今の戦略科学技術としての位置付けから、国内、国外の様々な大型計算科学プロジェクトが進行している。
そこで、本技術委員会は、それらの目的や要素技術、達成された成果について調査や情報交換を行い、また、講演会での様々な企画や講習会の企画などを通して、今後の当該分野の方向性や成果の活かし方について議論を行うことを目的として活動を行っている。
平成12年度は、具体的に次の活動を行った。
- H12年度年会において
- 先端技術フォーラム「計算力学に関する大型プロジェクト(IV)」
- OS「大規模並列計算とその周辺技術」
- OS「大規模並列計算とその周辺技術」
- H12年度計算力学講演会において
- OS「PCクラスタによるパラレルコンピューティング」
- を企画した。さらに、H13年度前期に、「MPIによる並列計算力学プログラミング(仮題)」に関する講習会を実施予定である。
計算力学教育技術委員会
- 委員長
- 白鳥正樹
- 幹事
- 三好俊郎
「CAIシリーズ 有限要素法入門」の改訂版を作成した。2001年度はこの改訂版を用いて初心者向け講習会(実習付)を開催する予定。
「有限要素法解析事例集(仮題)」を作成した。講習会のテキスト等に活用していく予定。
流体と構造の複合問題の技術委員会
Fluid-Structure Multidisciplinary Problems Technical Committee
- 委員長
- 大林 茂(東北大学)
- 幹事
- 太田佳樹(北海道工業大学)
- 轟 章(東京工業大学)
- 委員
- 池川昌弘(日立製作所機械研究所),磯貝紘二(九州大学),岩宮敏幸(航空宇宙技術研究所),大沢靖雄(ブリヂストン),大矢弘史(石川島播磨重工業),梶原逸朗(東京工業大学),北 英輔(名古屋大学),于 強(横浜国立大学),小石正隆(横浜ゴム),鈴木真二(東京大学),高野直樹(大阪大学),中道二郎(航空宇宙技術研究所),日野孝則(船舶技術研究所),姫野龍太郎(理化学研究所),福永久雄(東北大学),藤井孝蔵(宇宙科学研究所),古川雅人(九州大学),古谷寛(東京工業大学),邉 吾一(日本大学),松尾裕一(航空宇宙技術研究所),山口義博(本田技術研究所),山本 誠(東京理科大学)
- 東北大流体研のサーバー内に当技術委員会のホームページを作成した。
- ミニ企画「Multidisciplinary Lecture Series」を実施した。
Multidisciplinary Lecture Series were held as a mini-symposium.
第1回- 日時:
- 2000年10月3-4日
- 場所:
- 北海道工業大学 札幌市手稲区前田7条15丁目 北海道工業大学 図書館 1F AVホール
- October 3-4, 2000 at Hokkaido Institute of Technology
- 参加者:
- 16名
- スケジュール:
- 3日午後1時_3時 講演1 CFDの基礎と現状_CFDで何が分かるのか?(講師:大林(東北大))
- 午後3時半_5時半 講演2 空力弾性の基礎(講師:中道(航技研))
- 4日午前9時半_11時半 講演3 複合材料の基礎とやさしい設計(講師:轟(東工大))
- 午後3時半_5時半 講演2 空力弾性の基礎(講師:中道(航技研))
- 日時:
- 2001年3月2日(金)
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 石川台1号館 1階154ゼミ室
- March 2, 2001, at Tokyo Institute of Technology
- スケジュール:
- 10:30_12:00 構造と制御の複合問題の最適化(講師:梶原逸朗(東工大))
- 13:00_14:00 応答曲面法の基礎と実演(講師:轟 章(東工大))
- 14:15_15:45 フラッタ問題の構造/流体最適化(講師:古谷寛(東工大))
- 13:00_14:00 応答曲面法の基礎と実演(講師:轟 章(東工大))
- 第13回計算力学講演会にて下記OSを企画・実施した。
- The following session was organized at 13th Computational Mechanics Conference.
- OS10 最適化の理論と応用/Theory and Application of Optimization Algorithms
- Organizers: 大林 茂/Shigeru OBAYASHI(東北大)、太田佳樹/Yoshiki OHTA(北海道工大)、轟 章/Akira TODOROKI(東工大)、畔上秀幸/Hideyuki AZEGAMI(豊橋技科大)、北 英輔/Eisuke KITA(名古屋大)
- The following session was organized at 13th Computational Mechanics Conference.
計算力学の歴史年表編纂技術委員会
Technical Committee on History of Computational Mechanics
- 委員長
- 矢部 孝(東京工業大学)
- 幹事
- 萩原一郎(東京工業大学)
- 委員
- 藤井孝蔵(宇宙科学研究所),姫野龍太郎(理化学研究所),肖 鋒(東京工業大学)
現在、各分野で計算力学の重要性が高まっているが、これから計算を始めようとする初心者にとって、過去の大きな遺産を網羅することは不可能に近くなっている。また、すでに計算力学で活躍中の研究者でも同様の状況である。これから先のステップを考える上で、今までの歴史を振り返るための適切な資料を提供することは計算力学部門の大きな使命であると信じる。こうした資料編纂の提案は過去に何度か試みられたようだが、目前のあまりの巨大な蓄積になすすべも無かったようだ。従って,ここで提案する歴史年表は,あまり完璧を求めず、まずは長い努力の第一歩としてスタートしたいと考えている。
本委員会では会合は開催せず、意見交換等も含めすべて電子メール、ホームページで行うことにした。とりあえずは,以下の分野を足がかりにするため、各分野に責任者を設定した。
- 矢部孝,肖鋒(東京工大):統一解法、特殊手法(粒子法等)分野
- 萩原一郎(東京工大):固体・振動分野
- 藤井孝蔵(宇宙研):圧縮性流体分野
- 姫野龍太郎(理研):非圧縮性流体分野
年表はインターネットを利用して広くから資料を提供してもらった。今回は、cfdnet およびCIPユーザー会に呼びかけた。特に、後者からは多数の資料が寄せられ、非常に幅広い分野からの情報が集まった。現在は、膨大なこの資料を分類中であり、途中ではあるが随時更新しながら、下記のホームページに情報を掲載している。
- http://www.mech.titech.ac.jp/~ryuutai/rekishi.html
以後は、上記の基本データを元に、
- どの分野でどのような手法が考案されたか。手法と文献、短い説明を付け,分類等を行い系図を作る。
- これとは独立に、どの時代に時代を画するどのような計算ができるようになったかを調べ、文献、使用された手法、等を並べる。
- その他,どのような形式の年表を作るか。
といった点につき、再度、多種のネットワークを通じてより発展した情報を集め、自己増殖させて行きたいと考えている。