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電子メールアンケート テーマ「若手」
計算力学部門広報委員会
計算力学部門の登録者には若手が多いと言われています。これからは若手の時代だ、といった言葉もよく耳にします。どうやら計算力学部門では「若手」は重要なキーワードのひとつのようです。
広報委員会では電子メールを通じて、テーマ「若手」に関する皆様の声をお寄せ頂いております。それらは部門のWEBページ(http://www.me.ynu.ac.jp/JSME_CMD)に逐次掲載させて頂く予定です。詳しくは以下をご覧ください。
【方法】「若手」について、さまざまな角度から気軽にご意見をお寄せ下さい。
例)
・若手の定義
・若手の決意
・若手に望むこと
・わたしが若手だった頃 など
氏名、所属、年齢を明記のうえ電子メールでお送りください。最大400字程度でお願いします。もちろん一言でも結構です。
アドレス: wakate@swan.me.ynu.ac.jp
(注)WEBページへの掲載に際して、広報委員会で編集上の調整をさせて頂くことがあります。掲載の際に匿名をご希望の場合は「匿名希望」とお書き添え下さい。以下にこれまでにお寄せ頂いたものをご紹介します。
(声1)
先日の日経の記事で、MITのメディアラボで有名なネグロポンテ教授の話しでは、33から55才の世代は急速なデジタル化で居場所がなくなる世代で、それを彼は『デジタル・ホームレス』と呼んでいるそうです。日本の今の現状では、30ー40:若手、40ー50:中堅、50ー60:??という具合でしょうか?ということは、殆どデジタル・ホームレスか? また、5、6年前にアメリカの人に「日本では35才を過ぎると研究しなくなるそうだが本当か?」と言われたことがあります。実際、私の近辺では、ネットワークとかマルチメディア関連の仕事が増大したことと、訳の分からない会議の連続で、自分が研究者なのか、教育者なのか、マネージャーなのか分からなくなりつつあります。ということは、もう若手ではないのか?とにかく、将来に向けて何とかして欲しいあるいはしなくてはならないと思うことを書きます。
1)研究者、教育者、マネージャーの区別をつける。
2)マネージメントをする人は、研究者、教育者に心地良い環境を提供するように努力する。
3)これからは若手の時代とか言って、若い人に余計な仕事をさせない。
現実、海外で長期出張をして来た研究者で、日本の方が環境が良かったと思う人は皆無だと思います。このままでは、日本(日本の大学)は近い将来破滅するのではないかと、近くの若手?と嘆いている今日このごろです。
辻 知章(静岡大学工学部助教授、37歳)
(声2)
「若手」とは良い言葉である.私も研究者としては間違いなく「若手」に分類されるが,若い若くないは絶対年齢だけでは定義できないことは明白である.御年配の先生方には「若手」であるだけで羨ましがられるが,これには全面的に賛成しかねる.「若手」の未来は,それはもしかしたら御年配の先生方より使える時間が僅かに長いだけであるからである.ある分野で「未熟」である者が「若手」? いやいや,人間は本来どこまで行っても未熟であるから,それだけで「若手」を定義するのは奢りである.「若」一字ではポジティブにもネガティブにも意味が取れるのだが,広辞苑で「若手」は 1. 若くて元気で働き盛りの人,2. 一団の人々のうち,若い方の人,とネガティブな意味は無いのである.私もやはりポジティブに捉えたい.「若手」とは,「未来を自分で切り開く」一言で言えば「自己変革」の気力を持ち合わせているか否かではなかろうか.ここでは体力や知力よりも気力が勝るのである.その意味で現在の「若年研究者」が皆「若手」とは言えないし,御年配の先生方にも「若手」がいらっしゃってもおかしくはない.もっと簡単な「若手」の定義は「おごることよりおごられることが多い」ことか・・・
後藤仁一郎(横浜国立大学工学部、日本学術振興会特別研究員、30歳)