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第9回計算力学講演会プレビュー
宮崎則幸
九州大学工学部化学機械工学科
昨年の長野に引き続き、東京を離れて、秋深まる11月27日(水)~29日(金)に福岡の地で第9回計算力学講演会が開催されます。松本部門長および白鳥前部門長のご支援の下に、実行委員会の方々とともに講演会の準備をして参りました。日本の西のはずれという地理的なハンディキャップから、これまでよりも講演申込数がか なり減少するのではないかと心配していましたが、各オーガナイザのご努力もあり、基調講演4件を含む270件を超える講演申込がありました。これに、特別講演2件、パネルディスカッション2件が加わりこれまでで最大規模の部門講演会になります。
会場となるももちパレス(福岡県立福岡勤労青少年文化センター)は、福岡市の中心部の西のはずれに位置していますが、地下鉄藤崎駅より徒歩1分の非常に交通の便が良いところにあります。福岡空港、JR博多駅からは、いずれも地下鉄により、20分および15分で藤崎駅に着きます。会場から海側には福岡市立博物館、福岡タワーがある百道浜地区、さらにこれに隣接した東側にはダイエーホークスの本拠地であり、開閉式ドーム球場として有名な福岡ドームのある地行浜地区といった近年新たに開発が進む福岡市のベイフロントエリアが続いています。講演会の合間にこちらの方にも足を延ばされることをお勧めいたします。
講演は、パネルディスカッション、23のオーガナイズドセッションと一般セッションが5室のパラレルッセッションで行われますが、講演申込数が非常に多かったこともあり、講演終了時間が午後6時を超える講演室もありますが、ご容赦ください。プログラムの詳細は学会誌9月号の会告あるいはWWWのホームページ(http://www.me.ynu.ac.jp/9thCMConf)を参照いただくとして、ここでは、本講演会のハイライトを簡単にご紹介いたします。
講演会1日目は、午前10時に5室で一般講演が一斉にスタートします。この日には、講演会場第1室の最後のセッションとして、「格子流体力学の展開」というテーマでパネルディスカッションが行われます。ナビエ・ストークス方程式を差分法あるいは有限要素法を用いて離散化するのに替わる方法として注目されている格子法の流体力学への適用について、第一線の研究者からの講演と討論が行われますので、関連分野の方々のご参加をお勧めいたします。
講演会2日目には一般講演のほかに下記のような各種のイベントがあります。まず、講演会場第1室では、朝一番に「ミクロ、メゾ、マクロのマルチレベル現象解明の手法」というテーマでパネルディスカッションが行われます。これは、ミクロからマクロにいたる力学現象に対する計算力学手法の適用について、若い研究者の方々に語 っていただこうとして企画されたものです。ご期待下さい。午後2時半から講演会場 第1室において、東北大学教授で本会会長の阿部博之先生と九州工業大学教授・情報工学部長の山川烈先生による特別講演が行われます。阿部先生のご講演は「地核内き裂設計と計算力学-複雑系の工学の創出にむけて-」という演題ですが、先生が中心になって推進されてきた高温岩体発電プロジェクトにおける計算力学の適用の興味深いお話が聞けるものと思います。一方、山川先生はファジー理論の工学への応 用の分野で世界的に活躍されておられますが、先生の特別講演「非線形システムの記述法とその特徴について」においても、そのようなお話が聞けるものと思います。特別講演に引き続いて、同じ場所で、部門賞表彰式を執り行う予定です。なお、特別講演開始の午後2時半以降は他の講演室で講演は行われませんので、多くの方が、講演会場第1室にご参集されることを望みます。表彰式終了後の午後5時半より、講演会場第1室のすぐ外の3階展示ホールにおいて、懇親会を行います。この懇親会は、昨年度に引き続き参加費無料で行いますので、多数の方々が出席され、親睦を深めるとともに、講演会場では十分議論できなかったことについて議論を深める場としてご利用下さい。なにぶん会費無料ということですので、皆様方のご期待に添える懇親会に できるかどうかわかりませんが、万が一、物足りない場合には、講演会場から地下鉄に乗ればすぐに天神地区、中州地区行くことができますのでそちらの方で二次会ということにして下さい。
さて、講演会3日目ですが、5室とも朝から夕方までびっちりと一般講演が入っています。懇親会も含めて主要なイベントは2日目で終わってしまいますが、各種のオーガナイズドセッションおよび一般セッションにも興味深い講演が多数含まれていま す。前日に飲み過ぎて二日酔いのため体調不良の方もおられましょうが、是非もう一日ももちパレスでお過ごし下さい。なお、本講演会では多数の企業のご協力をいただき、講演会期間中3階展示ホールにいて、カタログ展示を行う予定です。休み時間には、こちらにも是非足をお運び下さい。
本講演会は金曜日に終わりますので、福岡の周辺にも足を延ばされて、週末を楽しまれてはいかがでしょうか。
それでは、私を含めて、福岡在住の実行委員一同、皆様方に福岡でお目にかかれることを楽しみにしております。
第9回計算力学講演会
開催日:1996年11月27日(水)~29日(金)
会 場:ももちパレス
(福岡県立福岡勤労青少年文化センター)
〒814 福岡市早良区百道2-3-15、電話 092-851-4511
福岡空港、JR博多駅から、いずれも地下鉄で藤崎駅下車徒歩1分。
藤崎駅までの所要時間は福岡空港駅から20分、博多駅から15分
WWW(http://www.me.ynu.ac.jp/9thCMConf)でも、最新情報を公開しておりますので、ご覧下さい。
●特別講演 (1)「地核内き裂設計と計算力学
-複雑系の工学の創出にむけて-」
阿部博之先生(東北大学教授、日本機械学会会長)
日 時:11月28日(木)14:30~15:15
会 場:講演会場第1室
司 会:矢川元基(東大)
●特別講演 (2)「非線形システムの記述法とその特徴について」
山川 烈先生(九州工業大学教授・情報工学部長)
日 時:11月28日(木)15:15~16:00
会 場:講演会場第1室
司 会:宮崎則幸(九大)
●パネルディスカッション (1)
テーマ:格子流体力学の展開
コーディネータ:大橋弘忠(東大)
パネリスト:
松隈洋介(山形大)
「格子ガス・オートマトン法による複雑系の数値解析」
里深信行(京工繊大)
「格子ボルツマン法による流れの数値解析」
大橋弘忠(東大)
「格子ガスオートマトンによる多相流れのシミュレーション」
稲室隆二(京大)
「格子ボルツマン法による混相流解析
陳 日立(東大)
「格子ボルツマン法流れモデルの拡張」
日 時:11月27日(木) 16:20~18:20
会 場:講演会場第1室
司 会:松本洋一郎(東大)
●パネルディスカッション (2)
テーマ:ミクロ、メゾ、マクロのマルチレベル現象解明の手法
コーディネータ:荒川忠一(東大)、吉村 忍(東大)
パネリスト:
野口裕久(慶応大)
「マルチレベル問題におけるFEMの可能性と限界」
山田貴博(東工大)
「偏微分方程式のマルチスケール展開と均質化法」
北村隆行(京大)
「高温強度解析モデルのミクロ、メゾ、マクロのサイズ」
渡部正夫(九大)
「気泡群のダイナミックシミュレーション」
日 時:11月28日(木)9:45~11:45
会 場:講演会場第1室
司 会:吉村 忍(東大)
●部門賞表彰式
日 時:11月28日(木)16:00~17:00
会 場:講演会場第1室
●カタログ展示
日 時:11月27日(水)、29日(金)9:00~17:00
11月28日(木)9:00~16:00
会 場:講演会場3階展示ホール
●懇親会
日 時:11月28日(木)17:30~19:30
会 場:講演会場3階展示ホール
会 費:無料
●お申込みについて
参加登録の手続きは、当日受付で行います。なお、講演論文集は残部がある場合は 講演会終了後頒布いたします。購入希望の方は、残部の有無を確認頂いた後、はがき大の用紙に氏名、会員資格、会員番号、通信先、送金額をご記入の上、代金を添えて下記へお申込み下さい。
●各種代金
ホームページ参照
●講演会に関する問い合わせ先
〒160 東京都新宿区信濃町35番地
信濃町煉瓦館5階
日本機械学会 計算力学部門(担当職員 野口明生)
TEL:03-5360-3510 FAX:03-5360-3508
●ご宿泊申し込み・問い合わせ先
〒810 福岡市中央区天神1-15-3
東急観光㈱福岡支店
第9回計算力学講演会係(担当 森島、田中)
TEL:092-711-1101 FAX:092-722-0480
申込締切:10月25日(金)