14. 機素潤滑設計

14・1 機械設計

14・1・1 機械設計・運動機構

本会機素潤滑設計部門(以下,本部門)が開催した第7回日韓機素潤滑設計生産国際会議(以下,ICMDT2017)(4月,韓国・済州島),ならびに本会年次大会(9月,埼玉)において,関連するオーガナイズドセッションが設置され,研究発表が行われた.ICMDT2017は本部門と韓国機械学会(KSME)共催の国際会議であり,2年に一度日韓交互の会場で開催されている.またこの会議は,毎年開催されている機素潤滑設計部門講演会も兼ねている.ICMDT2017におけるセッションで機械設計・運動機構に関するものは,Machine Design/Machine ElementsとKinematic Design and Roboticsの2つのセッションであるが,これらのセッションでは34件の講演があった.この講演会ではポスターセッションも同時に開催されたが,関連する研究は約30件ほどであった.またこの講演会では,東京都立産技高専 深谷直樹准教授による「Development of Assistive Technology using Linkage Mechanisms」と題する基調講演[1]があり,ロボットハンドやゲタロボット,歩行アシスト装置等,リンク機構を高度に発展させた事例として紹介された.年次大会におけるセッションでは,受動対偶を介して直列結合される1自由度脚機構ユニットからなるムカデ型多脚ロボットの歩行制御[2],差動ネジ駆動機構の力学的な分類と統合[3],電磁アクチュエータとトグル機構を用いた高速・高分解能直動インチワームメカニズム[4],受動クローラによる階段昇降機構のステップフィールドへの応用[5],力覚提示装置用3-USR形ハイブリッドパラレル機構の設計[6],人体の脚部と腰部の構造を模擬した受動機構による2足歩行[7]など,機械設計に関する10件の報告が行われた.さらに年次大会では広島大学 高木健准教授に「情報処理の機能を持つ機構」と題する基調講演[8]を行っていただいた.この基調講演に関連する先端技術フォーラムでは「ロボット・産業機械における最新の機構設計」というテーマで,各分野の専門家による講演があり,ソフトロボットの設計論[9],メカトロ機器開発の上流設計[10],自動車機器における機構の応用事例[11]等,最新の設計論及び設計事例の紹介がなされた.

次に海外および国内で開催された国際会議の動向をいくつか紹介する.アメリカ機械学会(ASME)の関連では,ASME 2017 International Design Engineering Technical Conferences(IDETC)and Computers and Information in Engineering Conference(CIE)(8月,アメリカ・オハイオ州クリーブランド)が開催された.また,IFToMM(International Federation for the Theory of Machines and Mechanisms)の関連では,2nd International Symposium on the Education in MECHANISM AND MACHINE SCIENCE(ISEMMS2017)(11月,スペイン),International Symposium on Robotics & Mechatronics 2017(ISRM2017)(11月,オーストラリア),第23回シンポジウム(6月,東京),が開催された.2016年度同様,ASMEでは近年Compliant Mechanism(部材の変形を利用した柔なメカニズム)に関する研究が活発である.2017 IDETC/CIEにおける機械設計・運動制御に関連するサブ会議においても,Compliant Mechanismに関するセッションでは1セッションあたり11~12テーマのセッションが2つ設けられ,多くの研究報告がなされており,さらには関連するワークショップも開催されている.

14・1・2 ヒューマン・マシン・インターフェース設計

少子高齢化社会を迎える現代において,福祉・介護システムの充実が必要となってきているが,そのためにはヒューマン・マシン・インターフェース設計に関する技術の進展と普及しやすい価格の装置開発が望まれる.本部門内には2013年度にヒューマン・マシン・インターフェース設計研究会が発足する等,この分野に関する研究報告が部門講演会をはじめとした様々な講演会,あるいは年次大会で活発に行われているが,これらの講演会の中では得られた開発成果を製品化して普及させるための様々な機構やシステムの提案,検証・評価,性能改善などの研究事例が報告されている.本会の年次大会(9月,埼玉)ではヒューマン・マシン・インターフェース設計に関するセッションとして「人間支援・協調機械設計」が設けられ,12件の講演発表があった.これらの発表の中で,メカニカル安全装置を搭載した膝関節用アシストスーツの開発[12],体位変換・床面移動を考慮した介護用ベッドの床面変形機構の検討[13],バスシートにおける高齢者起立補助機構の解析[14]は,高齢者あるいは高齢化に伴う運動促進を目的とした研究事例であり,早期の実用化が期待されるものである.またこのセッションでは,リアルタイム2次元感情評価を用いた歩行補助機の開発[15]や畳み込みニューラルネットワークを用いたフレーム間差分画像による手話動作識別の検討[16],ニューラルネットワークを用いた排泄事前予測システムの提案[17],操作入力と全身振動暴露評価予測に基づいた電動車いすの小段差踏破支援システムの開発等[18],高度なソフトウェアの提案,あるいは高度なソフトウェアと機構とを融合した新たなシステムの提案があった.従ってソフトウェアと機構の融合も,今後のヒューマン・マシン・インターフェース設計に関する研究のテーマの柱となることが予想される.

〔山中 仁 沼津工業高等専門学校

14・2 機械要素

14・2・1 伝動要素

国内会議における研究発表は,本会の関連では,2017年度年次大会(2017年9月,埼玉)のOS「伝動装置の基礎と応用」にて16件の講演発表が行われた.

国際会議に関しては,当部門主催の動力・運動伝達系国際会議MPT2017(2017年3月)が京都テルサで開催され,海外13ヶ国・参加者251名と成功裏に終了した.日韓合同の第7回機素潤滑設計生産国際会議(ICMDT2017,2017年4月,済州)が開催された.また,International Design Engineering Technical Conferences and Computers and Information in Engineering Conference(ASME,2017年8月,クリーブランド),The 7th International Conference on Gears(VDI,2017年9月,ミュンヘン)が開催された.

以下,歯車技術分野の主だった論文を列挙する.歯車加工法に関して,内歯車のスカイビング加工用テーパカッタ設計法に関する研究[1],5軸加工機による新たな歯形形状インボプランナーベベルギヤの製造法に関する研究(図1)[2],3D-CADを用いたねじ状砥石によるすぐばかさ歯車の創成研削加工に関する研究[3]などが報告された.

図1 インボプランナーベベルギヤホイールの荒加工と仕上げ研削
図1 インボプランナーベベルギヤホイールの荒加工と仕上げ研削

歯車装置の振動については,ボンドグラフに基づく遊星歯車機構のねじり連成振動解析[4],フェースギヤTE制御曲線に沿った座標測定による魚釣り用リールの巻き心地の研究[5]などが報告された.また,動力損失に関して,プラスチックねじ歯車の歯面温度上昇量に対するモジュールの影響の研究[6],面性状による歯車かみあい損失低減についての研究[7],非対称歯形歯車のかみ合い効率に関する研究[8],円筒ころ軸受を用いた可変予圧型ハイブリッド減速機の動力伝達効率向上に関する研究[9],ラック&ピニオンの伝達効率試験装置の損失測定[10]などが報告された.歯車の強度に関しては,高強度歯車材の評価のための歯車負荷状態を模擬した接触・回転曲げ疲労試験機(CBF試験機)の開発(図2)[11],動力伝達用歯車の歯面強度に関する残存寿命を歯面の半価幅の変化により推定する研究[12],浸炭硬化鋼の転動疲労寿命に及ぼす空気式ショットピーニングの影響の研究[13]などが報告された.

図2 CBF試験機の概要
図2 CBF試験機の概要

さらに,計測技術に関して,従来の硬質ニッケルメッキの代わりに単一の金属を用いる硬化歯車の高面圧時表面温度評価手法の基礎的研究[14],歯車位相に同期した画像取得と画像解析によるき裂長さの定量化に関する研究[15],AEセンサを用いた歯車装置の異常予兆検知[16]などが報告された.これらに加えて,貞享5年(1688年)に製作された和時計用に用いられている歯車の形状精度や回転性能,材料組織を評価し,和時計から日本の歯車の源流を探る研究(図3)[17]が報告された.

図3 三代目津田助左衛門信貫が製作した和時計
図3 三代目津田助左衛門信貫が製作した和時計

〔古賀 英隆 いすゞ自動車(株)

14・2・2 ねじ,軸受,案内,シール

第7回機素潤滑設計生産国際会議(ICMDT2017)兼第17回機素潤滑設計部門講演が2017年4月19~22日,済州島において行われ,ねじに関して3件のポスター発表と2件の口頭発表が,軸受に関して3件のポスター発表と1件の口頭発表が行われた.2017年度年次大会(2017年9月3~6日,埼玉大学)ではねじに関する20件の口頭発表と,軸受,案内,シールに関する口頭発表が11件あった.

a.ねじ

ねじに関しては,厚膜型無機ジンクリッチペイントを施した高力ボルト摩擦接合継手の安全性に関する研究[1],複半月充填支圧ボルトによって締結された高強度梁鋼継手の強度特性に関する研究[2],ボルト・ナット締結体において,ボルトをトルク法で締めざるを得ない場合に発生しうる,ボルト軸部とボルト穴との接触によるトルク損失によって生じる予張力不足を回避することを目的とした研究[3],遠心力が繰返し作用する締結体の安全性に関する研究[4],チタン材を用いて製造されたボルトによって締付けられた締結体の温度特性に関する研究[5],ねじのゆるみ可視化に関する研究[6, 7],回転ゆるみ防止を目的としたボルト製品の開発に関する研究[8],火災時の温度上昇に伴う高力ボルト継手の変形予測に関する研究[9],軸方向繰返し外力下におけるボルトの回転ゆるみに及ぼす,潤滑剤とボルト座面形状の影響に関する研究[10],塗装条件及び暴露期間が接合面のすべりに及ぼす影響に関する研究[11],マシニングセンタによる高硬度材のねじ成形に関する研究[12]などの報告があった.

b.軸受

軸受に関しては,ジャーナル油膜軸受の安定性を向上させる施策として,2つの給油口をもつ構造を提案し,CFDと可視化実験より安定化メカニズムについて考察した研究[13],ショットピーニングを施した軸受鋼の平滑面に対し,異物が混入した潤滑油中で転がり疲労試験を実施し,表面硬さ向上と圧縮残留応力が疲労寿命に及ぼす影響について調査した研究[14],深溝玉軸受の内輪に微小ドリル穴を付与した破損モデルにおいて求めたモードII応力拡大係数と疲労強度に関する研究[15, 16],ループ型カーボンファイバーブラシを用いたすべり軸受の軽量化・トルク低減効果に関する研究[17],スプール形正逆回転動圧グルーブ気体軸受の軸受諸元の最適選定に関する研究[18],軸受鋼に侵入して寿命低下の原因となる水素を,鋼中に元来含む成分と外部から侵入した成分を区別するため,重水素雰囲気の四球試験を実施し,球内部への拡散の様子などを考察した研究[19],分解・再組立が容易なスラスト玉軸受を用い,電食を原因としたリッジマークの成長を顕微鏡で定量的に観察し,振動加速度の変化との関係を調査した研究[20],レシプロ圧縮機のジャーナル軸受が,ピストン圧縮力によって振れ回ることによる片当たりで発生する摩擦・摩耗の防止策としてベルマウス形状のプロファイル適用を提案し,実機を模擬した試験を通じてその効果の実験的検討を行った研究[21]などの報告があった.

c.案内

案内については,熱膨張のために位置決め精度に大きな影響を及ぼすボールねじのナット外筒に水による冷却ジャケットを設けることの効果を実験的に検討した研究[22]などの報告があった.

d.シール

シールについては,ドライガスシールへDLC膜を適応させる際の材料設計指針を得るため,窒素ガス下における面同士の接触を考慮した摩擦摩耗特性を実験的に検討した研究[23],ポンプの軸封装置として用いられるメカニカルシールにおいて,高温下で耐摩耗性の高い新材料の適用が望まれていることを背景に,水素含有DLC膜の相手材としてセラミックスの摩耗特性へ及ぼす影響を実験的に検討した研究[24]などの報告があった.

〔古川 朗洋 (株)青山製作所

14・3 アクチュエータ

本会の講演会では9月の年次大会(埼玉大学)において例年通りジョイントセッション「次世代アクチュエータシステム」が企画され,10件の講演発表があった.この中で誘電エラストマーアクチュエータの基本特性[1]ならびに応用[2]に関する研究が紹介された.同アクチュエータは高分子(エラストマー)を伸縮可能な電極で挟んだ簡易な構造をしており,これより各種人工筋としての応用展開が期待されている.また,同講演会においては岡山大学神田岳文教授より「圧電アクチュエータの特殊環境展開」と題した基調講演が行われ,先端技術フォーラム「インフォモーション工学―IoT時代のアクチュエータ―」においては5件の講演が発表された.インフォモーション工学とはIoTの考えをアクチュエータにも拡張したもので,情報網とアクチュエータ網を統合し,新たなサービスの展開をはかるものである.このような新たなアクチュエータのあり方を議論するため,本会において「先端アクチュエータ・システムの設計と応用に関する研究分科会」が設置されている.

一方,本会のロボティクス・メカトロニクス部門講演会が2017年5月に福島で開催され,関連OS「アクチュエータの機構と制御」において36件の講演発表があった.また,本会以外の講演会として,日本ロボット学会学術講演会が2017年9月に東洋大学で開催され,関連するセッション「人工筋アクチュエータ・センサシステム」で11件,「アクチュエータ」において12件の講演が発表された.計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会が2017年12月に仙台で開催され,「ソフトメカニズム」のセッションでは17件の講演発表があった.流体アクチュエータに関しては日本フルードパワーシステム学会主催の国際会議The 10th JFPS Int. Symp. On Fluid Powerが2017年10月に福岡で開催され,油圧,空圧,機能性流体などの流体アクチュエータ・センサーに関するトータル166件の講演発表が行われた.

近年,柔軟材料で構成されたアクチュエータやセンサによるソフトロボティクスの分野が注目されている.その背景には3Dプリンターによる柔軟材料の容易かつ迅速な成型,世界的な高齢化による人間支援分野への応用の必要性,産業分野における柔軟ハンドリングの実用性などが挙げられよう.2014年から専門のジャーナルが刊行され,またインターネットサイト[3]ではその作成過程から制御方法や機構解析に至るまでが詳細に解説されており,本研究分野の裾野の広がりが今後も期待できる.

〔高岩 昌弘 徳島大学

14・4 トライボロジー

2017年4月に開催された第7回日韓機素潤滑設計生産国際会議(ICMDT2017)では,トライボロジーに関する発表が40件以上あった.このうち口頭発表では,Coatings & Surface Modification関連のセッションで17件(半数以上がトライボロジーに関連した内容),Friction and Wear MechanismやContact Mechanicsに関連するセッションで11件,Hydro-dynamic/Static Lubrication/Lubricants/Lubrication Failureで6件があった.ポスターセッションでは,トライボロジーに関連した発表が15件あり,そのうちMicro/Nano Processing & Micro/Nano Tribologyに分類された発表が11件あったのが目立っていた.この会議は韓国側からは加工技術に関する発表が多いことも手伝ってか,全体的な傾向として成膜や表面処理,及びそれに関連した評価に関する発表が多かったようである.2017年9月の年次大会では,「トライボロジーの基礎と応用」で15件の発表があった.全体的な傾向としては,例えば「ISO清浄度コードとメンブランパッチの色に基づいた潤滑油汚染診断法」[1]など産業機器や工業製品に関する研究内容が多かった.昨年多かったテクスチャリングに関する発表は,今年に関しては少なかった.

論文発表について,日本機械学会論文集には,トライボロジーに関連して9件の報告があった.そのうち「ショットピーニングを施した軸受鋼の異物混入潤滑下における転がり疲労挙動評価」[2]をはじめとして転がり疲れに関する報告が3件,AE法を併用したDLC膜の繰返し荷重試験を扱った報告[3]など,材料の疲労寿命に関連する論文が4件掲載されていた点が眼を引いた.Mechanical Engineering Journalには,Ni-P合金の摩耗[4]やPEEK材と鋼の間の潤滑特性[5]など,摩耗や摩擦を直接扱った報告が4件あった.Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturingには,高いアスペクト比を有する表面構造により疎水性を示す寿命が伸びるという報告[6]があったが,それを除くと摩擦圧接や工具加工面の摩擦係数低減の効果に関する研究など加工をメインにしている報告などが目につき,トライボロジーが中心となっている報告は少なかった.これらの3誌に共通の特徴として,磁気ディスク,ポンプ,人工関節,ドリル,CVT,歯車など実用的な製品を具体的に取り扱っている報告が多く見られた.

Web of scienceに採録されている2017年の論文で,トライボロジーや摩擦に関する論文を俯瞰すると,テクスチャリング,ナノ材料,イオン液体を扱った論文が多く引用されている傾向があるようである.

〔安藤 泰久 東京農工大学

14・1の文献

[ 1 ]
Naoki Fukaya(Tokyo Metropolitan College of Industrial Technology), “Development of Assistive Technology using Linkage Mechanisms”, Proc. of The 7th ICMDT(2017), K-TH-1-2.
[ 2 ]
五十嵐 純, 池田 生馬, 岩附 信行, 受動対偶を介して直列結合される1自由度脚機構ユニットからなるムカデ型多脚ロボットの歩行制御, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1140101.
[ 3 ]
原田 孝, 藤井 賢吾, 中村 悠人, 差動ネジ駆動機構の力学的な分類と統合, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1140103.
[ 4 ]
大岩 孝彰, 鈴木 直道, 寺林 賢司, 朝間 淳一, 電磁アクチュエータとトグル機構を用いた高速・高分解能直動インチワームメカニズム, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1140201.
[ 5 ]
平澤 順治, 受動クローラによる階段昇降機構のステップフィールドへの応用, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1140202.
[ 6 ]
小林 亮介, 樋口 勝, 力覚提示装置用3-USR形ハイブリッドパラレル機構の設計, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1140203.
[ 7 ]
市田 尚也, 栗田 裕, 大浦 靖典, 田中 昂, 人体の脚部と腰部の構造を模擬した受動機構による2足歩行, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1140205.
[ 8 ]
高木健, 情報処理の機能を持つ機構とその応用, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), K11200.
[ 9 ]
望山 洋, ソフトロボットの設計論を目指して, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), F112001.
[10]
宮川豊美, メカトロ機器開発の上流設計とその事例紹介, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), F112002.
[11]
萩原高行, 自動車機器における機構応用事例(電制ブレーキの概要と複雑な繰返し荷重に対する強度設計の事例紹介), 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), F112003.
[12]
杉山 将史, 池田 啓祐, 金田 翼, 甲斐 義弘, 富塚 誠義, メカニカル安全装置を搭載した膝関節用アシストスーツの開発(実験的検討), 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1150104.
[13]
小島 一恭, 奥村 高広, 体位変換・床面移動を考慮した介護用ベッドの床面変形機構の検討, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1150106.
[14]
Bai Wenjie, 綿貫 啓一, 楓 和憲, 村松 慶一, バスシートにおける高齢者起立補助機構の解析, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1150105.
[15]
田中 英一郎, 張 湛秋, 永吉 駿人, リアルタイム2次元感情評価を用いた歩行補助機の開発, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1150103.
[16]
西川 友弘, 綿貫 啓一, 楓 和憲, 村松 慶一, 畳み込みニューラルネットワークを用いたフレーム間差分画像による手話動作識別の検討, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1150204.
[17]
田島 健司, 綿貫 啓一, 村松 慶一, 楓 和憲, ニューラルネットワークを用いた排泄事前予測システムの提案, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1150205.
[18]
楓 和憲, 大塚 亮平, 綿貫 啓一, 村松 慶一, 操作入力と全身振動暴露評価予測に基づいた電動車いすの小段差踏破支援システムの開発, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017), S1150206.

14・2・1の文献

[ 1 ]
瓜生耕一郎, 長舩司, 村上隆則, 中村守正, 射場大輔, 船本雅巳, 森脇一郎, 内歯車のスカイビング加工用テーパカッタ設計に関する研究(ピ二オンカッタに用いる台形砥石での創成通し研削によるテーパカッタ), Vol.83, No.853(2017), DOI: 10.1299/​transjsme.17-00156.
[ 2 ]
Aizoh KUBO, Akio UEDA, GEAR GEOMETRY AS FUNCTION OF PRODUCTION METHOD - PROPOSAL OF INVO-PLANAR BEVEL GEAR FOR GOOD PRODUCTIVITY -, Proc. of The JSME International Conference on Motion and Power Transmissions MPT2017 Kyoto(2017-3).
[ 3 ]
山本竜也, 橋村真治, 磯部高伸, 安田尚孝, 廣尾靖彰, 米倉将隆, 3D-CADを用いたねじ状砥石によるすぐばかさ歯車の創成研削加工シミュレーション, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120301.
[ 4 ]
中川正夫, 西田大, 廣垣俊樹, 青山栄一, ボンドグラフに基づく遊星歯車機構のねじり連成振動解析と考察, Vol.83, No.849(2017), DOI: 10.1299/​transjsme.16-00360.
[ 5 ]
井上徹夫, 黒河周平, フェースギヤTE制御曲線に沿った座標測定による魚釣り用リールの巻き心地推定, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120302.
[ 6 ]
青山雄哉, 高橋美喜男, 高橋秀雄, 板垣貴喜, 小出隆夫, プラスチックねじ歯車の歯面温度上昇量に関する研究(モジュールの影響), 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120105.
[ 7 ]
岡本大典, 森口直樹, 松本守弘, 石橋昌幸, 面性状による歯車かみあい損失低減についての検討, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120201.
[ 8 ]
奥村達志, 森川邦彦, 熊谷幸司, 細野清仁, 非対称歯形歯車のかみ合い効率に関する研究, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120202.
[ 9 ]
東﨑康嘉, 林正明, 高田遼介, 円筒ころ軸受を用いた可変予圧型ハイブリッド減速機の動力伝達効率向上に関する研究, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120203.
[10]
柳原悠作, 大町竜哉, ラック&ピニオンの伝達効率試験装置の損失測定, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120204.
[11]
Ichiro MORIWAKI, Shunsuke HASHIMOTO, Morimasa NAKAMURA, CONTACT-BENDING-FATIGUE(CBF)TESTS ON HIGH STRENGTH STEELS FOR GEARS - EFFECTS OF BENDING STRESS ON PROPAGATION OF CRACKS INITIATED AT PITS DUE TO CONTACT -, Proc. of The JSME International Conference on Motion and Power Transmissions MPT2017 Kyoto(2017-3).
[12]
吉崎正敏, 川原正明, 動力伝達用歯車の歯面強度に関する残存寿命推定, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120103.
[13]
關正憲, 小林祐次, 後和大輔, 藤井正浩, 浸炭硬化鋼の転動疲労寿命に及ぼす空気式ショットピーニングの影響, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120104.
[14]
東﨑康嘉, 松下直矢, 隅谷悠司, 後藤卓也, 田中智之, 硬化歯車の高面圧時表面温度評価手法に関する基礎的研究, Vol.83, No.854(2017), DOI: 10.1299/​transjsme.17-00272.
[15]
宮本諭, 射場大輔, 本宮潤一, 中村守正, 三浦奈々子, 飯塚高志, 増田新, 曽根彰, 森脇一郎, 歯車位相に同期した画像取得と画像解析によるき裂長さの定量化, 日本機械学会2017年度年次大会講演(2017-9), S1120303.
[16]
湯田遼, 小出隆夫, 田村篤敬, 本宮潤一, 鈴木貴純, 山﨑慎介, AEセンサを用いた歯車装置の異常予兆検知, 日本機械学会2017年度年次大会講演論文集(2017-9), S1120304.
[17]
上田昭夫, 渡邉淳, 宮嵜美弥子, 久保愛三, 松岡裕明, 和時計から日本の歯車の源流を探る, Vol.83, No.847(2017), DOI: 10.1299/​transjsme.16-00295.

14・2・2の文献

[ 1 ]
南邦明, 厚膜型無機ジンクリッチペイントを施した摩擦面で15%増し締めした高力ボルト継手試験, 土木学会論文集A1(構造・地震工学), Vol.73, No.1,(2017), pp.32–39.
[ 2 ]
玉井宏章, 森田真理乃, 島田有二朗, 複半月充填支圧ボルト接合による高強度鋼梁継手の載荷性状, 長崎大学大学院工学研究科研究報告, Vol.47, No.89,(2017), pp.22–29.
[ 3 ]
福岡俊道, 宮里浩史, 動力式トルクレンチによるボルト締め付けの力学特性の評価, マリンエンジニアリング, Vol.52, No.3,(2017), pp.369–374.
[ 4 ]
福岡俊道, 中野敬介, 数値解析による遠心力を受けるボルト締結体の力学特性の評価, マリンエンジニアリング, Vol.52, No.4,(2017), pp.535–541.
[ 5 ]
福岡俊道, 野村昌孝, チタン材料の接触熱抵抗の測定とボルト締結体への応用, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.851,(2017), Paper No.17-00018.
[ 6 ]
千葉正伸, 市川修, 中村瑞穂, 杉本旭, 鞍田崇, 安全システムにおけるボルト緩みの可視化機構の開発, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.849,(2017), Paper No.16-00548.
[ 7 ]
千葉正伸, 笹川宏之, 中村瑞穂, 岡部眞幸, 杉本旭, てこによる変位拡大機構を用いたボルトの緩み可視化座金ユニットの開発, 設計工学, Vol.52, No.2,(2017), pp.96–106.
[ 8 ]
新仏利仲, 天野秀一, 竹増光家, 桑原利彦, 新型二重ねじボルトの転造加工と性能評価, 塑性と加工, Vol.58, No.676,(2017), pp.404–410.
[ 9 ]
ロバーツドゥウィプトゥラ, 安藤秀平, 平島岳夫, 火災時における高力ボルト摩擦接合継手の数値解析モデル, 日本建築学会構造系論文集, Vol.82, No.733,(2017), pp.493–501.
[10]
橋村真治, 小松恭一, 大津健史, 関戸裕二郎, ボルト締結体のゆるみに及ぼす潤滑剤とボルト座面形状の影響, トライボロジスト, Vol.62, No.3,(2017), pp.205–216.
[11]
村越潤, 澤田守, 山階清永, 山口隆司, 石原大作, 高力ボルト摩擦接合継手における接合面の塗装条件および暴露期間がすべり係数に与える影響の検討, 土木学会論文集A1(構造・地震工学), Vol.73, No.1,(2017), pp.40–53.
[12]
松井翔太, 青谷凱斗, 廣垣俊樹, 青山栄一, マシニングセンタの数値制御ヘリカル補間運動に基づくネジ切り加工法の考察, 同志社大学ハリス理化学研究報告 = The Harris science review of Doshisha University, Vol.58, No.3,(2017), pp.111–117.
[13]
酒井風馬, 落合成行, 橋本巨, 2つの給油口を有するジャーナル油膜軸受の安定性と二相流CFD解析, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.848,(2017), Paper No. 16-00457.
[14]
定森友也, 高橋宏治, 古池仁暢, ショットピーニングを施した軸受鋼の異物混入潤滑下における転がり疲労挙動評価, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.851,(2017), Paper No. 17-00096.
[15]
橋本翔, 小俣弘樹, 松永久生, 転がり軸受のはく離強度に及ぼす微小欠陥寸法の影響(第1報:転がり接触下のモードII 応力拡大係数のFEM解析), 日本機械学会論文集, Vol.83, No.852,(2017), Paper No.16-00584.
[16]
橋本翔, 小俣弘樹, 松永久生, 転がり軸受のはく離強度に及ぼす微小欠陥寸法の影響(第2報:応力拡大係数に基づくドリル穴を有する転がり軸受のはく離強度の評価), 日本機械学会論文集, Vol.83, No.852,(2017), Paper No.16-00585.
[17]
志鷹拓哉, 村島基之, 梅原徳次, 月山陽介, 新田勇, 上坂裕之, 鄧興瑞, ループ型カーボンファイバーブラシによる軽量・低起動トルクすべり軸受の提案, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.854,(2017), Paper No. 17-00252.
[18]
嶋田修三, 川端信義, 清家美帆, スプール形正逆回転動圧グルーブ気体軸受, トライボロジスト, Vol.62, No.2,(2017), pp.111–121.
[19]
七尾英孝, 岡田裕, 福島由倫, 相田亮, 森誠之, 潤滑試験中の軸受鋼への重水素侵入のTOF-SIMS による分析, トライボロジスト, Vol.62, No.5,(2017), pp.355–358.
[20]
野口昭治, 堀田智哉, スラスト玉軸受を用いたリッジマーク成長過程のミクロ的観察, トライボロジスト, Vol.62, No.6,(2017), pp.405–410.
[21]
石田貴規, 中島直哉, 宇佐美初彦, ベルマウス形状を有するジャーナル軸受の摩擦特性, トライボロジスト, Vol.62, No.11,(2017), pp.718–727.
[22]
野崎孝志, 大塚二郎, 十朱寧, 中田篤史, 行平憲一, 白井康介, 西出哲弘, ボールねじにおけるナット外筒の水冷却による温度上昇の低減, 精密工学会誌, Vol.83, No.1,(2017), pp.89–93.
[23]
岡 昌男, 上村訓右, 足立幸志, 窒素ガス用DLC膜適応メカニカルシールの使用可能条件, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.850,(2017), Paper No.17-00036.
[24]
山之内卓弥, 鄧興瑞, 田中幸雄, 梅原徳次, 上坂裕之, 種々の温度下におけるa-C:H 膜の摩耗特性に及ぼすセラミックス相手材の影響, トライボロジスト, Vol.62, No.1,(2017), pp.52–58.

14・3の文献

[ 1 ]
嚴他:誘電エラストマーアクチュエータの高出力化に関する研究(UV硬化性PEDOT:PSSへの糖アルコール添加の効果), 日本機械学会度年次大会講演論文集(2017), J1110105.
[ 2 ]
藤田他:誘電エラストマの舵アクチュエータへの適用可能性検討, 日本機械学会度年次大会講演論文集(2017), J1110104.
[ 3 ]
https:/​/​softroboticstoolkit.com/​.

14・4の文献

[ 1 ]
今智彦・本田知己・北原瑛貴・中村由美子・高東智佳子, ISO清浄度コードとメンブランパッチの色に基づいた潤滑油汚染診断法, 2017年度年次大会,(2017), S1170201.
[ 2 ]
定森友也・高橋宏治・古池仁暢, ショットピーニングを施した軸受鋼の異物混入潤滑下における転がり疲労挙動評価, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.851(2017), DOI: 10.1299/​transjsme.17-00096.
[ 3 ]
横山賢介・伊藤寛明・西宮康治朗・長秀雄, AE法を併用した静的および繰返しインデンテーション試験による高温環境下でのDLC膜の強度評価, 日本機械学会論文集, Vol.83, No.852(2017), DOI: 10.1299/​transjsme.17-00213.
[ 4 ]
S. Kobayashi, Microstructure dependence of abrasive wear behavior in electrodeposited nanocrystalline Ni-P alloy, Mechanical Engineering Journal, Vol.4, No.5(2017), DOI: 10.1299/​mej.16-00719.
[ 5 ]
T. Akagaki, Y. kuraoka, F. Takeo, K. Furuya, M. Kawabata, Effects of PEEK's surface roughness on seizure behaviors of PEEK/steel pairs under oil-lubricated sliding contacts, Mechanical Engineering Journal, Vol.4, I No.5(2017), DOI: 10.1299/​mej.17-00015.
[ 6 ]
N. Phan, N. Moronuki, Fabrication of high aspect ratio silicon micro-/nano-pore arrays and surface modification aiming at long lifetime liquid-infused-type self-cleaning function, Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing, Vol.11, No.2(2017), DOI: 10.1299/​jamdsm.2017jamdsm0013.

 

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