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過去の受賞一覧(年度別)

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2010年度

部門賞

部門功績賞 大道 武生(名城大学) 大道武生氏は産業界におけるロボット開発・実用化において多大な実績を挙げるともに,ロボット技術の展開や国際標準化にも尽力してきた.またロボット技術と社会との係わりについて積極的に提言を行うなどロボティクス・メカトロニクスの分野において技術的・教育的・社会的に大きな貢献を行っており,多数の技術特許や解説記事・論文等が公開されている.また,学会活動にも長年にわたって携わり,2008年度のロボティクス・メカトロニクス部門長として,部門の運営および発展に尽くした.以上の功績は部門功績賞にふさわしく,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した.
部門学術業績賞 川崎 晴久(岐阜大学) 川崎晴久氏はロボットパラメータ同定,ロボット数式処理,ロボットハンド,手指・上肢リハビリ支援システム,ハプティックインターフェイスなど多くの分野で研究開発を行い,多大な業績を挙げている.また,その成果はロボット数式処理システムROSAM,人間型ロボットハンドGifu Hand,多指ハプティックインターフェイスHIROなどとして具体化され,学術・技術両面で高く評価されている.これらの功績はロボティクス・メカトロニクスの分野における萌芽的かつ発展性のある学術業績であり部門学術業績賞にふさわしいと認められ,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した.
部門技術業績賞 富士重工業株式会社 富士重工株式会社が開発した「オフィスエリア清掃ロボットシステム」は,オフィスビルでのオフィスエリア(専有部分)が清掃可能なロボットシステムである.オフィス部での清掃に適したコンパクトなボディを持ち,従来システムから,机やゴミ箱などを回避しながら清掃を行う回避制御が新たに追加されている.また,清掃吸気・排気フィルタを新設し,オフィスエリアを清掃の対象範囲に加えることにより,中規模程度のビルでも高い費用対効果を発揮することを目標としており,実運用も開始されている.これらはロボティクス・メカトロニクスの分野における発展性のある技術開発面での業績であり,部門技術業績賞にふさわしいと認められ,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した.
川田工業株式会社 川田工業株式会社が開発した「NEXTAGE」は,「ヒトと共存できる作業ロボット」というコンセプトのもとに,製造現場の安全性確保と生産性の向上を両立を図って開発された産業用ロボットである.ヒトサイズで人間に対して親和性のある意匠が特徴であり,ヒューマノイドロボット開発技術が応用されている.低出力モータの採用に加え,ロボット本体の安全関連部位の二重系統化や,外部PCとの連携といったシステムの多重化など安全性確保のための技術が投入されている.これらはロボティクス・メカトロニクスの分野における萌芽的かつ発展性のある技術開発面での業績であり,部門技術業績賞にふさわしいと認められ,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した.
荒井 裕彦(産業技術総合研究所) 荒井裕彦氏らが開発した「リニア・ロボスピン」は,異形形状断面を成形可能なスピニング加工機である.加工ローラのリニアモータ駆動による力制御スピニング,および,主軸の回転角に合わせて加工ローラを駆動する同期スピニング技術の開発により,楕円・偏心・多角形などさまざまな異形断面形状の成形を可能にしている.これらはロボティクス・メカトロニクスの分野における発展性のある技術開発面での業績であり,部門技術業績賞にふさわしいと認められ,部門表彰委員会・運営委員会の議を経て,贈賞を決定した.

部門一般表彰

ROBOMEC表彰

論文執筆者 題目(講演会)
安藤 健,小林 洋,岡本 淳,藤江 正克(早稲田大) 筋電制御によるゴム人工筋を用いたがん骨転移患者の寝返り支援コルセットの開発(福祉工学シンポジウム2009)
森上 雄太,高木 健(広島大),山本 健吉(キヤノン),石井 抱(広島大) 単眼でステレオ計測を実現する視点変換アイリス(第14回ロボティクス・シンポジア)
村井 昭彦(Disney Research),黒崎 浩介(東京大),山根 克(Disney Research),中村 仁彦(東京大) モーションキャプチャ,EMG,筋の動特性モデルに基づく筋張力のリアルタイム推定及び可視化(第14回ロボティクス・シンポジア)
鳴海 圭亮(東北大),福田 敏男(名古屋大),新井 史人(東北大) AT-Cut 水晶振動子を用いた荷重センサの評価と温度補償(ROBOMEC2009)
関口 明生(筑波大),荒井 裕彦(産総研) 湾曲同期ダイレススピニング加工法の開発(ROBOMEC2009)

ベストプレゼンテーション表彰(ROBOMEC2009)

発表者 講演題目
塚越 秀行(東京工業大学) 面状柔軟アクチュエータとその手首動作支援への応用
加賀美 聡(産業技術総合研究所) 移動ロボットの速度と安全性を両立する経路探索のための地図情報に関する研究/td>
石川 貴一朗(早稲田大学) モービルマッピングシステムによる高分解能DEMを用いた路面形状の管理に関する研究
竹内 栄二朗(東北大学) 自由空間観測モデルによる未知物体にロバストな自己位置推定手法
高野 雅史(早稲田大学) モービルマッピングシステムを用いた次世代デジタル道路地図作成システムに関する研究

部門貢献表彰

氏名(所属)  
長谷川 勉(九州大学) ROBOMEC2009実行委員長
田中 孝之(北海道大学) 第14回ロボティクスシンポジア実行委員長