ロボティクス・メカトロニクス部門運営要綱
目 次
- 基本理念
- 組織
- 部門長・副部門長・部門幹事
- 代議員
- 運営委員会
- 部門委員長会議
- アドバイザリー・ボード
- 部門所属委員会
- 技術委員会
- 広報委員会
- 出版委員会
- 欧文誌委員会
- 表彰委員会
- 企画委員会
- ノミネーション委員会
- ロードマップ委員会
- 部門間連携委員会
- 部門事務局
- 部門事業
- ロボティクス・メカトロニクス講演会などの集会事業
- 技術情報提供活動
- 学会基準などの企画関係調査活動
- 分科会活動
- 研究会活動
- 部門事業基盤の確立
- 部門財務
- 部門財源
- 部門運営経費
- 部門財政基盤の確立
- 付則
基本理念
ロボティクス・メカトロニクス部門は,関連分野の会員が結集して,会員が求める最新の研究動向の把握,研究活動の促進・支援,内外研究者との交流,意見交換を行うなどの場を提供することを目的に発足した.この目的を機動的・活性的に遂行するために,本ロボティクス・メカトロニクス部門の運営要綱を定める.
組織
ロボティクス・メカトロニクス部門(以下部門という)は,本会の正員,準員による登録会員(第1位〜3位)によって構成され,その運営のため部門長,副部門長,部門幹事,代議員,運営委員会,各種の部門所属委員会,及びワーキンググループ(WG)をおく.
部門長・副部門長・部門幹事
- 部門長・副部門長・部門幹事の任務
部門長は当該期の部門を代表し,統括すると共に運営委員会を招集しこれを主宰する.副部門長は,部門長を補佐し,部門長が不在の際には部門長を代行する.部門幹事は部門長事務を統括する.
- 部門長・副部門長・部門幹事の任期
部門長,副部門長,部門幹事の任期は,1年とする.
- 部門長・副部門長・部門幹事の就任
部門長には,前期副部門長が就任するものとする.副部門長には,前期の選挙によって選出された者が就任する.部門幹事は,当該期部門長の指名による.
- (次期)副部門長の選出方法
部門長は,当該期部門長・副部門長,前期部門長などからなる次期副部門長選出委員会を発足させ,会員からの推薦,また立候補などの候補者を示した後,代議員および運営委員会構成員による投票を経て選出する.部門長はその結果を当該期運営委員会に示し,その承認をもって次期副部門長を決定する.なお,やむを得ない事情で前期副部門長が部門長に就任しえない場合には,部門長は本項に準じて,次期部門長を選出するものとする.
- 部門長事務運営経費
部門は,部門長・副部門長が関わる部門運営のための事務補助経費として,予算の範囲内で年間一定額を交付するものとする.
代議員
- 代議員の任務
代議員は部門事業を積極的に支持するとともに,次期副部門長(すなわち次々期部門長)の選挙人の役割をもつ.このため,代議員は原則として当該期の運営委員を兼ねるものとする.
- 代議員定数
代議員定数は30名とする.
- 代議員の任期
- 代議員の選出方法
原則として2年とし,毎年半数が交代するものとする.留任はさまたげないが原則として4年を限度とする.
部門長は,当該期において各支部地区に在住する登録会員数(第1〜3位登録者)を基礎に各支部の(次期)代議員定数を定めた後,各支部長に当該支部地区からの代議員選出を依頼する.登録会員の少ない地区は,小数点以下1位を切り上げるなどして柔軟に対処する.関東地区の定数は他地区の定数の残りの人員とする.代議員定数の決定には,運営委員会の承認を必要とする.
運営委員会
ロボティクス・メカトロニクス部門を基本理念に則って運営するための審議機関として,運営委員会をおく.
- 運営委員会の任務
運営委員会は,部門長が主催し,部門運営に関する以下の事項の審議・決定を行う.
- 部門運営体制及び活動計画・報告
- 部門予算・決算
- 部門予算・決算案の作成
- 部門協議会関係
- 部門所属委員会の活動計画・報告
- 部門役員(次期副部門長)の選出
- 代議員,運営委員会など委員会の定数及び選出
- ロボティクス・メカトロニクス講演会など主催研究集会の開催地
- 所属委員会など各種委員会,WGの設置・改廃
- 分科会・研究会の設置・継続
- 部門賞・部門一般表彰
- 各地区の活動状況の把握・情報交換
- 研究協力部会,標準部会などへの対応
- その他,部門の運営に関する事項の審議
- 運営委員会の構成
運営委員会は,部門長,副部門長,部門幹事,所属委員会委員長,及び運営委員により構成し,運営委員には,原則として代議員が就任する.運営委員定数は30名とする.
- 運営委員の任期
部門長などを除く運営委員の任期は原則2年とし,毎期に約半数が交代するものとする.再任を妨げないが,連続では4年を限度とする.
- 運営委員の選出方法
当該期運営委員には,前期において選出された代議員が原則として就任するが,部門長は,定められた人数の範囲内で,代議員の資格をもたない会員を本人の了承を得て指名することができる.この際,部門長は,当該期発足以前,すなわち副部門長の任期中に選出を終了しておくものとする.また,運営委員会構成員に欠員が生じたとき,部門長は本選出方法に準拠して後任者を速やかに選出し,運営委員会の承認を得て補充するものとする.
- 運営委員会の定足数
運営委員会は構成員の過半数(ただし,委任状をもった代理出席者も含める)の出席者をもって成立とする.議決は出席者の過半数をもって行う.運営委員会の議長は,原則として部門長もしくは副部門長が行うが,委員が互選で議長を決めても良い.
- 運営委員会の開催
部門長は,総会開催時,年次大会開催時,部門主催講演会開催時などの適当な機会を利用するとともに,必要に応じて運営委員会を年2回以上開催するものとする.運営委員は,部門長からの開催通知があった場合には参加しなければならないが,必要に応じて書面,FAX,E-mailによって運営委員の任務を遂行できるものとする.
なお,当該期運営委員会の各開催時期で必要となる主な審議事項は以下の通りである.
第0回
- 当該期部門役員,所属委員会・委員長など運営体制の承認と紹介
- 当該期活動方針
- ロボティクス・メカトロニクス講演会等主共催研究集会の開催地,スケジュールなど
- 所属委員会活動方針など
第1回
- 当該期部門活動計画の承認
- 当該期予算の承認
- 部門所属委員会の活動計画の承認
- 部門役員(次期副部門長など)の選出方法・スケジュールなどの承認
- 部門賞選考方法・スケジュール等の承認など
第2回
- 代議員定数の承認
- 部門役員(次期副部門長など)の承認
- 部門賞等の承認など
第3回
- 当該期活動報告の承認
- 当該期決算の承認
- 部門所属委員会の活動報告の承認など
部門委員長会議
部門運営において,円滑かつ機動的に対処するために必要な重要事項を審議・調整する場として,部門長の下に
- 技術委員会
- 広報委員会
- 出版委員会
- 欧文誌委員会
- 表彰委員会
- 企画委員会
- ノミネーション委員会
- ロードマップ委員会
の部門所属委員会委員長からなる部門委員長会議をおく.会議は部門長が主催し,概ね当該期3回を開催する.
部門委員長会議は,運営委員会の承認事項に関する審議を行うことができるが,その実行については必ず運営委員会の承認を得るものとする.
部門委員長会議は,登録会員状況,部門所属委員会からの活動報告・計画・またロボメカ講演会など主催事業の収支を把握,分析し,予算・決算案を作成すること,並びに当該期の収支状況を把握するなどを行い,部門の活性的でかつ健全な運営に寄与するものとする.
アドバイザリー・ボード
部門運営に会員の意見や研究動向を長期的な視野と展望をもって反映させるための助言・提言を行う機関として,部門長の下にアドバイザリー・ボードをおく.
アドバイザリー・ボードは,前3回までの部門長経験者などからなり,ボードの議長は,互選により決定する.議長は,会議での助言・提言に関する論点を整理し,部門長に報告する.
部門所属委員会
部門の活性的な事業を展開し,会員へのサービス及び支援を有効に行うために,部門長の下に技術委員会,広報委員会,出版委員会,欧文誌委員会,表彰委員会,企画委員会,ノミネーション委員会及びロードマップ委員会を置く他,運営委員会が必要と認めた委員会を設置することができる.また,臨機応変に諸問題に対処することを目的とした部門長直属の臨時的諮問組織として,運営委員会の承認の下にWGを置くことができる.これら部門所属委員会の改廃,また新規設置は運営委員会の決定による.
技術委員会
技術委員会には,部門技術委員会および各地区に以下のごとく,第0より第7までの技術委員会をおく.
- 部門技術委員会
- 第0技術委員会(関東地区)
- 第1技術委員会(東北地区)
- 第2技術委員会(北海道地区)
- 第3技術委員会(東海地区)
- 第4技術委員会(関西地区)
- 第5技術委員会(中国地区)
- 第6技術委員会(四国地区)
- 第7技術委員会(北陸・信越地区)
- 第8技術委員会(九州地区)
- 技術委員会の任務
技術委員会は,部門兼業の要として,以下の事業展開を行う.
- 部門技術委員会
部門技術委員会は,各地区技術委員会と連携をとりながら以下の本部や部門からの各依頼事項に対応する.
- 学会通常総会など講演会における部門担当,共催事業の企画,実施
- 全国規模の講習会,見学会など部門事業の企画・実施
- 研究会,分科会などの研究活動の奨励と支援(設置申請の審議と提案など)
- 本部からの部門への各種事業実施関連の依頼事項に対する対応
- その他,部門事業にかかわる必要な事項の実施
- 地区技術委員会
- 各地区内を主とする講習会,見学会などの集会およびその他の行事の企画立案および推進
- 学会の年次大会等地区開催講演会などでの部門担当,共催行事の企画,実施
- 研究会,分科会などの地区研究活動の奨励と支援(設置申請の審議と提案など)
- 支部と部門間の交流促進への貢献
- 支部からの部門の地区事業実施への各種依頼事項に対する対応(支部講演会における部門企画行事,支部主催講習会等の支援など)
- その他,部門の地区事業にかかわる必要な事項の実施
- 部門技術委員会
- 技術委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 部門技術委員会
- 部門技術委員会は,委員長1名,副委員長1名,幹事1名,委員20名以内で構成する.
- 委員長,副委員長は,部門長が候補を指名し(委員長には前期副委員長,副委員長には地区技術委員長から指名されることが望ましい),運営委員会の承認を得て決定する.幹事は委員長が指名し,委員は原則として関東地区の全委員及び各地区の技術委員長が兼務するとともに,委員長が指名し運営委員会の承認を得た者で構成する.
- 委員長,副委員長,幹事の任期は1年とし,委員の任期は2年とする.再任を妨げないが,連続して4年を越えないようにする.
- 地区技術委員会
- 地区技術委員会は,委員長1名,幹事1名,委員10名以内で構成する.
- 委員長は,当該期すでに選出された代議員もしくは運営委員の中から部門長が候補を指名し,運営委員会の承認を得て決定する.幹事は委員長が指名し,委員は原則として各地区の部門登録者より委員長が指名する.
- 委員長,幹事,委員の任期は2年とする.再任を妨げないが,連続して4年を越えないようにする.
- 部門技術委員会
- 技術委員会の事業活動資金
部門長は,各技術委員会が定める事業計画に基づきその要請に応じて,予算の範囲内での年間一定額の活動資金を交付する.
広報委員会
- 広報委員会の任務
部門の戦略的広報誌であるロボティクス・メカトロニクス部門ニュースレターの企画・編集を行うとともに,部門ホームページ,部門メーリングリストの定期的更新など,部門活性化のための情報提供及び部門登録者の勧誘などのPR活動を行う.
- 広報委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員会は,委員長1名,副委員長1名,幹事1名,委員(原則として)7名以内で構成する.
- 任期は,委員長1年,副委員長1年,幹事1年,委員2年(毎年半数交代を原則とする)とする.
- 委員長,副委員長は,部門長が候補を指名し(委員長には前期副委員長,副委員長は前期副委員長の推薦のあった者が指名されることが望ましい),運営委員会の承認を得て決定する.幹事は委員長が指名し,委員は委員長の指名による.
- ニュースレターの発行
広報委員会は,ニュースレターを原則として年1回以上発行するものとし,必要な企画・編集を行う.部門は,その発行に必要な経費を支出するが,委員会は広告などによって発行経費の一定額がまかなえるように努力する.
出版委員会
- 出版委員会の任務
将来の部門論文誌発行をも視野に入れた出版に関する以下の任務を行う.
- 会誌特集,論文集特集などの企画,実施
- 部門主共催事業における優秀論文の論文誌への投稿勧誘
- 年鑑の企画と執筆者の推薦
- その他,本部からの出版に関する依頼事項への対処
- 出版委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員会は,委員長1名,副委員長1名,幹事1名,委員(原則として)7名以内で構成する.
- 任期は委員長1年,副委員長1年,幹事1年,委員2年(毎年半数交代を原則とする)とする.
- 委員長,副委員長は,部門長が候補を指名し(委員長には前期副委員長,副委員長は前期副委員長の推薦のあったものが指名されることが望ましい),運営委員会の承認を得て決定する.幹事は委員長が指名し,委員は委員長の指名による.
欧文誌委員会
- 欧文誌委員会の任務
部門に関連する欧文誌の発行に関する以下の任務を行う
- 欧文誌の発行に関わる業務の実施,関係各所との連携.
- 欧文誌発行のための,積極的な広報,円滑な投稿受付,査読,掲載の支援.
- 特集,論文特集などの企画,ゲストエディターの決定および依頼.
- 部門主共催事業における優秀論文の部門欧文誌への投稿勧誘.
- 欧文誌委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員会は,委員長1名,副委員長1名,委員(原則として)20名以内で構成する.
- 任期は原則として2年.ただし,委員長,副委員長の任期は原則3年とする.委員の再任は妨げない.
- 委員長は,部門長が候補を指名し,運営委員会の承認を得て決定する.副委員長,委員は委員長の指名による.
表彰委員会
- 表彰委員会
別に定められた部門賞規程,並びに学会賞規程に従い,部門賞(功績賞,学術業績賞,技術業績賞),部門一般表彰(ROBOMEC表彰,ベストプレゼンテーション表彰,部門貢献表彰など),学会賞(論文賞,技術賞,奨励賞など),その他運営委員会で指定された表彰に推薦する論文・業績の選定を行う.
- 表彰委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員会は,委員長1名,幹事1名,及び20名以上の委員で構成する.
- 任期は,委員長,幹事1年,委員と2年(毎年半数交代を原則とする)とする.
- 委員長には,当該期副部門長が就任する.委員は委員長が,部門登録会員の中から,および委員長が委員会の運営上必要と認めた若干名を,地区の分布や各専門分野が公平になるように考慮しつつ指名し,運営委員会の承認を得て発足する.幹事は委員長が指名する.幹事は評価作業には参加しない.
- 部門賞および部門一般表彰以外の選定・推薦作業を効率的に行うことを目的として,委員の内の若干名によるコア委員会を設けることができる.委員は委員長の指名による.コア委員会の検討結果は表彰委員会に報告する.
- 表彰委員で表彰候補者になった者は,当該表彰の選考作業に参加できない.
- 部門賞等の決定・授与
部門賞の選考は,当該期内に修了させるものとする.部門長は,当該期運営委員会の承認,及び部門協議会への報告を行った後,原則として次期部門長により,ロボティクス・メカトロニクス講演会の開催時に授与する.その他の賞・表彰もこれに準拠する.
ノミネーション委員会
- 表彰委員会で選定,推薦を行う部門賞,部門一般表彰,学会賞,その他各種の賞,表彰に対する表彰候補者,あるいは推薦候補者を募集し,表彰委員会に推薦する.
- ノミネーション委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員会は,委員長1名,及び10名以上の委員で構成する.
- 任期は,委員長1年,委員2年(毎年半数交代を原則とする)とする.
- 委員長には,前期部門長が就任する.委員は当該期の運営委員のうち,原則として表彰委員会委員を除く委員全員が就任する.
ロードマップ委員会
- 日本機械学会のイノベーションセンター技術ロードマップ委員会の方針を基に,部門の技術ロードマップの作成,ローリングを実施する.部門登録者に対して,機械に関連する技術予測を提供し,部門登録者および部門登録者の所属する企業の研究開発,技術開発,競争力強化の参考に寄与すると共に,日本機械学会の「日本の技術が世界をリードできるような方向付けに貢献して行きたい」という考えに基づき,委員会を開催し,毎年ロードマップを改定する.
- ロードマップ委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員会は,委員長1名,及び10名以内の委員で構成する.
- 任期は,委員長2年,委員2年(毎年半数交代を原則とする)とする.
- 委員長には,日本機械学会技術ロードマップ委員を兼務する.
企画委員会
- 企画委員会の任務 長期的な視野に立って部門主共催事業(ロボティクス・メカトロニクス講演会,他学会との共催研究集会,国際研究集会,他部門との共催事業など)及び,その付随事業を活性に行うための企画及びその実行体制の調整を行う.
- 企画委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員長1名,幹事1名,委員若干名よりなる.
- 任期はそれぞれ1年とする.
- 委員会は委員長,幹事,委員ともに,部門長が運営委員及び部門主催講演会などの実行委員長(共に現在のみならず過去の経験者を含む)の中から指名し,運営委員会の承認を得て発足する.なお,部門長が企画委員会委員長を兼ねることも認める.
- 企画委員会の開催
企画委員会は,年1回以上開催するものとする.
部門間連携委員会
- ロボティクス・メカトロニクス部門が主催する講演会・シンポジウムにおける部門間連携オーガナイズドセッションの企画及び,部門間連携オーガナイズドセッションの実施に伴う各部門との調整を行い,部門間連携の促進を行う.
- 部門間連携委員会の委員構成,任期,選出方法など
- 委員会は,委員長1名,及び2名以上の委員で構成する.
- 任期は,委員長1年,委員2年とする.
- 委員長には,前期ロボティクス・メカトロニクス講演会プログラム委員長が就任する. 委員は当該期と次期のロボティクス・メカトロニクス部門が主催する講演会・シンポジウムのプログラム委員長が就任する. ただし,複数の学会で主催する講演会・シンポジウムにおいては,ロボティクス・メカトロニクス部門が幹事となる期のプログラム委員長に限る.
- 委員長が運営上必要と認めた者を委員に指名することができる.
部門事務局
部門運営にかかわる事務局は学会本部・ロボティクス・メカトロニクス担当者とする.事務局は,部門長が関わる運営委員会等の会議の開催案内などの事務,講演会等部門事業の事務局,部門財政の収支事務及び管理などを行う.
部門事業
部門運営理念に則り,部門長は以下のような事業に部門全体でとりくむように運営を行うものとする.
ロボティクス・メカトロニクス講演会などの集会事業
ロボティクス・メカトロニクス講演会は,部門が主催する全国規模の研究集会事業であり,毎年開催する.部門長及び運営委員会は,本講演会が部門事業及び財政基盤確立のための柱で あることを認識し,開催地の決定及び実行委員会の発足を長期的展望をもって取り組み,部門の活性化を全体で図っていく.
- 開催時期: 6月頃
- 実行計画: 部門長は2年前に開催地と共に実行委員長を決定しておく.
- 運営経費: 部門が全て支出する.
- 事業報告: 部門長は速やかに活動ならびに事業及び会計報告を行い,総括する.
その他,
- 国際会議を含む研究発表講演会の企画,実施
- 外国人招待講演会を含む特別講演会の企画,実施
- 講習会,見学会等の啓蒙活動など
を推進する.
技術情報提供活動
- 国内外の研究動向の調査とレビュー紙発行
- 会誌,論文集への記事,論文投稿勧誘など
学会基準などの企画関係調査活動
分科会活動
ロボティクス・メカトロニクス分野を中心とする特定テーマの調査・研究を目的とする.
- 期間:2年以内.ただし必要に応じて1年間延長することができる.
- 構成:主査1名,幹事1名,委員20名以内.
- 運営経費:年額20万円を学会もしくは部門が負担する.
- 事業・会計報告:期末に当該期の活動ならびに会計報告を行い,設置期間満了後に成果報告書を提出する.
- 設置数:原則として部門で3分科会
研究会活動
研究会はより広範な分野を対象とした各地区の小集団活動を目的とする.
- 期間:5年以内.ただし期間満了後も必要に応じて延長することができる.
- 構成:20名以上の会員をもって構成する.
- 部門負担金:新設年度毎に10万円を部門から支給する.会計は分科会に準じて行い,部門の会計の一部として取り扱う.
- 事業・会計報告: 分科会に準ずる.ただし成果報告書作成の義務はない.が,その活動を適宜ニュースレターなどで会員に紹介する.また,各地区の技術委員会や支部などとの共催・協賛講演会,講習会を企画する.
- 設置数:部門予算範囲内で毎年定める
部門事業基盤の確立
部門の活動は,登録会員によって支えられている.部門長,運営委員会は会員のニーズを機会をとらえて取り込むと同時に,研究集会などの事業並びにニュースレターなどによって部門の活動を示し,それらが登録会員の増加とロボティクス・メカトロニクス分野の活性化など長期的展望でもって部門事業基盤が確立するように努めるものとする.
部門財務
部門運営理念に則り,部門長は事業とともにこれらを支える財政基盤作りに部門全体でとりくむように運営を行うものとする.
部門財源
部門運営にかかわる財源は,学会本部からの支給基本金および部門登録会員数比例交付金を基本財源とし,前期からの部門繰り越し金,並びに当該期事業収益見込み金でもって,部門財源とする.
部門運営経費
部門運営では,部門長・各種委員会活動経費,運営委員会等各種会議開催費,ニューズレター等広報経費などの運営経費で基本財源をオーバーする.従って,部門長,運営委員会は,部門運営経費の増大を招かないように有効活用に努めるものとする.
部門財政基盤の確立
当該期事業での収入は,定められた一定割合を学会に納付する他は部門収益となる(ただし,赤字の場合は部門負担).部門の活性的な事業展開を行っていくために,部門長,運営委員会は,長期的展望を持って部門財政基盤の確立に努めるものとする.
付則
- 本要綱は,ロボティクス・メカトロニクス部門の活性的かつ機動的な運営に資するものであり,部門長は適宜見直すものとする.本要綱の改廃は運営委員会の承認による.
- 本要綱に定めた部門運営に関する事項を補強するため,部門長は運営委員会の承認を得て各種規定を定めることができる.
掲示責任者: 日本機械学会ロボメカ部門広報委員会