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部門長挨拶


第103期部門長 田中孝之(北海道大学)

第103期ロボティクス・メカトロニクス部門長を拝命いたしました、北海道大学の田中孝之です。期首にあたり、皆様にご挨拶申し上げます。今期は、川端邦明副部門長(日本原子力研究開発機構)、渋川文哉幹事(IHI)とともに、企画委員会・運営委員会の皆様のお力添えをいただきながら、部門登録者の皆様と共に部門運営を進めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨期末には大変喜ばしいニュースがありました。2014年より本部門の英文誌として発行されている ROBOMECH Journal が、歴代理事、部門長、編集委員会のご尽力により、このたび日本機械学会の学術誌として正式に認定されました。これにより、同誌掲載論文も日本機械学会賞(論文)の選考対象となります。同誌はすでにインパクトファクターが付与され、国際的な認知度も着実に高まっていますが、部門としてもその魅力度向上に取り組んでまいります。既に優秀査読者表彰制度の導入を決定し、今後は優秀企画の奨励や、査読の質向上・迅速化を促す施策も計画しています。皆様の研究成果を国際的に発信する場として、ROBOMECH Journal をぜひ積極的にご活用ください。

一昨年度より、部門の重点施策として分野連携・部門間連携の強化を進めてまいりました。多様化する社会的・産業的課題に対応するため、日本機械学会では全体として部門間連携を推奨しています。本部門はその先駆けとして取り組みを推進し、部門主催講演会においては、交通・物流、情報・知能・精密機器、スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス、マイクロ・ナノ工学、バイオエンジニアリング、機械力学・計測制御の各部門と連携したオーガナイズドセッションを設け、分野融合研究を奨励しています。本年も ROBOMECH2024 および ICAM2024 で発表された優秀講演18件に対し、分野融合研究優秀表彰を贈賞いたします。

また、吉見卓前部門長のご尽力により、日本機械学会の支援を受けて、来年度開催の ROBOMECH2025 において部門間連携ワークショップ「フロンティアを拓く分野連携研究のすすめ」を実施する運びとなりました。分野融合研究優秀表彰の受賞者から、分野融合・部門間連携の秘訣をご講演いただき、さらなる融合・連携の推進を図ります。

国際化と産学連携の強化にも引き続き注力してまいります。まず、1988年の第1回以来不定期で開催されてきた部門主催国際会議 ICAM の定期開催化を目指します。若手研究者や学生の研究成果発表の機会を定期的に設けることで、次世代の国際競争力ある人材育成につなげてまいります。また、ロボット・メカトロニクス技術の社会実装が加速する中で、産業界からの学会参加を促すための新たな企画も準備しています。

部門最大の行事である ROBOMECH2025 は、2025年6月4日(水)から7日(土)まで、山形市にて開催されます。「フロンティアを拓くロボティクス・メカトロニクス」をテーマに、実行委員会およびプログラム委員会のご尽力により、多彩で魅力ある企画を鋭意準備中です。これまで部門登録者総会および意見交換会として実施してきた交流の場を、「ロボメカ・ファンミーティング」として刷新し、本部門の研究動向に加え、他学協会や産業界の最新動向を共有する機会といたします。産学連携の強化とも連動したこの取り組みが、未来のロボメカをともに創る場となることを願っています。

ロボティクス・メカトロニクス技術を基軸に部門間連携を強化し、新たな可能性を創出します。機械工学を基盤に実践的な体系化を進め、学術交流の場として知の融合を促し、産業界との連携を深め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

この一年間、皆様のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

Last Update: 2025/04/01
掲示責任者: 日本機械学会ロボメカ部門広報委員会