14. 機素潤滑設計

14・1 機械設計

14・1・1 機械設計・運動機構

本会機素潤滑設計部門(以下,本部門)が開催した第16回日本機械学会機素潤滑設計部門講演会(2016年4月,福井),ならびに本会年次大会(9月,福岡)において,関連するオーガナイズドセッションが設置され,研究発表が行われた.年次大会におけるセッションでは,6自由度パラレルメカニズムの機構校正に関する研究[1],運動学的冗長性を用いたケーブル駆動パラレルロボットのケーブル姿勢制御方法[2],パラレルメカニズム形パイプ曲げ加工機の運動生成手法の開発[3]など,運動機構の評価,制御に関する5件の報告に加え,機構の対称性を利用して加振モーメントの低減を図った容積型機械の設計[4]や,モグラ型地中掘削ロボットの機構設計[5],力覚提示装置用ワイヤ・剛体リンクハイブリッドパラレル機構[6],使用者自身で脚部動作を案内する歩行補助装置の設計[7],歩幅と進行方向の能動的支援を目的とした片側装着形歩行運動創成機構[8]など,機械設計に関する6件の報告が行われた.機械設計に関する報告のうち半数にあたる3件[5, 6, 7]は,ヒューマン・マシン・インターフェース設計にもつながる研究報告であり,機構設計・運動機構の研究テーマが,いずれヒューマン・マシン・インターフェース設計の重要な鍵となるであろう可能性を示している.さらに当年次大会では首都大学 武居直行准教授に「ロボメカ分野で期待される機構とは?」と題する基調講演[9]を行っていただいた.この基調講演に関連する先端技術フォーラムでは「常識にとらわれない機構の応用」というテーマで,非円形歯車を用いた新しい変速システム[10],差動歯車機構のロボット関節への応用事例[11],人力ロボティクスの提案[12],リンク機構を高度に応用した福祉機器の開発事例[13]が紹介された.

次に海外および国内で開催された国際会議の動向をいくつか紹介する.アメリカ機械学会(ASME)の関連では,ASME 2016 International Design Engineering Technical Conferences(IDETC)and Computers and Information in Engineering Conference(CIE)(8月,アメリカ・ノースカロライナ州シャーロット)が開催された.また,IFToMM(International Federation for the Theory of Machines and Mechanisms)の関連では,The 21st CISM IFToMM Symposium on Robot Design, Dynamics and Control(ROMANSY2016)(6月,イタリア),The Joint International Conference of the XII International Conference on Mechanisms and Mechanical Transmissions(MTM)and the XXIII International Conference on Robotics(Robotics’16)(10月,ドイツ),The 3rd Students International Olympiad on Mechanism and Machine Science(SIOMMS)(10月,スペイン),第22回シンポジウム(7月,東京),が開催された.ASMEでは,近年の傾向としてCompliant Mechanism(部材の変形を利用した柔なメカニズム)に関する研究が盛んである.2016 IDETC/CIEにおける機械設計・運動制御に関連するサブ会議においても,従来の研究分野における一般的なセッションの講演数が5~6テーマ程度であるのに対し,Compliant Mechanismに関するセッションでは1セッションあたり14~15テーマのセッションが2つ設けられ積極的な研究報告がなされていることから,この傾向はしばらく続くものと予想される.

14・1・2 ヒューマン・マシン・インターフェース設計

日本では高齢社会を迎えつつあり,さらなる医療技術の進展や福祉・介護システムの充実が必要となってきているが,そのためにはヒューマン・マシン・インターフェース設計に関する技術の進展と普及しやすい価格の装置開発が期待される.例えば,2016年3月にはVR用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)が発売され[14]話題を集めたが,この装置のように新しい方式で,かつ,普及しやすい価格のヒューマン・マシン・インターフェース装置を利用した,新しい機器の開発が期待される.

本部門内には2013年度にヒューマン・マシン・インターフェース設計研究会が発足し,関連する研究発表がなされているが,最近の傾向として,これまで大学等の研究機関で得られた開発成果をさらに進展させ,製品化して普及させるための,様々な研究開発事例が報告されている.本部門が開催した第16回日本機械学会機素潤滑設計部門講演会(2016年4月,福井)および本会の年次大会(9月,福岡)ではそれぞれヒューマン・マシン・インターフェース設計に関するOSが設けられ,部門講演会では5件,年次大会においては7件の講演発表があった.これらの発表の中で,低価格で実現可能な歩行リハビリテーション装置[15]や,使いやすさを重視した抵抗トルク型ジョイスティックの開発[16],ポータブル型の匂いと気流の空間分布提示装置など[17]の研究成果について報告がなされている.これらはいずれも,低価格,使いやすさや可搬性といった,実用面を重視した研究である.

〔山中 仁 沼津工業高等専門学校

14・2 機械要素

14・2・1 伝動要素

国内会議における研究発表は,本会の関連では,第16回機素潤滑設計部門講演会(2016年4月,あわら)において11件の講演発表,2016年度年次大会(2016年9月,福岡)において13件の講演発表が行われた.発表テーマの傾向については,遊星歯車の挙動・性能および内歯車のスカイビング加工に関してが,それぞれ3件と目立っている.

国際会議に関しては,The International Conference on Power Transmission(ICPT,2016年10月,重慶)が開催された.

以下,歯車技術分野の主だった論文を列挙する.歯車加工法に関して,内歯車のスカイビング加工用テーパカッタ設計法に関する研究[1],内歯車のスカイビング加工に関する研究(切削動力に及ぼすカッタ諸元の影響)[2],5軸マシニングセンタによるコンケーブコニカルギヤの設計製造システムの構築[3]などが報告された.歯車装置の振動については,遊星歯車装置の振動に関する基礎的研究:組立誤差の影響[4],3Dプリンタ製平歯車の運転性能[5],歯車対のかみ合い伝達誤差波形成分にする指先触覚応答特性[6]などが報告された.また,動力損失に関して,機構学に基づく3軸駆動遊星歯車機構のプラネットギアの瞬間回転中心と慣性モーメントの考察[7],混合潤滑下における歯面かみ合い損失低減に関する研究[8]などが報告された.歯車の強度については,浸炭硬化鋼の転動疲労寿命に及ぼすレーザピーニングの影響[9],はすば歯車のトロコイド干渉が歯面強度に及ぼす影響[10],低合金焼結金属歯車の疲労強度[11]など最も多くの報告がなされた.さらに,計測技術に関しては,ホブ切り歯車の単一ピッチ誤差測定の新たな手法[12],サーモグラフィの連写画像の合成に基づくハイポイドギヤのかみ合いモニターと熱回路網モデルに基づく歯面の温度予測[13]などが報告された.これらに加えて,JIS4形高精度複リードウォームギヤに関する研究(歯当たり解析と加工実験)[14]などの報告があった.

〔林田 泰 トヨタ自動車(株)

14・2・2 ねじ,軸受,案内,シール

第16回機素潤滑設計部門講演会では,ねじ関連の口頭発表が2件,軸受・案内関連の口頭発表が6件あった.2016年度年次大会講演会では,ねじ関連の発表が12件,軸受・案内・シール関連の発表が17件あった.

a.ねじ

ねじ要素では,ねじ部品の形状誤差によるトルク法締付けの締付け精度改善に関する研究[1, 2]や,ねじ締結用潤滑剤に関する研究[3],油圧テンショナーを用いたボルト軸力の推定[4]などの研究が行われた.また高強度ボルトの場合に,ボルトに平均応力として作用する締付け軸力の影響が小さい理由についてこれまで明確にされていなかったが,そのメカニズムが解明された[5].その他,ボールねじの高精度位置決めに関する研究[6, 7]が行われた.

b.軸受,案内

軸受要素では,円筒ころがり軸受を用いた自己予圧型ハイブリッド減速機における保持器の最適設計[8]や,軸受内部のグリース流動状態をX線CTにより視覚的に捉えた研究[9]が行われた.また,転がり疲労試験におけるはく離起点深さと残留応力の関係を調べた研究[10]や,スラスト玉軸受の電食リッジマークの形成過程を明らかにした研究[11]などが行われた.案内要素では,リニア駆動方式による直動転がり案内において,超精密位置決めの実現のために,非線形ばね特性を示す変位領域における摩擦挙動に関する研究[12]が報告された.

c.シール

シールに関する報告では,磁性流体を用いた非接触式シールの直動運動時の性能を,数値解析と実験の両面から調べた研究[13]がなされた.

〔橋村 真治 芝浦工業大学

14・3 アクチュエータ

14・3・1 アクチュエータ

本会関係では,本部門講演会が4月に開催され,アクチュエータシステムのセッションにおいて9件の発表が行われた.駆動原理としては流体,電磁,圧電と多様であるものの流体アクチュエータに関連した発表が多く,流体制御を利用したマイクロアクチュエータ[1]や,空気圧アクチュエータのリハビリ機器への応用[2]など,多様な研究成果が紹介された.9月の本会年次大会においては,次世代アクチュエータシステムのセッションにおいて13件の研究発表が行われた.ほぼ半数を油空圧を利用した流体アクチュエータに関する研究が占めている.以上のように,本部門関係では流体アクチュエータの研究が応用分野を広げながら引き続き活発に行われている.また,本会年次大会においては,基調講演として高分子電解質膜を用いた医療用アクチュエータ,先端技術フォーラムとして人と関わるアクチュエータ.その展開,と題する一連の講演が行われた.いずれも主として人に接する形で用いられるアクチュエータを対象としたしたものであり,医療・福祉関係機器のためのアクチュエータ,あるいは触覚・感覚提示に使用されるアクチュエータなどに関する紹介が行われた.皮膚感覚を提示するデバイス[3]や,パワーアシスト機器[4]に関連しても,アクチュエータ研究が多様な広がりをもって展開されていることが報告された.さらに,生産技術を含めたネットワーク化が進行する中で,センサと共にアクチュエータをネットワークに組み込んだ新たなアクチュエータ・センサネットワーク像を提案する取り組みも行われている[5].本部門においては,先端アクチュエータ・システムの設計と応用に関する研究分科会が組織され,IoT時代におけるアクチュエータに関して今後の展開が模索されている.

他の国内学会においても,ロボット,情報機器など様々な観点からアクチュエータに関する研究発表が行われている.精密工学会においては,次世代センサ・アクチュエータ委員会が組織されており,春季大会(3月,千葉),秋季大会(9月,茨城)において次世代センサ・アクチュエータのセッションが企画され,春季に20件,秋季に14件と多数の発表が行われている.圧電アクチュエータをはじめとする固体アクチュエータに関する研究が多いことが特徴であり,その特徴を生かしたマイクロアクチュエータに関する研究[6]の他,材料物性を考慮した圧電アクチュエータの特性を明らかにする研究[7, 8]や,使用環境や駆動条件を考慮した圧電アクチュエータのモデル化に関する研究[9]など,多様な発表が行われている.また,計測自動制御学会システムインテグレーション講演会(12月,北海道),日本ロボット学会学術講演会(9月,山形)においては,ロボット工学の観点から,ロボットの駆動源としてのアクチュエータに関する研究発表が多数行われた.前者においては,人工筋肉を目指したソフトアクチュエータ・センサのセッションにおいて20件,アクチュエータと関連の深いソフトメカニズムのセッションで18件など,柔軟な素材を使用したアクチュエータとその応用に関して活発に発表が行われていることが特徴である.またロボット工学の分野では,ゴム材料を用いたいわゆる人工筋アクチュエータを油圧アクチュエータとして用いた例[10]や,制御性向上を目的とした油圧駆動システムの提案[11, 12]など,油圧アクチュエータについて新たな展開が見られる.

海外においては,隔年開催の国際会議であるActuator 2016(15th International Conference on New Actuators)が6月にドイツ・ブレーメンで開催された.従来から,圧電,磁歪,形状記憶合金などの固体アクチュエータから機能性流体の応用,油空圧等の流体アクチュエータなど,様々な原理に基づくアクチュエータに関して,特に産業応用を意識した発表が多数行われている.また,従来から日本の大学・研究機関において盛んに研究が行われてきたソフトメカニズム,あるいはソフトアクチュエータに関する研究が世界的に話題となり,欧米を中心に海外でも活発に研究が行われている.

14・3・2 センサ

センサ関係では,センサネットワークへ期待の高まりとともにマイクロセンサの分野で多様なセンサに関する研究が進められている.機械工学とも関連が深い電気学会センサ・マイクロマシン部門主催の「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム(10月,長崎)においては,様々なセンサ技術,また関係するマイクロアクチュエータ技術に関する研究発表が行われている.いわゆるMEMS技術の応用が中心であり,材料,構造,設計,加工プロセス技術について,マイクロデバイス作製の観点から機械工学とも密接にかかわる発表が行われている.特に近年は,センサネットワークとの関連から,電源に関する研究,特に環境発電,エナジーハーベスティングと呼ばれる小型発電機器に関する一連の研究が注目される.原理的には,静電,圧電,磁歪,電磁と多岐にわたっているが,このような流れを受けて圧電MEMSデバイス調査専門委員会が組織されるなど,デバイス研究の観点から圧電薄膜に関する研究が活発化していることが注目される.

〔神田 岳文 岡山大学

14・4 トライボロジー

2016年4月に開催された部門講演会では,軸受やトライボロジーに関する発表が39件あった.このうち硬質薄膜・固体潤滑剤のセッションにおける発表が9件,基調講演でも「重工業における固体潤滑技術の適用事例」が報告されていた[1].他には,計測評価法に関する発表7件,表面テクスチャに関する発表5件,軸受に関しては滑り軸受に関する発表4件などが目立っていた.2016年9月の年次大会では,「水素利用における機械要素とトライボロジー」のセッションが企画された点が目新しい.同セッションは,「水素ガス雰囲気における炭素繊維充てんPTFEの摩擦・摩耗に及ぼす微量水分量の影響」[2]など九州大学を中心に7件の発表があった.これらの発表からは,硬質薄膜・固体潤滑剤,表面テクスチャリングに関する研究が活発に行われており,最近の傾向がそのまま続いていることがわかる.また,滑り軸受に分類された発表で,カーボンファイバーブラシの固体潤滑作用と表面テクスチャを組み合わせている研究[3]など,応用面の広がりもある.なお,機械学会(特に当部門)が関連する国際会議については,2016年には目立った会議は開催されなかった.

論文発表について,日本機械学会論文集には,軸受に関する報告として,「複列円すいころ軸受の転動体荷重に与える内部すきまの影響」[4]など2報が「材料力学,機械材料,材料加工」に分類され,特にトライボロジーを主対象とした報告として,「フェノール樹脂複合材の摩耗特性に対する雰囲気効果(大気中水分効果の検証と摩擦分解ガス効果の提唱)」[5]など3件が「設計,システム,製造」に分類されて掲載されていた.一方,Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturingでは,foil bearingに関する報告が4件あったのが目立った[6].他には,トライボロジー特性の向上を目的としたレーザー加工に関する報告が2件あった.例えば,静脈瘤用のクリップの摩擦を高めるために,レーザーを用いて数十ミクロンピッチのパターンを作製し,摩擦係数を測定した結果が報告されている[7].

Web of scienceに採録されている2016年の論文で,トライボロジーや摩擦に関する論文を俯瞰すると,ナノ材料を利用した複合材料に関する報告[8]など低摩擦材料に関する論文が多く引用されている傾向があるようである.トライボロジーに関する研究としては,低摩擦化の追求が今後も中心となっていくと予想される.

〔安藤 泰久 東京農工大学

14・1の文献

[ 1 ]
大岩孝彰(静大工), 服部達哉(静大院), 寺林賢司(静大工), 朝間淳一, 6自由度パラレルメカニズムの機構校正に関する研究(第13報),(位置誤差を拡大するリンク配置におけるパラメータ推定), 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120101.
[ 2 ]
牧野 達(近大院), 原田 孝(近大), 運動学的冗長性を用いたケーブル駆動パラレルロボットのケーブル姿勢制御方法, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120102.
[ 3 ]
林 翔太(東工大院), 松浦大輔(東工大), 菅原雄介, 武田行生, 複雑3次元形状をもつ福祉機器の製作に用いるパラレルメカニズム形パイプ曲げ加工機の運動生成手法の開発, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120103.
[ 4 ]
早瀬 功, 鹿園直毅, 長谷川洋介, 機構対称性を有する容積型機械の加振モーメント完全バランス化, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120201.
[ 5 ]
新藤敬人(日工大), 中里裕一(日工大院), 可変容量型ラジアルピストンポンプの基礎検討, モグラ型地中掘削ロボットの機構設計, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120204.
[ 6 ]
小林亮介(日工大), 樋口 勝, 力覚提示装置用ワイヤ・剛体リンクハイブリッドパラレル機構の開発, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120104.
[ 7 ]
佐藤 潤(山形大院), 南後 淳(山形大), 佐藤 純(山形大院), 使用者自身で脚部動作を案内する歩行補助装置の設計, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120105.
[ 8 ]
長南悠太, 松浦大輔(東工大), 菅原雄介, 武田行生, 歩幅と進行方向の能動的支援を目的とした片側装着形歩行運動創成機構の開発, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1120106.
[ 9 ]
武居直行, ロボメカ分野で期待される機構とは?, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), K11200.
[10]
小森雅晴, 全方向駆動車輪と常時動力運動伝達可能な変速システム, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), F112001.
[11]
小金澤鋼一, 差動歯車機構を用いたロボット関節, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), F112002.
[12]
菅原雄介, 人力ロボティクスの提案, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), F112003.
[13]
深谷直樹, リンク機構を用いた福祉機器の開発, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), F112004.
[14]
Oculus VR, LLC.ホームページ, https:/​/​www3.oculus.com/​en-us/​blog/​oculus-rift-pre-orders-to-open-on-jan-6/​.
[15]
田中英一郎, 大澤優輔, 村松慶一, 綿貫啓一, 三枝省三, 弓削 類, 歩行補助機Re-Gait(R)の開発と歩行促進手法の検討, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1110202.
[16]
楓 和憲, 綿貫啓一, 電動車いすの操作性向上を目的とした抵抗トルク呈示型ジョイスティックの開発, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1110201.
[17]
篠木崚司, 平沢駿壮, 浦崎源太, 松倉 悠, 石田 寛, ポータブル版匂いと気流の空間分布提示装置(筐体の作製と気流提示性能の評価), 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), S1110204.

14・2・1の文献

[ 1 ]
瓜生耕一郎, 長舩司, 村上隆則, 中村守正, 射場大輔, 船本雅己, 森脇一郎, 内歯車のスカイビング用テーパカッタ設計法に関する研究(中心距離の増加に伴い変化する共役ピニオンを用いたカッタ), 第16回機素潤滑設計部門講演会論文集(2016-4), 129–130.
[ 2 ]
大島史洋, 諸富秀, 吉野英弘, 内歯歯車のスカイビング加工に関する研究(切削動力に及ぼすカッタ諸元の影響), 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016-9), S1140102.
[ 3 ]
江島知樹, 熊倉宏盛, 市橋洋祐, 秋吉修如, 三留謙一, 5軸マシニングセンタによるコンケーブコニカルギヤの設計製造システムの構築, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016-9), S1140101.
[ 4 ]
松村茂樹, 北條春夫, 遊星歯車装置の振動に関する基礎的研究:組立誤差の影響, 第16回機素潤滑設計部門講演会論文集(2016-4), 141–144.
[ 5 ]
池川英輝, 中尾梨真, 小澤友哉, 瀬山夏彦, 根本良三, 3Dプリンタ製平歯車の運転性能, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016-9), S1140104.
[ 6 ]
井上徹夫, 黒河周平, 歯車対のかみ合い伝達誤差波形成分に対する指先の触覚応答特性, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016-9), S1140202.
[ 7 ]
中川正夫, 西田大, 廣垣俊樹, 青山栄一, 機構学に基づく3軸駆動遊星歯車機構のプラネットギアの瞬間回転中心と慣性モーメントの考察, 第16回機素潤滑設計部門講演会論文集(2016-4), 61–62.
[ 8 ]
熊谷幸司, 森川邦彦, 高木一央, 混合潤滑下における歯面かみ合い損失に関する研究, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016-9), S1140304.
[ 9 ]
藤井正浩, 安部慎一郎, 羽原祐也, 小林祐次, 辻俊哉, Bovid Stan, 關正憲, 浸炭硬化鋼の転動疲労寿命に及ぼすレーザピーニングの影響, 第16回機素潤滑設計部門講演会論文集(2016-4), 149–152.
[10]
吉崎正敏, はすば歯車のトロコイド干渉が歯面強度に及ぼす影響(歯すじ誤差, クラウニング及び歯先修整の影響), 日本機械学会論文集, Vol.82, No.842(2016), DOI: 10.1299/​transjsme.16-00288.
[11]
小出隆夫, 竹増光家, 田村篤敬, 安木崇朗, 廣瀬徳豊, 低合金焼結金属歯車の疲労強度, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016-9), S1140305.
[12]
金明洙, 射場大輔, 巽友洋, 本宮潤一, 中村守正, 森脇一郎, ホブ切り歯車の単一ピッチ誤差測定の新たな手法(ガウシアンフィルタを通した歯すじ形状測定結果の適用), 日本機械学会論文集, Vol.82, No.839(2016), DOI: 10.1299/​transjsme.16-00128.
[13]
廣垣俊樹, 青山栄一, 丹羽広大, 鈴木光彦, サーモグラフィの連写画像の合成に基づくハイポイドギヤのかみ合いモニターと熱回路網モデルに基づく歯面の温度予測, 日本機械学会論文集, Vol.82, No.844(2016), DOI: 10.1299/​transjsme.16-00355.
[14]
濱田成則, 川崎一正, 辻勇, JIS4形高精度複リードウォームギヤに関する研究(歯当たり解析と加工実験), 第16回機素潤滑設計部門講演会論文集(2016-4), 137–138.

14・2・2の文献

[ 1 ]
福岡 俊道, 中野 敬介, ねじ部品の形状誤差を考慮したトルク法の締め付け精度の改善, マリンエンジニアリング, Vol. 51, No. 2,(2016), pp.238–245.
[ 2 ]
橋村 真治, 伊藤 隼人, 小松 恭一, 大津 健史, ボルト座面直角度が座面摩擦係数と締付け精度に及ぼす影響, トライボロジスト, Vol. 61, No. 12,(2016), pp.882–892.
[ 3 ]
大津 健史, 小松 恭一, 橋村 真治, ねじ締結用潤滑剤ポリイソブチレンのトライボロジー特性に関する研究, トライボロジスト, Vol. 61, No. 12,(2016), pp.866–873.
[ 4 ]
丹野洋平・成瀬友博・橋本泰司, 油圧テンショナを用いたボルト締結体の軸力推定, 圧力技術, Vol. 54, No. 4,(2016), pp.14–24.
[ 5 ]
中村 眞実, 土屋 圭一郎, 蓮沼 将太, 小川 武史, 中高強度鋼の疲労限度に及ぼす平均応力および応力集中の影響, 材料, Vol. 65, No. 3,(2016), pp.228–232.
[ 6 ]
岩下 平輔, 飯島 一憲, ボールねじの静特性に起因するロストモーション補償による工作機械テーブル駆動系の高精度軌跡制御, 精密工学会誌, Vol. 82, No. 9,(2016), pp.828–836.
[ 7 ]
大塚 二郎, 野﨑 孝志, 鈴木 隆太郎, 種石 健一, 十朱 寧, 中田 篤史, 行平 憲一, 越水 重臣, 西出 哲弘, 大澤 洋文, 精密位置決め装置のボールねじ熱膨張のペルチェモジュール冷却による防止, 精密工学会誌, Vol. 82, No. 11,(2016), pp.970–975.
[ 8 ]
齋藤 澄知, 東﨑 康嘉, 河村 瞭, 近藤 良太, 豊口 陽亮, 大田 章博, 円筒ころ軸受を用いた自己予圧型ハイブリッド減速機の開発(第2報 高効率化の検討), 日本機械学会論文集, Vol.82, No.840(2016), pp.1–11.
[ 9 ]
野田 隆史, 柴崎 健一, 宮田 慎司, 谷口 雅人, 玉軸受におけるグリース挙動のX線観察および多相流解析の妥当性確認, トライボロジスト, Vol.61, No.4,(2016), pp.275–284.
[10]
阿野 亮介, 藤井 正浩, 大﨑 浩志, 鋼球の転がり疲労過程における残留応力変化の観察, トライボロジスト, Vol.61, No.6,(2016), pp.393–400.
[11]
野口 昭治, スラスト玉軸受を用いた電食リッジマーク形成過程の観察, トライボロジスト, Vol.61, No.7,(2016), pp.467–474.
[12]
田中 淑晴, 足立 和輝, 大岩 孝彰, 小谷 明, 大塚 二郎, 直動転がり案内を用いたリニアモータ駆動による超精密位置決め, 精密工学会誌, Vol. 82, No. 10,(2016), pp.881–887.
[13]
HASEGAWA, N., YOSHIOKA, H. and SHINNO, H., Noncontact gravity compensator with magnetic fluid seals, Bulletin of the JSME, Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing, Vol.10, No.5,(2016), Paper No.16-00140.

14・3の文献

[ 1 ]
三好智也, 吉田和弘, 金俊完, 嚴祥仁, MEMS技術を応用した交流圧力システムのための2自由度ソフトアクチュエータ, 第16回機素潤滑設計部門講演会講演論文集,(2016), pp.63–64.
[ 2 ]
谷口浩成, 目黒匠, 新木翔穂, 山本卓, 空気圧ソフトアクチュエータを用いた手指用CPMデバイスの開発, 第16回機素潤滑設計部門講演会講演論文集(2016), pp.79–80.
[ 3 ]
高崎正也, 超音波振動を利用した触覚ディスプレイ, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), F113004.
[ 4 ]
佐々木大輔, 空気圧ソフトアクチュエータを使ったパワーアシストウェアとその周辺技術, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), F113003.
[ 5 ]
大岡昌博, インフォモーション—生体に学ぶ新しいアクチュエータ・センサネットワークの提案, 日本機械学会2016年度年次大会講演論文集(2016), F113001.
[ 6 ]
真下智昭, 1立方ミリメートルのステータを用いた小型超音波モータの開発, 精密工学会秋季大会講演論文集(2016), pp.557–558.
[ 7 ]
阿久津敬史, 丸山翔太, 辺見信彦, 圧電アクチュエータの荷重下特性に関する研究—バイモルフ素子に対する検討—, 精密工学会春季大会講演論文集(2016), pp.401–402.
[ 8 ]
辺見信彦, 松下明広, 日下部栞志, ねじりせん断ひずみ勾配に対するPZTのフレクソエレクトリック効果, 精密工学会秋季大会講演論文集(2016), pp.565–566.
[ 9 ]
三宅奏, 森田剛, 圧電体のハイパワー駆動における非線形性と温度分布に関する研究, 精密工学会春季大会講演論文集(2016), pp. 405–406.
[10]
森隆介, 鈴森康一, 難波江裕之, 遠藤玄, 櫻井良, 油圧駆動高出力マッキベン型人工筋の開発計測自動制御学会システムインテグレーション講演会講演論文集(2016), pp.2318–2322.
[11]
神永拓, 康天毅, 堀慎太郎, 中村仁彦, 相補フィルタを用いた電気静油圧アクチュエータの外力測定センサフュージョン, 第34回日本ロボット学会学術講演会講演論文集(2016), 1X1-06.
[12]
麻生翔太, 野村敏行, 玄相昊, 油圧ハイブリッドサーボコントローラの開発と片ロッドスライダーへの適用, 第34回日本ロボット学会学術講演会講演論文集(2016), 1X2-08.

14・4の文献

[ 1 ]
佐分茂, 重工業における固体潤滑技術の適用事例, 第16回機素潤滑設計部門講演会,(2016), pp.9–10.
[ 2 ]
阿部裕太・小島 大・森田健敬・鬼塚修吾・澤江義則・杉村丈一, 水素ガス雰囲気における炭素繊維充てんPTFEの摩擦・摩耗に及ぼす微量水分量の影響, 2016年度年次大会,(2016), S1160106.
[ 3 ]
志鷹拓也・梅原徳次・上坂裕之・村島基之・新田勇・月山陽介, ループ型カーボンファイバーブラシによる軽量・低起動トルクすべり軸受けの提案, 第16回機素潤滑設計部門講演会,(2016), pp.153–156.
[ 4 ]
高橋 研・鈴木 大輔・永友 貴史, 複列円すいころ軸受の転動体荷重に与える内部すきまの影響, 日本機械学会論文集, Vol.82, No.840(2016), DOI: 10.1299/​transjsme.16-00205.
[ 5 ]
岡山 勝弥・岸本 裕也・平塚 健一, フェノール樹脂複合材の摩耗特性に対する雰囲気効果(大気中水分効果の検証と摩擦分解ガス効果の提唱), 日本機械学会論文集, Vol.82, No.840(2016), DOI: 10.1299/​transjsme.16-00107.
[ 6 ]
(例えば)Tianwei LAI, Shuangtao CHEN, Bin MA, Liqiang LIU, Yu HOU, Preliminary experimental study on static loading characteristics of multi-decked protuberant foil thrust bearing, Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing, Vol.10, No.1(2016), DOI: 10.1299/​jamdsm.2016jamdsm0008.
[ 7 ]
Isami NITTA, Yosuke TSUKIYAMA, Satoshi NOMURA, Noboru TAKATSU, Frictional characteristics of clamp surfaces of aneurysm clips finished by laser processing, Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing, Vol.10, No.2(2016), DOI: 10.1299/​jamdsm.2016jamdsm0026.
[ 8 ]
W. Osterle, A.I. Dmitriev, B. Wetzel, G. Zhang, I. Hausler, B.C. Jim, The role of carbon fibers and silica nanoparticles on friction and wear reduction of an advanced polymer matrix composite, MATERIALS & DESIGN, Vol.93,(2016), DOI: 10.1016/​j.matdes.2015.12.175.

 

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