関東支部の今期の方針
「つながる力で、産官学の共創を加速し、 未来を拓く可能性を解き放ち、地域に新たな価値を生み出す!」 第32期関東支部・支部長 (株)日立ハイテク 山崎美稀
このたび2025年度の日本機械学会 関東支部 第32期支部長を拝命いたしました。歴代支部長の先生方が築いてこられた誇りある伝統と精神を継承しつつ、新たな価値創造をめざし、全力で取り組む所存です。 2025年には、社会や産業の構造がこれまで以上の変化が見込まれます。カーボンニュートラルや循環型社会の実現に向けた取り組み、AIやIoTをはじめとしたデジタルトランスフォーメーションのさらなる加速、そして地域社会を支える中小企業との連携強化など、機械工学が関与する領域はますます広がり、私たち技術者にもこれまで以上に幅広い連携と挑戦が求められます。機械工学がもともと担ってきた「ものづくりの力」を土台に、産官学の多様なステークホルダーと手を携えながら、次なる社会課題の解決に貢献していくべき時代がいよいよ本格化してまいります。 このような背景を踏まえ、本支部は「つながる力で、産官学の共創を加速し、未来を拓く可能性を解き放ち、地域に新たな価値を生み出す!」というビジョンのもと、サステナビリティ、データ駆動型設計開発、異分野融合といった新たな潮流を積極的に取り込みながら、地域の中小企業や自治体、そして大学とのプラットフォームづくりを一層充実させていきたいと考えております。具体的には、地域が直面している環境保全や防災・省エネといった社会課題の解決に向け、本支部がもつ技術的知見や人材ネットワークを積極的に活用し、地域社会に貢献する機会を増やしていく所存です。そして、若い世代のアイデアや創造性を存分に引き出せるよう、支部大会をはじめとする行事の企画運営のあり方を見直し、実施の手法を柔軟に改革することで、学生や若手の皆様がより主体的に参加できる支部づくりを目指します。 さらに、新たなツールやシステムを活用しながら運営負荷を減らし、支部大会やイベントを「楽しく、魅力ある」ものにしていくための工夫も進めてまいります。WebサイトやSNSを通じてデータを分析し、得られた結果を広く会員の皆様と共有することで、支部運営をより効果的に改善し続ける仕組みを育てたいと思います。こうした取り組みによって会員増強のみならず、地域を支える中小企業や自治体にも新たな付加価値を感じていただき、社会課題の解決につながる具体的な成果を生み出せるよう、本支部が先導的役割を担うべく尽力してまいります。 歴代の支部長諸先生方のご挨拶を拝見すると、産学連携の推進、地域社会への貢献、そして若手の活躍支援など、それぞれの時代が抱える要請に的確に応え、多彩な試みを展開されてきたことがうかがえます。私もそうした取り組みに学び、支部長としての責任を重く受け止め、あらためて本支部全体の将来構想を継続的に深めてまいります。特に、本学会ならではの「人と技術を結ぶ力」を活かし、複数のブロックや学協会との協働を通じて、新しい交流の機会を創出し、地域に根ざした産官学連携の枠組みを強化していく方策を積極的に探ってまいります。 とはいえ、どのようなビジョンや施策も、会員の皆様の参画と支援なくして実現することはできません。どうかお気づきの点やご提案などがあれば、遠慮なくご意見をお寄せください。支部大会や各種イベントへの積極的なご参加、あるいは周囲の方々へのご案内など、皆様のお力添えが本支部のさらなる飛躍の原動力になると確信しております。 最後になりましたが、社会が大きな転換点を迎える2025年度に、関東支部の活動が一段と意義深いものになるよう、微力ながら全力を注いでまいります。新しい時代の要請に応えながら、これまでに築かれた伝統と誇りを大切にしつつ、機械工学の可能性をさらに拡げるための第一歩を、皆様とご一緒に歩んでいきたいと願っております。何卒ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年には、社会や産業の構造がこれまで以上の変化が見込まれます。カーボンニュートラルや循環型社会の実現に向けた取り組み、AIやIoTをはじめとしたデジタルトランスフォーメーションのさらなる加速、そして地域社会を支える中小企業との連携強化など、機械工学が関与する領域はますます広がり、私たち技術者にもこれまで以上に幅広い連携と挑戦が求められます。機械工学がもともと担ってきた「ものづくりの力」を土台に、産官学の多様なステークホルダーと手を携えながら、次なる社会課題の解決に貢献していくべき時代がいよいよ本格化してまいります。
このような背景を踏まえ、本支部は「つながる力で、産官学の共創を加速し、未来を拓く可能性を解き放ち、地域に新たな価値を生み出す!」というビジョンのもと、サステナビリティ、データ駆動型設計開発、異分野融合といった新たな潮流を積極的に取り込みながら、地域の中小企業や自治体、そして大学とのプラットフォームづくりを一層充実させていきたいと考えております。具体的には、地域が直面している環境保全や防災・省エネといった社会課題の解決に向け、本支部がもつ技術的知見や人材ネットワークを積極的に活用し、地域社会に貢献する機会を増やしていく所存です。そして、若い世代のアイデアや創造性を存分に引き出せるよう、支部大会をはじめとする行事の企画運営のあり方を見直し、実施の手法を柔軟に改革することで、学生や若手の皆様がより主体的に参加できる支部づくりを目指します。
さらに、新たなツールやシステムを活用しながら運営負荷を減らし、支部大会やイベントを「楽しく、魅力ある」ものにしていくための工夫も進めてまいります。WebサイトやSNSを通じてデータを分析し、得られた結果を広く会員の皆様と共有することで、支部運営をより効果的に改善し続ける仕組みを育てたいと思います。こうした取り組みによって会員増強のみならず、地域を支える中小企業や自治体にも新たな付加価値を感じていただき、社会課題の解決につながる具体的な成果を生み出せるよう、本支部が先導的役割を担うべく尽力してまいります。
歴代の支部長諸先生方のご挨拶を拝見すると、産学連携の推進、地域社会への貢献、そして若手の活躍支援など、それぞれの時代が抱える要請に的確に応え、多彩な試みを展開されてきたことがうかがえます。私もそうした取り組みに学び、支部長としての責任を重く受け止め、あらためて本支部全体の将来構想を継続的に深めてまいります。特に、本学会ならではの「人と技術を結ぶ力」を活かし、複数のブロックや学協会との協働を通じて、新しい交流の機会を創出し、地域に根ざした産官学連携の枠組みを強化していく方策を積極的に探ってまいります。
とはいえ、どのようなビジョンや施策も、会員の皆様の参画と支援なくして実現することはできません。どうかお気づきの点やご提案などがあれば、遠慮なくご意見をお寄せください。支部大会や各種イベントへの積極的なご参加、あるいは周囲の方々へのご案内など、皆様のお力添えが本支部のさらなる飛躍の原動力になると確信しております。
最後になりましたが、社会が大きな転換点を迎える2025年度に、関東支部の活動が一段と意義深いものになるよう、微力ながら全力を注いでまいります。新しい時代の要請に応えながら、これまでに築かれた伝統と誇りを大切にしつつ、機械工学の可能性をさらに拡げるための第一歩を、皆様とご一緒に歩んでいきたいと願っております。何卒ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。