第24期[2017年度]関東支部・支部長挨拶

「交流」を通して身近な関東支部を目指して

第24期関東支部支部長 (株)東芝 栗山透


写真:栗山透 支部長 3月16日に開催されました関東支部総会にて、第24期の関東支部長を拝命致しました。前任の綿貫支部長が推進された活動を継承すると共に、支部幹事、ブロック長と共に会員の皆様により一層親しみを持っていただける支部を目指して参りますので、よろしくお願いいたします。
関東支部は、日本機械学会会員総数の約40%、13,000名を超える会員の皆様によって構成されています。支部活動の目的は、関東支部規則第3条に「支部は地域密着型の会員サービスおよび社会に貢献する活動を行い、かつ会員および地域住民の科学技術への関心を高めることを目的とする」と明記されております。技術分野を同じくしたメンバーによって運営される部門の活動とは異なり、地域を同じくするメンバーの方々と地域に根差したサービスを会員の皆様に届けて参ります。
関東支部の活動は関東地方1都6県に山梨県を加えた8つのブロックによるブロック活動と支部本体の活動によって支えられています。両者の活動に共通のキーワードとして「交流」が挙げられます。「交流」には所属を超えた交流と世代を超えた交流があります。前者は、各ブロックや支部で開催する講演会、講習会、技術交流会、見学会などが、後者は学生会やシニア会活動、小中高生を対象とした工作教室やロボットコンテストなどの機械技術の啓蒙活動も含まれます。
「交流」の一部を支部本体の活動からいくつかご紹介します。所属を超えた交流として、支部では一昨年度より「変わる!これからの機械工学」シリーズと題して講習会を開始しました。今年度は7月10日に第4回「IoTの機械工学へのインパクトを探る」を開催します。また、学生会、シニア会による見学会を通じた産学の交流、総会と同時に開催される支部講演会も支部独特の「交流」の場と考えます。世代を超えた交流では、学生会とシニア会の交流会、卒業研究発表講演会においてシニア会員の皆様にコメンテータを務めていただいています。また、「機械の日」行事として国立科学博物館で開催される「夏休みサイエンススクエア」に「夏休みおもしろメカニカルワールド」を企画し、将来を担う小学生に機械技術の面白さを伝えています。
所属および世代を越えた交流は、各ブロックにおいても地域の特色を活かし地域社会への貢献を加味した独自の形で活発に進められています。今年度は各ブロックにおける活動の具体的な様子を、本誌「メカトップ関東」においてご紹介していきたいと考えています。また、支部長として各ブロックの活動にも可能な範囲で参加し、関東支部の皆様との交流を深めて参ります。
関東支部の活動に対し、会員の皆様のこれまで以上のご理解、ご協力、ご支援を賜りたく、この1年間よろしくお願い申し上げます。

歴代支部長挨拶