『ブロック活動と支部活動』 第12期関東支部・支部長 埼玉大学 佐藤 勇一 |
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関東支部は機械学会の全会員の約半分の人数を擁しており、その活動は学会全体にも大きく影響いたします。関東支部としては11年の歴史ではございますが、他の支部とは少し異なり、その活動は支部内の8つのブロックの活動に大きな特徴があります。その活動に関しましては、参加者が数百人あるいは、1000人を超える企画が多数実現されており、心強く感じております。今後とも、各ブロックにおきまして様々な企画を実施していただき、地域の様々な企業の方々との連携の推進、学生、女性、若い方々を対象とした活動を展開していただきたいと考ております。 会員の増強は支部の重要な活動のひとつといえます。ブロックの企画の中で小中学生を対象にしたものも数多く見られ、そのような方を対象としたジュニア会友も着実に増加しています。ジュニア会友の親(かなりの方が本会の会員と考えられますので)に、更に積極的なご参加をお願いするのもよいのではないかと考えております。また、企業にお勤めの会員の中には学生のときに学会に入会され、その後も学会と積極的に関ってこられた方も多くおられます。我々大学に勤めるものも、学生の入会に関してはこのようなことも考えるべきかと思います。 しかし何と言っても、会員にとって学会が魅力あるものとなるためには、より多くの会員が喜んで参加できる企画が必要で、その中で、会員相互の交流がより活発化することが重要と考えます。マルチン・ブーバーの言葉「始めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くある」は、支部活動においても同じではないでしょうか。 昨年度は支部で企画開催いたしましたJABEE(日本技術者教育認定機構)に関連したセミナーには多くの方にご参加頂きました。このように会員が求めるものを的確に把握し、それを提供する努力も必要と考えております。本年は国際物理年にちなみ学会本部および電気学会と協力し上野の国立科学博物館におきまして「おもしろメカニカルワールド」を8月2日〜14日まで開催いたします。子供はもとより誰もが楽しみながら科学技術にふれ、学べる場を実現する活動としたいと考えております。多くの方のご参加を願っております。 最後に、関東支部を交流の場としていただくためにも、会員の皆様の御提言と、多くの企画へのご参加をお願い申し上げます。 |