本講演会では,とくに製造業におけるいくつかの技術シーズの応用と発展の可能性について,広島地区に最近着任した若手研究者にご講演頂きます.
2021年12月07日(火) 15:00~16:40
WebExを用いたオンライン開催
広島大学オープンイノベーション事業本部
15:00~15:50 【講演1】 周期/非周期分離が実現するロボットの精密制御・柔軟制御・異常診断
村松 久圭 氏
広島大学 大学院先進理工系科学研究科 機械工学プログラム 助教
ロボットや自動機械を取り巻く状況において,周期性と非周期性はあらゆる場面に現れ,これを分離・制御・診断する技術があらゆる産業に
おける課題を解決すべく研究されている.本講演では,周期運動を行う産業用ロボットの精密制御を阻害する周期外乱の問題,周期運動を
行いつつ人間との非周期的な接触の危険性がある協働ロボットの問題,周期的な正常製品群に紛れ込む非周期異常製品の検出問題に関して,
周期/非周期分離に基づく研究を紹介する.
15:50~16:40 【講演2】 Ti合金およびAl合金の線形摩擦接合
崔 正原 氏
広島大学 大学院先進理工系科学研究科 機械工学プログラム 助教
線形摩擦接合(Linear Friction Welding : LFW)は、融点以下で接合が行われる固相接合であり、極めて短時間で接合が可能である。
このような特徴により、Ti-6Al-4Vで作製された継手が航空機分野で実用化されている。しかしながら、Ti合金のβトランザス温度以上で
接合が実施されるため、接合領域でラメラ組織およびマルテンサイト組織が形成し、継手の機械的性質が低下する。そこで本研究では、
βトランザス温度以下でTi合金のLFWを検討することを目的とした。また、Al合金の接合を行い、Al合金継手に対する実用化の可能性も
検討した。
無料
https://forms.gle/ThmFFsTaU7BXFgTq9 からお申し込みください.
お申込み頂いた方に参加のためのURLを後日お送りします.
2021年12月06日(月).定員(100名)に達しなかった場合は、当日まで受け付けます.
広島大学 菊植 亮 kikuuwe@hiroshima-u.ac.jp
日本機械学会中国四国支部 事務局 cs-staff@jsme.or.jp