2018年11月10日(土)13:30~14:50
愛媛大学 城北キャンパス 共通講義棟A 4階 共A45教室
[愛媛県松山市文京町3番]
川北 昇司氏 (気象庁 松山地方気象台 観測予報管理官)
市民のみなさん (中学生以上が理解できる内容です。)
無料 (事前申込み不要)
一般社団法人 日本機械学会 中国四国支部
愛媛大学 工学部 機械工学科 事務係
電話:(089)927-9743
明日の天気は太古の昔から人々の大きな関心を引いてきました。それは干ばつや河川の氾濫など
人の生活にかかわる身のまわりのことに大きな影響を与えるからでした。そのことは現代でも変わらず,
天気は,工業も含めて人間の経済活動に多大な影響をもたらします。近頃は,地球温暖化の影響もあり,
夏の猛暑や豪雨,竜巻など少し前には考えられなかった気象現象が多発していることはみなさんもよく
ご存じのことでしょう。天気を適切に予測することは人間の活動を円滑にすすめるにはますます重要になっているのです。
天気の予測には人々の経験がかつてから重用されてきました。昨今ではスーパーコンピューターによる
地球規模の予測が可能になっており,それに経験や観察を加えて天気を予測しています。また遠い将来に
地球の温暖化がどこまで進むのかの予測も可能になっています。この講演ではとくに地球規模の大気の
運動と熱の出入りを中心に,天気を正確に予測しようとする試みについて紹介します。
また,天気による災害を防ぐ防災についてもお話しします。