シニア会
◆ 中国四国支部シニア会 第6回講演会の報告と感想 ◆

        日本機械学会中国四国支部シニア会 第6回講演会の報告

1 日時: 令和2年11月13日(金)10:00~11:15
2 講師: 相田 清 氏
      三菱パワー(株)プロジェクトマネジャー
      (令和2年度 機械学会 商議員)
3 オンライン講演開催場所: 三菱パワー株式会社 呉工場会議室(所在地:呉市宝町6番9号)
               よりオンラインにて配信
4 参加者数: 19カ所より27名+α(当日に複数名参加した拠点があるため)
5 内容:
 佐藤シニア会副委員長より、開会の挨拶と事務連絡がありました。それに引き続き、相田氏より講演が行われました。 将来、 発生可能性が高いと予測されている南海トラフ地震などの大地震に対応するため、火力発電用ボイラーの耐震強度を向上させる 構造や既設ボイラの強化方法に関して、過去の地震時の損傷事例などを紹介しながら、判りやすい説明がありました。また、 講演の後に、5,6名の参加者より質疑があり、活発な意見交換がなされました。
 シニア会として、初めてのオンラインセミナーでしたが、支部圏外の富山県からの参加や、学生の参加もあり、どこから、 誰でも参加できるというオンラインのメリットを感じました。また、ハード面のトラブルもなく、予定通り、無事に終えることが できました。
 例年、支部学生研究発表会時に実施しておりますシニア会特別講演会も来年度はオンラインで実施することを計画しております。 コロナ禍で、なかなか顔を合わせる機会がありませんが、オンラインを利用し、いくつかの行事を遂行していこうと思っております。
 最後になりましたが、今回のセミナーを実施するに当たり、三菱パワー(株)様の大変な御協力を頂きましたことに、 お礼を申し上げます。


        火力発電用ボイラの耐震補強技術に関する感想
                      広島大学大学院 博士後期課程 1 年  しん文静
 2020 年 11 月 13 日に三菱パワー株式会社 相田 清様の「最新の耐震補強技術による火力発電用ボイラの構造健全性維持」についての 講演会に参加しました.今年は新型コロナウイルスの影響でオンラインで開催されました.
 講演では,過去の地震による被害を例とし,ボイラおよび付属設備の耐震補強技術を説明して頂きました.私は現在油焚きガスタービン 燃焼器における二流体噴射弁の微粒化特性について研究しており,耐震補強技術とあまり関係がありませんが,専門以外の知識を広げる ために相田様の講演を聞きました.私の故郷(中国の内モンゴル)では地震が非常に少ないです.そのため地震にあまり関心を持って いませんでした.来日してから毎年何回も地震があり,地震対策が大事だと気づきました.しかし,発電用ボイラは巨大であり, 地震対策方法について想像がつきませんでしたが,今回の講演により深く理解できました.ボイラは直 接地面に置いてあるわけではなく, 支持鉄構によって吊下げられてあります.支持鉄構とボイラの間に鋼製ダンパを設置してあり,鋼製ダンパによってボイラの振子運動を 抑えています.しかし,鋼製ダンパのエネルギ吸収と寿命も課題であり,新たに粘性流体ダンパが提案されました.さらに,鉄骨構造の ひとつブレースにもダンパが用いられていることも知りました.日本は自然災害が多いですが,それを克服するための様々な技術が 発展していること に感銘を受けました.
 今回の講演会に参加して巨大なボイラの地震対策方法について理解ができ,詳細をもっと知りたくなりました.今後チャンスがあれば, 是非実際の火力発電所を見学したいと思います.最後にこの貴重な講演をして下さった三菱パワー株式会社相田 清様,大学で指導いた だいている西田先生,機械学会の皆様には感謝を申し上げます.  以上
             (しんさんの漢字は、「刑」の左側とおおざとを組み合わせたもの)

◆ 中国四国支部シニア会 第6回講演会(WebEX講演会)の開催について ◆

                                令和2年10月5日


     日本機械学会中国四国支部シニア会 第6回講演会の開催について

                         日本機械学会中国四国支部シニア会
                               会長  山本 幸男
                       (事務局:日本機械学会中国四国支部)

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素より会の運営等で、格別のご高配をいただき厚くお礼申し上げます。
 さて、首記の第6回講演会を下記の通り開催します。今回は、火力発電用ボイラの耐震
補強技術に関する講演です。関心のある学生さんなどにも展開頂き、多くの方の参加を
期待いたします。
 ご参加につきましては、10月30日(金)までに、氏名・所属・連絡先(電話番号・
E-mail)・会員資格をE-mailまたはFAXにてご連絡くださいますようお願いいたします。
                                      敬具
                      記
1 日 時  令和2年11月13日(金)10:00~11:30

2 講演形式 WebEXを用いたリモート講演会 (別途,URLは参加者の皆様に送付予定)

3 開催場所 三菱パワー株式会社 呉工場会議室(所在地:呉市宝町6番9号)

4 内 容
 1)会長挨拶・講師紹介:10:00~10:05

 2)講演:10:10~11:30(質疑応答を含む)

     (仮題) 最新の耐震補強技術による火力発電用ボイラの構造健全性維持

   講師:相田 清 氏
   職歴 バブコック日立 呉研究所で、ボイラ設備の機械振動・流体関連振動・耐震他に
      関する主任研究員
      英国インペリアル大学(Imperial College London)で、機械工学科の客員研究員
   現職 三菱パワー 呉サービス部で、ボイラの耐震補強に関するプロジェクトマネージャー
    〃  広島工業大学 工学部で、機械力学系の応用分野(耐震工学)に関する非常勤講師

  講演概要:
   兵庫県南部('95),東北地方太平洋沖('11)及び北海道胆振東部('18)と大規模地震が
  多発し,さらに南海トラフ震源の巨大地震も確実視されています。一方,地球温暖化を
  契機とした低炭素化・脱炭素化の動きに拍車がかかるなか,火力発電用ボイラは今後も
  我国の電力供給を担う不可欠のインフラ設備であり,制能向上への取組が行われています。
  耐震性能の向上という観点においても,三菱パワーは前身のバブコック日立の時代から,
  耐震補強技術の開発と改良を続けてきました。今回は,いずれも新型の制振ブレースや
  制振ダンパ等の耐震補強技術の最先端をご紹介します。

5 11:35~11:55 シニア会支部活動に関する意見交換

6 申込先 日本機械学会中国四国支部
        E-mail:cs-staff@jsme.or.jp
        電話&FAX:082-424-7533

※参加費無料です。
◆ 開催方式および注意事項 ◆

■本講演会は,WebEX を利用してオンラインで開催致します.
■参加者による,静止画/動画撮影,録音は禁止です.「レコーディング」ボタンで録音することは
 法律で禁止されています.
■当日発表の音声,スライドの著作権は発表者に帰属します.
■参加申込者には申込締切日後にURLをお送りいたします.
■必要なもの
・視聴用のパソコン *必須
・イヤホンまたはスピーカー(PCに内蔵されているもので構いません)*必須
・マイク(質問をする際に必要となります)
・有線または無線ブロードバンドのインターネット接続  *必須
■参加のための技術的なサポートはできませんので,ご了承下さい.
■機材の事前準備と動作確認をした上でご参加下さい.
■WebEXの事前テスト方法   以下から各自でご確認下さい.
https://www.webex.com/ja/test-meeting.html
 

◆ 中国四国支部シニア会 第5期(令和元年度)報告 と第6期(令和2年度)計画◆

日本機械学会中国四国支部シニア会 会員各位

                          日本機械学会中国四国支部シニア会
                                会長  山本 幸男
                        (事務局:日本機械学会中国四国支部)

拝啓、時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、3月5日に予定しておりましたシニア会総会ならびに特別講演会、技術同好会は、
新型コロナウイルスの影響を勘案し、残念ながら中止いたしました。
 上方に第5期報告と第6期計画 (PDF)を掲載しますのでご確認ください。シニア会も
今年で6年目となりますが、皆様の御協力により、次第に軌道に乗ってきつつあります。
 今年度も種々のイベントを実行して参りますので、多くの御参加をお願いいたします。
                                      敬具

開催中止2020.2.26◆ 中国四国支部シニア会 第6期総会および特別講演会のご案内 ◆


3月5日シニア会イベント中止のお知らせ
新型コロナウイルス感染症が拡大してきている現状を考慮し,
3月5日(木)日本機械学会 中国四国学生会 第50回学生員卒業研究発表講演会
3月6日(金)日本機械学会 中国四国支部 第58期総会・講演会
の開催を中止が決定されました.

これに伴い、3月5日に予定されておりました中国四国支部シニア会総会、
特別講演会、技術交流会も中止といたします。

なお、令和2年度活動計画につきましては、後日実施されます支部商議員会
(Web審議)にて承認され次第、実行していきます。
誠に残念ではございますが、ご理解の程、宜しお願い申し上げます。

追伸: 特別講演会を会員外に展開された方は、中止連絡を徹底ください。


開催日  2020年3月5日(木)
会 場  広島大学 東広島キャンパス 工学部
      (広島県東広島市鏡山1-4-1)

シニア会 第6期総会
  日時 3月5日(木)12:10~12:30
  会場 広島大学工学部 219講義室
  議題 (1)第5期(2019年度)活動報告・決算
      (2)第6期(2020年度)役員の選出
      (3)第6期活動計画・予算
      (4)その他

特別講演会
  日時 3月5日(木)13:05~14:05
  会場 広島大学工学部 220講義室
  題目 「ものづくりへの飽くなき挑戦」
  講師  川崎 宏治 トヨタ自動車(株)トヨタZEVファクトリー 主査

<講演概要>
  ものづくりをテーマにこれまでに開発した数々の作品の紹介やアカデミックで発表してきた 研究成果等を含めてそのアイディアや機構の紹介及び開発への考え方などを紹介します.
  また、ものづくりを支えるディープな趣味の世界を紹介し、アイディア創出に対して 大切にしていることなどをお伝えします.

参 加 費 無料

申込方法 事前申込み不要,直接会場にて受け付けます.

問合せ先 日本機械学会中国四国支部/電話(082)424-7533/E-mail:cs-staff@jsme.or.jp

そ の 他  特別講演会はシニア会メンバーに限らず、広く一般の参加を希望します.同会場にて開催の中国四国学生会第50回学生員卒業研究発表講演会に参加の教員,学生の皆さまも是非ご参加下さい.
                               

◆ 中国四国支部シニア会 第5回講演会の報告 ◆

        日本機械学会中国四国支部シニア会 第5回講演会の報告

1 日時 令和元年11月16日(土)15:00~16:50
2 場所 RCC文化センター 6階604室 (所在地:広島市中区橋本町5-11)
3 講演テーマ
  「30年後(2050年)のモビリティ社会に必要なもの
     -自動運転技術は高齢社会変革の鍵となるのか?-」

4 講師: 佛圓 哲朗 氏
        元 (株)マツダ株式会社
        現 香川大学 創造工学部 創造工学科 教授 

5 講演概要:
 講演前半は講師の佛圓教授が所属されている学科の紹介から始まり、自動車の電動化や 自動運転技術などの歴史を以前勤務されておられた企業の開発秘話をまじえながら、 講演された。現在、関心が高まっている自動運転技術の多くは、既に数十年前から 取り組まれ、日本も先行していたという大変興味深い内容であった。
 後半は、日本の将来予測(2050年)とモビリティの課題とクルマの進化の方向、 ならびに高齢化社会となる我が国の暮らしを豊かにするための基本理念と方策案についての解説があった。 人口減少、高齢化に対応するための精神的豊かさと自然との共生を目指した「和の社会」の考え方、 それを実現するための「対話と共創」による連携の重要性など、多岐にわたる内容であった。 聴講者からも数多くの質問がされ、活発な講演会となった。

◆ 中国四国支部シニア会 技術同好会「振動・音響合同」開催の報告 ◆

          技術同好会「振動・音響合同」開催報告

 場 所 RCC文化センター会議室(広島市)
 参加者 8名

以下、敬称を廃し「さん」で統一します。

今回の話題提供の1件目は、
バブコック日立(株)OBの秋山巌さんによる
「発電用ボイラにおけるマルチスパッド型ガスバーナの燃焼振動」でした。
研究は秋山さんの学位論文となったものですが、その後の自他の燃焼振動理論を俯瞰し、問題点を指摘しました。
フロアからは、NOx高濃度発生条件との相関や、岡山・吉備津神社の釜鳴神事との関連について質問が出ました。
燃焼振動は複雑で奥深く、その理論も決定打になかなか至らぬところもあり、秋山さんのライフワークにもなっています。
その<老驥伏櫪>の精紳は、我々シニアの鑑にも思えます。
今後の研究成果に期待したいと思います。

もう1件の話題提供は、シニア会会長の山本幸男さんの
「最近の金属3Dプリンタ技術の進展」です。
3Dプリンタ(積層造形)技術の進歩と幅広い普及は顕著であり、最早普通の手法といっても良いぐらいですが、 課題も多く解決へのアプローチが待たれるのも実情でもあります。
山本さんは金属3Dプリンタ技術の情報収集を行っていて、その結果をもとにフロアの参加者と意見交換を行いました。
今回はイントロダクションのみで、時間切れとなってしまいました。
内容の詳細は、次回に再度山本さんに相談することにしました。

次回の同好会は、2020年3月5日(木)広島大学で実施の予定です。
ユニークな話題の提供と多くの皆様の参加をお待ちしています。
                                              (文責:佐藤一教)

◆ 中国四国支部シニア会 第5回講演会の開催について ◆

                                              令和元年 9月24日


       日本機械学会中国四国支部シニア会 第5回講演会の開催について

                                     日本機械学会中国四国支部シニア会
                                               会長  山本 幸男
                                    (事務局:日本機械学会中国四国支部)

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素より会の運営等で、格別のご高配をいただき厚くお礼申し上げます。
 さて、首記の第5回講演会を下記の通り開催します。今回は、30年後のモビリティ社会に関する
講演です。関心のある学生さんなどにも展開頂き、多くの方の参加を期待いたします。
 また、講演終了後に講師を囲む交流会をご用意しました。こちらも奮ってご参加の程、お願い申し
上げます。
 ご参加につきましては、11月5日(火)までに、氏名・所属・連絡先(電話番号・E-mail)・会員資格
(シニア会員・他)・講師を囲む交流会への参加・不参加の別をFAXまたはE-mailにてご連絡くださ
いますようお願いいたします。
                                                         敬具
                      記
1 日 時  令和元年11月16日(土)15:00~16:50 (開場:14:45)

2 場 所  RCC文化センター 6階602室
        (所在地:広島市中区橋本町5-11,TEL:082-222-2277)

3 内 容  
 1)会長挨拶・講師紹介:15:00~15:05

 2)講演:15:10~16:30
       「30年後(2050年)のモビリティ社会に必要なもの
        -自動運転技術は高齢社会変革の鍵となるのか?-」
   講師:佛圓 哲朗 氏
       元 マツダ株式会社
       現 香川大学創造工学部創造工学科 教授 
           レジリエンス・デザイン領域 領域長
   講演概要:
    30年後(2050年)のモビリティ社会における自動運転技術を取り上げ、クルマの開発の歴史と
   連動した開発の裏話を紹介した後、自動運転技術を人間中心デザインの視点から再構成する
   ことによって、高齢社会の変革に一石を投じる可能性について解説します。

 3)定員: 30名(先着順)

 4)講師を囲む交流会(希望者):17:30~2H程度
                     (場所:広島駅南口周辺を予定,会費:4,000円程度)

4 申込先 日本機械学会中国四国支部
        E-mail:cs-staff@jsme.or.jp
        電話&FAX:082-424-7533

※講演会のみ参加の場合は参加費無料です。
 参加申込みは11月14日(木)まで引き続き受付けます。お誘い合わせのうえ、ご参加ください。

◆ 中国四国支部シニア会 令和元年度企業見学会の感想 ◆

                     三井E&Sマシナリー見学感想

 2019年7月19日に株式会社三井E&Sマシナリーを見学しました。
 私は広島大学流体工学研究室でガスタービンエンジン用の二流体噴射弁を研究しており,ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等にも 興味があります。さらに知識を広げるために今回の見学会に参加しました。
 今回は企業説明と工場見学の二つの内容でした。企業説明では船用ディーゼルエンジンの回転数、最大馬力(10万)、年間生産量、 海外との貿易関係等を説明して頂き、まだNOx削減のための新型TCT過給機を紹介して頂きました。工場見学の時は以下のことで非常に 驚きました。私の故郷は中国の内モンゴルなので,子供の頃から船と接触するチャンスがほとんどありませんでした。今回初めて船用の ディーゼルエンジンを見ました。想像以外の大きさでした。高さは10m以上あると思います。それで、是非このエンジンを搭載する船に 乗ってみたくなりました。自動車もディーゼルエンジンを使用していますが、船用ディーゼルエンジンと全然違う感がしました。 初めは巨大なエンジンなので、作るのは非常に大変だし,現場で工員さんが多いだろうと思っていました。しかし、実際の工場現場では 働いている工員さんがあまりいなく,ほぼ自動化された機械でエンジンが作られていることも驚きでした。また仕上げたエンジンを船に 載せて国内外へ輸送しているということでした。
 今回の見学会から、ディーゼルエンジンと聞いたら、小さいというイメージだけでなくて巨大という言葉も頭の中に浮かんで来るように なりました。まだ船用ディーゼルエンジンについてもっと詳しく知りたくなりました。最後にこの貴重なチャンスを作って下さった 三井E&Sマシナリーの皆様、指導いただいている西田先生、機械学会の皆様には感謝を申し上げます。

                                          広島大学 修士課程2年 しん文静
                           (しんの漢字は、「刑」の左側とおおざとを組み合わせたもの)


                     ディーゼルエンジン工場を見学して

 2019年7月19日株式会社三井E&Sマシナリー様の見学に参加させていただきました。私自身が船舶のエンジンについての知識が全く なかったので、今回の見学会は新鮮なものでした。
 この見学会に参加しようと思ったきっかけは、小学校での自動車工場見学や空港の飛行機くらい園児を見たことがなく、船については 見たことがなかったからです。学部生ではありますが、燃料の微粒化を研究テーマとしていてエンジンにはとても興味があり、参加させて いただきました。
 工場の見学でまず驚いたのは、工場の規模もエンジンも想像をこえて大きかったことです。高さが10mを超えるディーゼルエンジンは かなり迫力がありました。また工場の設備もそれに合わせて、目測ですが30mほどあり、トンネルのようでした。疑問に思ったのは、 工場の立地が自然豊かなところで、太平洋側やもっと都会の方に移設した方が良いのではないかということです。しかし、重量が1000トン にもなるエンジンを運ぶクレーンや直接船に積み込める施設など十分に機能がそろったこの工場を再建するのは難しいだろうし、 この工場でなければ船舶用エンジンは作れないだろうと思いました。
 三井E&S様の企業説明では、私たち学生のためもあってか排気量の話や海外の船舶用エンジンメーカーの話など世界の船舶事情も説明して いただき、船舶について基本的な知識を得ることが出来ました。IMOで採用しているGHGの排出量を2050年までに50%削減するという課題に ついては、対応可能な燃料の開発がメインになるとのことでした。私の研究テーマも噴霧に関わるものですが、世界的な課題に役立つの かなと思いました。
 今回の見学会では、巨大なディーゼルエンジン、そして世界の情勢を学ぶことが出来ました。このような貴重な機会を紹介してくださった 機械学会シニアの皆様、そして見学会を設けてくださった三井E&Sマシナリー様に感謝申し上げます。

                                          広島大学 4年 柏原百合菜


◆ 中国四国支部シニア会 令和元年度企業見学会の報告 ◆

        令和元年 機械学会中国四国支部シニア会 企業見学会報告

訪問企業:株式会社三井E&Sマシナリー岡山(岡山県玉野市玉3丁目1-1)
       同社の船舶用ディーゼルエンジン工場
訪問日: 7月19日(金)

参加者:15名 事前申し込み18名 (3名キャンセル)
     内訳: シニア会員7名、広島市立大5名(教員2名、学生3名)、広島大学生3名

内容:
 台風による前日の大雨で、見学会開催が危ぶまれたが、当日はなんとか小康状態になり、無事開催することが出来ました。 翌日は再び、豪雨警報が発令されるなど、誠に幸運だったとしか言いようがありません。 まず、最初に会議室にて、 三井E&Sの大津正樹理事(元 支部長)より、造船業界の動向や技術開発動向の詳細な説明を頂きました。 学生さんを始め、皆さん真剣に聞いておられました。その後、マイクロバスに乗り、ディーゼルエンジン工場に移動し、 エンジンの加工や組み立て工程などを見学をしました。舶用エンジンの大きさには、想像以上のものがあり、見学者全員、 驚嘆しておりました。見学終了後、再び、会議室に戻り、質疑応答を行いました。舶用エンジンの電動ハイブリッド化や 電子制御化の質問など、活発に意見交換をしました。約2時間余りの見学会でしたが、充実した内容に、皆さん満足し、 雨の中帰路に着きました。
 なお、見学会実施にあたっては、大津理事様に事前準備から大変ご尽力を頂きました。お礼を申し上げます。
 また、若い方にものづくりの面白さを知っていただくことに軸足を置き、見学会を今後も継続していく所存です。 ご要望等をシニア会までお寄せください。

◆ 中国四国支部シニア会 令和元年度企業見学会の開催について ◆

 ※※※見学会参加の募集は締め切りました。 [ 7月 5日(金)]
                                                 令和元年5月22日

       中国四国支部シニア会 令和元年度企業見学会の開催について

                                         日本機械学会中国四国支部シニア会
                                          運営委員長(会長) 山本 幸男
                                        (事務局:日本機械学会中国四国支部)

 株式会社 三井E&Sマシナリーの企業見学会を開催することとなりました。下記の要項で実施しますのでご参加ください。
 なお、同業者の方は御遠慮お願いします。締切日後に見学先に参加申込者名簿を提出し、見学の可否をご確認いただきます。 所属により、直前にお断りの連絡をすることもありますので、予めご了承下さい。
 企業見学会に参加されたい方は、氏名,所属(大学名、企業名、元○○),会員資格(学生員、正員、シニア会員、その他), 連絡先(E-mail,電話番号,FAX番号,住所など)をご記入の上、7月5日(金)までにE-mailまたはFAXにてお申込みください。

                      記
1.訪問日:令和元年 7月19日(金)

2.訪問企業:株式会社三井E&Sマシナリー
          同社の船舶用ディーゼルエンジン工場を見学します。

3.企業所在地:岡山県玉野市玉3丁目1-1

4.集合場所:両備バス 日の田門バス停

5.集合 間:午後1時15分厳守 午後1時20分に入門。

6.見学予定時間:午後1時30分~3時30分 (約2時間)

7.定員:20名 定員になり次第、締め切ります。
      なお、同業の方のご参加はお断りいたします。

8.参加費:無料

9.交通手段:JR岡山駅からの場合
         両備バス瀬戸内マリンホテル行き(東口バス停②乗り場)に乗車。
         (三井造船正門の次)日の田門バス停で下車。(添付参照

       ※駐車場スペースがありませんので、車での来場はご遠慮ください。

10.問い合わせ・申込先
     日本機械学会中国四国支部シニア会事務局 福原
    E-mail:cs-staff@jsme.or.jp
    電話&FAX:082-424-7533

◆ 中国四国支部シニア会 第5期総会の報告 ◆

第5期総会 報告

 日本機械学会中国四国支部シニア会第5期総会を下記の通り開催し、
5期計画が承認されましたのでお知らせします。
また、シニア会運営委員であり、中国四国支部第57期支部長に就任されます佐藤委員より
今後、一層、支部幹事会との連携を密にして、新たな活動策を検討していきたいとの激励の
御挨拶を頂きました。
 日 時 平成31年3月6日(水)12:35~12:55
 会 場 山口大学 工学部 D11講義室
   次 第
 一.開会
 一.シニア会会長挨拶 
 一.議案
 (1)第4期活動報告・決算 
 (2)第5期役員の選出 
 (3)第5期活動計画・予算 
 (4)第57期支部長に就任予定の佐藤様ご挨拶
 (5)その他 
 一.閉会
  参加者数:13名

第1回運営委員会 報告

  総会に引き続き、第1回運営委員会を開催し、以下の議案について討議した。
 それぞれ、分担を決め、継続検討を進めていくこととなった。次回運営委員会は企業見学会時に実施する。
  日 時 平成31年3月6日(水)13:00~13:25
  会 場 山口大学 工学部 D11講義室
 一. 議案
 (1)企業見学会の開催時期、候補
 (2)第6期特別講演会 講師候補
 (3)講演会開催時期、候補  11月中旬 RCC文化センター 
    講師 香川大 教授 佛圓哲郎
 (4)シニア同好会 講演会と同日に開催
 (5)その他 (技術支援依頼対応など)
 一. 閉会

◆ 中国四国支部シニア会 同好会「振動・音響」「材料・加工」開催 ◆

        日本機械学会中国四国支部シニア会 同好会「振動・音響」「材料・加工」開催

3月6日、山口大学・常盤キャンパスの一室で、シニア同好会を開催しました。参加者は8名。

今年から「材料・加工」の同好会も発足し、そのキックオフを「振動・音響」と合同で実施しました。
発起人の山本さんから趣旨の説明があり、モノを扱う立場から幅広く議論しようという方向になりました。
テーマの一例は、廉価な素材の表面を高機能化する技術です。もう一件、金枝さんから骨穿孔用工具
の課題の紹介もありました。

次いで、森田さんが「加振力がわからなくても振動応答を予測できる手法の提案」を発表しました。
翌日の新しい「産官学連携特別セッション」におけるプレゼンの予行的な位置づけで、応用できそうな
事象の候補等について意見交換しました。特に、森田さんの手法による<効果>が定量的にわかれば、
ニーズも具体化してくるはず、というコメントが出ました。

3件目は、佐藤が「山斜面崩壊発生のクライテリオン」と題して、独断的な見解を述べました。
学生時代に齧ったという材料強度学に託けて、斜面の崩壊も滅多矢鱈に生じるわけではなく、人工物も含めて
「切り欠き」「介在物」に相当する物が山斜面にも存在し、それらが起点になる可能性を指摘しました。
「もっと色んな条件で生じる」「土木や土質の専門家に任せた方がよいのでは?」という至極もっともな意見もありました。

シニア同好会は、「晩学といえども碩学に昇る」「老当益壮」という精神で今後も開催していきますので、気軽に参加をお願いします。
尚、所属や肩書は省略しました。

(文責:佐藤一教)

◆ 中国四国支部シニア会 同好会「振動・音響」と「材料・加工」の合同開催について ◆

                                              平成31年2月14日

シニア会同好会「振動・音響」と「材料・加工」を下記のとおり合同開催いたします。
事前申し込みは不要ですので、時間がありましたらお気軽に覗いてください。
よろしくお願い申し上げます。
                      記
日 時:平成31年3月6日(水)15:00~16:00

場 所:山口大学工学部 D11講義室 〔山口県宇部市常盤台2-16-1〕
    (シニア会総会の会場です。)

テーマ:
1 加振力がわからなくても振動応答を予測できる手法の提案/森田さん
2 同好会「材料と加工」発足の趣旨説明/山本さん
3 山斜面崩壊開始のクライテリオン/佐藤さん
4 その他飛び入り歓迎

参加申込:不要

問合せ先:日本機械学会中国四国支部

◆ 中国四国支部シニア会 第5期総会および特別講演会のご案内 ◆

開催日  平成31年3月6日(水)
会 場  山口大学工学部 D11講義室
      (山口県宇部市常盤台2-16-1)

シニア会 第5期総会
  日時 3月6日(水)12:35~12:55
  会場 山口大学工学部  D11講義室
  議題 (1)第4期(2018年度)活動報告・決算
      (2)第5期(2019年度)役員の選出
      (3)第5期活動計画・予算
      (4)その他

特別講演会
  日時 3月6日(水)13:30~14:30
  会場 山口大学工学部  D11講義室
  題目 「脳科学に基づく感性イノベーションとモノづくり
       ~感性・知覚の可視化のモデル化とその社会実装~」
  講師  農沢 隆秀 広島大学 感性イノベーション研究推進機構 機構長
                (マツダ(株)技術研究所 技監)

<講演概要>
  広島大学COI「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」では,最新の脳科学を活用した, 人と人,人とモノを繋ぐ感性・知覚の可視化を進めている.人の"ワクワク感"等の感性や知覚を リアルタイムに可視化することができれば、多様な感性情報を類型化するユーザーモデルと組み 合わせることで,個人の感性に対応した新しい「ものづくり」や「サービス」が可能になる。 本講演では,基礎研究を社会実装に結び付ける感性・知覚の可視化のモデル化とその社会実装の 取り組みについて紹介する.

参 加 費 無料

申込方法 事前申込み不要,直接会場にて受け付けます.

問合せ先 日本機械学会中国四国支部/電話(082)424-7533/E-mail:cs-staff@jsme.or.jp

そ の 他  特別講演会はシニア会メンバーに限らず、広く一般の参加を希望します.同会場にて開催の中国四国学生会第49回学生員卒業研究発表講演会に参加の教員,学生の皆さまも是非ご参加下さい.
                               

◆ 中国四国支部シニア会 第4回講演会「山口県の歴史と産業」の報告 ◆

        日本機械学会中国四国支部シニア会 第4回講演会「山口県の歴史と産業」の報告

 11月17日土曜日、広島市のRCC文化センターにおいて講演会を開催しました。
講師の高井英夫さんは、日立製作所・笠戸工場のOBで、現役時代は長く鉄道車両の設計者 及び製造技術者として活躍し、現在は技術士の資格を活かし、技術士事務所を運営するとともに、 高等専門学校の講師としても活躍しています。
 今回は、御自身の現役時代の業務とは無関係で、もともと関心をお持ちであった地質学の知識を土台として、 現役を退いた後に調べ上げた成果を講演いただきました。その内容は、 日本列島の成り立ちを太古の地殻・地質形成の視点で俯瞰するところからスタート。 中~近世、力を付けた武族が跋扈し始め、そして大名として地域の殖産を図る時代。 明治維新以降近代化の中での石炭・鉱業や化学工業の勃興。 戦後高度成長期における瀬戸内海沿岸のコンビナートの発展、そして現代。
山口の礎のひとつである産業技術の隆盛や変遷について、ひとりの技術者の視点で審かにしようとした試みであって、 内容は多岐に亘り、幅広いものでした。
 山の真砂土(まさど)が崩れ、所謂「暴れ川」に流入し、それが海岸を埋め立て、「沼井(ぬい)」と呼ばれる 砂浜が塩田となり、時を経て製塩業が廃れた後の広大な跡地が近代の工業用地として生まれ変わった。
これが山口の産業史の骨格として捉えることができそうです。
 現役時代の「本業」から離れた領域を独力で踏走してみようという高井さんのチャレンジは、 私達シニア世代にとって大いに示唆に富みそして励みになるものとなりました。
 フロアからは多くの質問が出て、それらのやりとりによって高井さんの発表内容はさらに興味深いものとなりました。
 聴講者は13名とあまり多くはありませんでしたが、自主セミナーあるいは懇話会といった自由な雰囲気が実現し、 シニア会としてひとつの理想が実現したかもしれません。
 当然の如く、議論に夢中となり会場の様子の写真撮影を同好会に引き続き忘れてしまいました。
 終了後、広島駅ビルのビアホールへ場所を移し、講師の高井さんを囲む懇親会を催しました。
                                                     (文責:佐藤一教)

◆ 中国四国支部シニア会 技術同好会「振動・音響」の報告 ◆

          技術同好会「振動・音響」 報告

 11月17日土曜日、広島市のRCC文化センターにおいて開催しました。
参加者は11名、時間は約1時間です。
 まず森田茂さんが、D&D2018に参加された印象を述べ、そこで発表した御自身の研究 「加振力推定不要の構造変更後の直接応答予測」を紹介しました。その要旨を以下に添付します。 加振力に関して歯車スペシャリストしか辿りつけぬとされる減速機やエンジン材料選定の 検討シーンに役立つのではないか、という意見が出て、森田さんは適用可能な具体的課題を 抽出してみることになりました。
 次いで杉原毅さんが「自動車の車内騒音」について課題提供し、これまで室内空洞共鳴抑 制については懐疑の目で見る向きもあったシート状吸音材の活用について報告しました。 カーユーザーあるいは単なる乗車者の立場からは、カーメーカーの細部へのこだわりと適用 技術の高度さには感銘を受けました。
 今回は、上記2件の質疑応答や議論が大いに盛り上がり、会の様子の写真撮影を失念して しまう程でした。
そのような調子ですので、あっという間に時間切れとなり、予定していた秋山巌さんの 「燃焼の振動・音響理論」と佐藤の「豪雨災害時における山斜面崩壊発生のクライテリオン」 は次回3月の同好会のテーマとすることにしました。
 また、山本幸男さんの呼びかけで新たな技術同好会「材料・加工」の発足も決まりました。 所属や肩書きは省略し、全てフルネームを「さん」付けで一貫しています。
                                                     (文責:佐藤一教)

◆ 中国四国支部シニア会 同好会「振動・音響」の開催について ◆

                                              平成30年10月17日

シニア会同好会「振動・音響」を下記のとおり開催します。
 参加をご希望の方は、11月6日(火)までに、氏名・所属・連絡先(電話番号・E-mail)・
会員資格(シニア会員・他)をFAXまたはE-mail にて支部までご連絡ください。
 15時から開催の第4回講演会と合わせてのご参加をご検討いただければと存じます。
 よろしくお願い申し上げます。
                      記
1 日 時  平成30年11月17日(土)14:00~15:00

2 場 所  RCC文化センター 6階604室
        (所在地:広島市中区橋本町5-11,TEL:082-222-2277)

3 テーマ 
   杉原さん/車体構造と振動
   森田さん/D&D報告
   山本さん/材料と振動
   佐藤さん/山斜面崩壊発生のクライテリオン
   自由放談

4 申込先  日本機械学会中国四国支部 (E-mail:cs-staff@jsme.or.jp ,電話&FAX:082-424-7533)

◆ 中国四国支部シニア会 第4回講演会の開催について ◆

                                              平成30年10月5日


       日本機械学会中国四国支部シニア会 第4回講演会の開催について

                                     日本機械学会中国四国支部シニア会
                                               会長  山本 幸男
                                    (事務局:日本機械学会中国四国支部)

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素より会の運営等で、格別のご高配をいただき厚くお礼申し上げます。
 さて、首記の第4回講演会を下記の通り開催し、当支部地域の産業発展の歴史をご紹介します。
関心のある学生さんなどにも展開頂き、多くの方の参加を期待いたします。
 また、講演終了後に講師を囲む交流会をご用意しました。こちらも奮ってご参加の程、お願い申し
上げます。
 ご参加につきましては、11月6日(火)までに、氏名・所属・連絡先(電話番号・E-mail)・会員資格
(シニア会員・他)・講師を囲む交流会への参加・不参加の別をFAXまたはE-mailにてご連絡くださ
いますようお願いいたします。
                                                         敬具
                      記
1 日 時  平成30年11月17日(土)15:00~16:50 (開場:14:45)

2 場 所  RCC文化センター 6階604室
        (所在地:広島市中区橋本町5-11,TEL:082-222-2277)

3 内 容  
 1)会長挨拶・講師紹介:15:00~15:05

 2)講演:15:10~16:45 (活発な議論をお願いします。)
   「山口県の歴史と産業」
      高井 英夫 氏
        元 (株)日立製作所 笠戸工場
        現 高井技術士事務所 技術士(機械部門)
          大島商船高等専門学校 非常勤講師
   講演概要:
    太古の地殻形成から、維新以降近代化のなかでの石炭・鉱業や化学産業の勃興、
    戦後高度成長期における瀬戸内沿岸の石油化学コンビナートの発展、そして現代。
    山口の礎となった産業技術の隆盛や移り変わりについて、ひとりの技術者の視点で紹介します。

 3)定員: 30名(先着順)

 4)講師を囲む交流会(希望者):17:30~2H程度
                     (場所:広島駅南口周辺を予定,会費:4,000円程度)

4 申込先 日本機械学会中国四国支部
        E-mail:cs-staff@jsme.or.jp
        電話&FAX:082-424-7533

※講演会のみ参加の場合は参加費無料です。

◆ 中国四国支部シニア会 平成30年度企業見学会の報告 ◆

平成30年度企業見学会を開催

 8月30日(木)14:00~16:00、JFEスチール株式会社(福山地区)の製鉄所見学会を開催しました。
今回で3回目で、シニア会メンバー8名に加え、広島市立大学の学生1名、西部工業技術センター研究員 1名の計10名と小規模でしたが、参加者同士和気あいあいとした見学会となりました。
 最初、同社の見学センターにて,見学担当職員(女性)から見学コースの全体概要として、①DVD視聴、 ②製鉄所見学、③質疑応答と約2時間コースの説明を受けました。
 ①DVD視聴: 約20分ほどで会社概要、製鉄工程の紹介がありました。戦後、福山市沖を埋め立て でマツダスタジアムの約180倍の広大な敷地面積の製鉄所が作られたことや、多くの原材料(鉄鉱石、 石炭)がオーストラリアから輸入されていること、粗鋼生産では日本最大の製鉄所であることなどの 紹介がありました。
 ②製鉄所見学: マイクロバスで構内を移動し、主に「高炉」と「圧延工場」を見学しました。 構内敷地はマツダスタジアムの約180倍の広大な面積で、敷地内には道路、鉄道が縦横にめぐらされていました。  稼働中の「高炉」は4基あり、これも一工場では最大とのこと。その中で最大の「高炉」は高さ約100mもあり、 近くで見学するとかなり見上げるほどの高さでした。次に「圧延工場」を見学しました。工場内はとても暑く、 全長数100mはある、細長い工場の中に熱間圧延機が数10台並び、工場の端から真っ赤に灼熱した鋼材がローラー 上を時速80km/hで流れてくると、2,30m離れた見学者にもその放射熱で、なお一層暑くなりました。 工場内には作業員の姿は殆どなく、別室からの最先端の制御技術でほぼ全自動化されている、とのことでした。 圧延工程の最後は、数㎜まで薄くされた鋼板を、幅約1m、直径2mのコイルに全自動で巻取られる光景も圧巻でした。 そのコイルの温度もかなり冷却されているとは、まだ5、600℃あるとのことで驚かれました。「圧延工場」 見学のあとの構内移動中に、いくつか見かけた巨大な浄水器の紹介もあり、製鉄の過程で、大量に使用される 水は、その殆どは浄化して約90%は再利用されており、環境保全、省資源にも取り組んでいるとのことでした。
 ③質疑応答: 最初の見学センターに戻り、およそ30分ほど、見学担当職員から、参加者からの様々な質問に 答えていただきました。製銑、製鋼、圧延に関する技術的な質問だけでなく、通勤や福利厚生など職場環境に 関する質問にも、殆ど答えていただき、見学担当職員の豊富な知識に驚かされました。年間の見学者は、 福山地区だけでも、約7000人ほどあり、とくに夏休み期間は、小学生などの団体見学にも対応している、 とのことでした。
 最後に、小人数ながらも丁寧に対応してただきました、JFEスチール株式会社(福山地区)見学センターの 担当者の皆様に深謝申し上げます。
 今後も、興味深い工場などの企業見学会を計画してまいりますので、シニア会員等の皆様のご参加を お待ち申し上げます。
(文責 杉原)

◆ 中国四国支部シニア会 平成30年度企業見学会の開催について ◆

                                              平成30年7月27日

       中国四国支部シニア会 平成30年度企業見学会の開催について

                                      日本機械学会中国四国支部シニア会
                                              会長  山本 幸男
                                    (事務局:日本機械学会中国四国支部)

 JFEスチール株式会社 西日本製鉄所/福山地区 の企業見学会を開催することとなりました。 下記の要項で実施しますのでご参加ください。
 なお、同業者の方は御遠慮お願いします。締切日後に見学先に参加申込者名簿を提出し、 見学の可否をご確認いただきます。所属により、直前にお断りの連絡をすることも ありますので、予めご了承下さい。
 企業見学会に参加されたい方は、氏名,所属(大学名、企業名、元○○), 会員資格(学生員、正員、シニア会員、その他),連絡先(E-mail,電話番号,FAX番号,住所など)を 8月15日(水)までにE-mailまたはFAXにてお申込みください。
 
                      記
1.日 時  平成30年8月30日(木)13:30~16:00

2.場 所  JFEスチール株式会社 西日本製鉄所/福山地区
        (所在地: 〒721-8510 広島県福山市鋼管町1番地)
        JFE行きの中国バス 福山駅前南口バス停(東寄り)2番乗り場から出ています。
        鋼管町下車(所要時間約25分)
          中国バス「路線バス」http://www.chugokubus.jp/routebus
        駐車場スペースがありませんので、車での来場は遠慮下さい。

3.参加費  無料

4.集合場所 13:30、鋼管町バス停
          〔JFE行きの中国バスを利用されない場合は、鋼管町バス停へ13:30までにお越ください〕

5.内 容  ①見学センターで、DVD視聴 約40分
        ②マイクロバスで移動
           ・高炉見学
           ・下車して熱間圧延ライン見学
           ・その他
        ③見学センター帰着、質疑応答
        ④16:00解散

6.定 員  15名

7.問い合わせ・申込先
     日本機械学会中国四国支部シニア会事務局 福原
    E-mail:cs-staff@jsme.or.jp
    電話&FAX:082-424-7533

◆ 中国四国支部シニア会 第4期総会および特別講演会の報告 ◆

第4期総会 報告

 日本機械学会中国四国支部シニア会第4期総会を下記の通り開催し、
討論を行いその結果大きな問題も無く承認されましたのでお知らせします。
   日時:平成30年3月6日(火)12:35~12:55
   場所:徳島大学常三島キャンパス 共通講義棟 2階 K203
      (徳島県徳島市南常三島町2-1)
   内容:(1)第3期(H29年度)活動報告・決算報告
      (2)シニア会規約改正
      (3)東西実務委員会の設置
      (4)第4期役員の選出
      (5)退任される芳村会長挨拶、新任山本会長挨拶
      (6)第4期(H30年度)活動計画・予算
      (7)その他(シニア同好会の設置他)
   参加者数:13名

特別講演会 報告

「肺3次元構造をマルチスケールで診る」について

 日時 2018年3月6日(火) 13:30~14:30
 会場 徳島大学常三島キャンパス 共通講義棟 6F 創成学習スタジオ
 題目 「肺3次元構造をマルチスケールで診る」
(超高齢化社会、健康寿命延伸、生活習慣病克服、生涯現役社会)
 講師 仁木 登 徳島大学大学院特命教授

 超高齢化社会、健康寿命延伸、生活習慣病克服、生涯現役社会の実現に向けた取り組みのひとつとして、 肺疾患を対象に低線量CT検診の工学的課題解決を目指している。これには、国立がん研究センター等の 医療機関や海外研究拠点を含めた共同研究によって基礎から製品化まで多様な研究開発を進めている。 この基本は、タイトルにあるように、「肺3次元構造をマルチスケールで診る」であり、推進ツールとしては マルチスケールCT、超大規模画像データベース、3次元画像解析及びユーザインタフェース等の研究開発と これらの融合である。これらに関わる最新の研究成果が紹介された。
 基礎研究としては、空間分解能3μmのSPring-8を用いた肺3次元ミクロ解剖・病理の開拓により、肺のミクロ レベルの構造が明らかになり、病巣の形態の観察や解明に展開している。また、開発・実用化研究として、 商用CTを用いた大規模画像データベースを活用した早期レベルの多様な肺病態を検出・診断する高性能な 画像診断システム、さらに画像診断や遺伝子診断の多様な医療情報を活用する総合診断システムを推進している。 例えば、初期段階の病巣に対しても、その状態と遺伝情報や喫煙の習癖等を考慮し、今後どのような挙動をとるのか 推定できる技術も検証されつつある。
 この講演を通して、若い修士院生でも臆することなく、欧米の一流研究機関と学際の共同研究をされていることが 紹介され、学生会員にも大いに刺激になったと考える。また、超高齢化社会、健康寿命延伸、生活習慣病克服、 生涯現役社会の実現に向け、医療と工学が融合し、課題を克服しながら着実に技術が進展していることを実感し、 生涯現役を目指すシニア会にとっても心強い講演であった。
    <参加者数:120名>

◆ 中国四国支部シニア会 同好会「振動・音響」発足の報告 ◆

        日本機械学会中国四国支部シニア会 「振動・音響」発足の報告

3月6日 15:30~17:00 徳島大学で、中国四国支部のシニア有志による初回会合(キックオフ)を開催しました。

この同好会の趣旨は、
・公職を一旦離れてからも自身で研究を続けているシニア会員がおられるので、その成果を
 披露し語り合う場を設ける
・「裃」を脱いで、現役世代のとは異なる視点で気楽に幅広い問題・課題に取り組む
 ことです。

四角四面の枠を払い除き自由に語ろうという精神で、初回であるのでまず自己紹介をしました。
簡単に自身の歩んだ道と、振動・音響についての思いを各自それぞれに話しました。
半世紀以上前の思い出話や、気象や鳥・昆虫にまつわる音の不思議などユニークな話題も登場
しました。
次いで、初回のテーマとして、(株)振動音響技研の森田茂さんが
「加振力を用いない構造変更後の直接応答予測」と題してプレゼンしました。
自動車メーカー勤務時代からの仕事を発展させ、研究をずっと継続されていることに一同感銘を受けました。
質疑応答も、通常の研究発表の場とはひと味ふた味違ったものとなりました。
以上、とても有意義な1時間半であったと思います。

本同好会の次回開催は、約1か月前にシニア会の会員全員にアナウンスします。

◆ 中国四国支部シニア会 第4期総会および特別講演会のご案内 ◆

開催日  平成30年3月6日(火)
会 場  徳島大学常三島キャンパス 共通講義棟
      (徳島県徳島市南常三島町2-1)

シニア会 第4期総会
  日時 3月6日(火)12:35~12:55
  会場 徳島大学常三島キャンパス 共通講義棟 K203
  議題 (1)平成29年度活動実績・決算報告
      (2)会則変更・実務委員会の設置・同好会の設置
      (3)平成30年度活動計画・予算
      (4)運営委員長(会長)・運営委員の選出
      (5)その他

特別講演会
  日時 3月6日(火)13:30~14:30
  会場 徳島大学常三島キャンパス 共通講義棟 6F 創成学習スタジオ
  題目 「肺3次元構造をマルチスケールで診る」
  講師  仁木 登 徳島大学大学院特命教授

<講演概要>
 肺がん、肺炎、COPD等の肺疾患の死亡者数は大変多く、大きな社会問題となっている。
 この解決のためには予防が重要であり、生活習慣や健診を充実させて健康寿命を延伸させる取り組みが求められる。その一助として胸部疾患を対象とする低線量CT検診の工学的課題を解決するべく、長期に亘って国立がん研究センター等の医療機関と共同研究によって基礎から製品化まで多様な研究開発を進めている。この基本は"肺3次元構造をマルチスケールで診る"である。この推進ツールとして、マルチスケールCT(放射光CT、商用CT)、超大規模画像データベース、3次元画像解析、インテリジェントなユーザインタフェース等の研究開発が必要である。これらについて紹介する。基礎研究として超高分解能放射光CT(SPring-8)を用いてヒト肺3次元ミクロ形態・病態を13,000x13,000x5,000画像(空間分解能3μm)で画像化し、先端3次元画像解析を駆使して肺3次元ミクロ解剖・病理を開拓している。開発研究として多施設の商用CT(空間分解能150~600μm)を用いて大規模画像データベースを構築して基礎研究の3次元ミクロ解剖・病理情報や先端3次元画像解析を活用して早期レベルの多様な肺病態を検出・診断する高性能な画像診断システムの研究開発を進めている。実用化研究として高性能肺3次元画像解析・診断ソフトウェアの薬事認証・承認を取得して製品化することを進め、今後が期待されている画像診断や遺伝子診断等の多様な医療情報を活用する総合診断についての成果も紹介する。
 同氏は、徳島大学工学部電子工学科を修了され、同大学の光応用工学科の教授を長年務められた。医用画像処理分野のほか多くの研究分野で優れた研究をされておられ、学会での多数の役員・委員長歴、多数の受賞歴、4億円以上の研究費の助成額からこの分野で一流であることを示している。

参 加 費 無料

申込方法 事前申込み不要,直接会場にて受け付けます.

問合せ先 日本機械学会中国四国支部/電話(082)424-7533/E-mail:cs-staff@jsme.or.jp

そ の 他  特別講演会はシニア会メンバーに限らず、広く一般の参加を希望します.同会場にて開催の中国四国学生会第48回学生員卒業研究発表講演会に参加の教員,学生の皆さまも是非ご参加下さい.
                               

◆ 中国四国支部シニア会 第3回講演会の報告 ◆

        日本機械学会中国四国支部シニア会 第3回講演会を開催

 日時: 平成29年11月18日(土) 15:00~16:50
 場所: 岡山国際交流センター 3F 研修室 (岡山市北区奉還町2-2-1)
 講師: 大津 正樹 氏 三井造船株式会社 機械システム事業本部
                  (元日本機械学会中国四国支部 支部長)
 演題: 「舶用大型ディーゼルエンジン技術の進歩」
 参加: 22名

 第3回目の講演会は,初めて中国四国地区の東部の岡山市で開催となりました.
 舶用大型ディーゼルエンジンの専門外の方にも,関心を持っていただけるよう, ①舶用大型ディーゼル機関とは,②大型低速ディーゼル機関の歴史,③低速ディーゼル 機関の構造,④電子制御化,⑤環境規制,⑥代替燃料(Low Sulfur)について ご講演いただきました.
 大型低速ディーゼル機関の歴史では,1955年から2015年の間に,
   掃気圧力は           1.2 ⇒ 4.5 bar
   正味平均有効圧力は      5 ⇒ 21 bar
   シリンダ最高圧力は      45 ⇒ 185 bar
   燃料消費率は    210(1975) ⇒ 170(2000)g/KW・h
と大きく改善し,そのために数々の構造変更や電子制御化の工夫がされていることを 具体的に紹介されました.
 環境規制としては,CO2,NOX,の他自動車等では余り問題の無いSOXが問題で代替燃料の 研究開発が進んでいるようでした.
 質疑応答にも,ていねいにご回答頂いて,活発な議論が出来ました.
 今後も興味深い講演を計画していきますので、シニア会員等の皆様からの講演内容の ご要望とご参加を期待して居ります.

◆ 中国四国支部シニア会 第3回講演会の開催について ◆

                                              平成29年9月19日

       日本機械学会中国四国支部シニア会 第3回講演会の開催について

                                              中国四国支部シニア会
                                              会長  芳村 敏夫
                                    (事務局:日本機械学会中国四国支部)

拝啓  時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素より会の運営等で、格別のご高配をいただき厚くお礼申し上げます。
 さて、首記の第3回講演会を下記の通り開催し、最新技術情報と現役の活躍をご紹介します。また、講演終了後に講師を囲む交流会をご用意しました。こちらも奮ってご参加の程、お願い申し上げます。
 ご参加につきましては、11月6日(月)までに氏名・所属・連絡先(電話番号・E-mail)・会員資格(シニア会員・他)・講師を囲む交流会への参加・不参加の別をFAXまたはE-mailにてご連絡くださいますようお願いいたします。
                                                         敬具
                      記
1 日 時  平成29年11月18日(土)  15:00~16:50 (開場:14:45)

2 場 所  岡山国際交流センター 3F 研修室
        (所在地:岡山市北区奉還町2-2-1,TEL:086-256-2905)
         岡山国際交流センターHP 交通アクセス http://www.opief.or.jp/oicenter/access.html
3 内 容  
 1) 会長挨拶・講師紹介: 15:00~15:05

 2) 講   演 : 15:10~16:45(活発な議論をお願いします。)
     「舶用大型ディーゼルエンジン技術の進歩」
        大津 正樹 氏    三井造船株式会社 機械システム事業本部  
                     元日本機械学会中国四国支部 支部長

           舶用大型ディーゼルエンジンは、世界の貨物船の多くに使われ、貿易に貢献
           している。高い効率と信頼性をキープして長時間高い出力で運転されるため、
           高い技術力が要求される。機械工学の広い分野の成果が実を結んだ製品でも
           ある。最近は環境規制から求められる技術も多々あり、それらも含めて紹介
           したい。

 3) シニア会運営委員会連絡他: 16:45~16:50

 4) 講師を囲む交流会(希望者): 17:30~2H程度(場所:岡山駅西口周辺,会費:\5000程度)

4 定 員 30名(先着順)

◆ 中国四国支部シニア会 平成29年度企業見学会の報告 ◆

        日本機械学会中国四国支部シニア会 平成29年度企業見学会を開催

 6月8日(木)13:45-16:00、コベルコ建機株式会社五日市工場にて日本機械学会中国四国支部 シニア会主催の工場見学会を関催しました。昨年での三菱日立パワーシステムズに引き続き、 2回目の見学会です。できるだけシニア会会員以外の参加も増やそうと考えていたところ、 広島市立大学・釘宮先生等のご協力を得て、学生さん37名を含む計55名の盛大な見学会となりました。

 まず同工場GCEセンターにて、小林技師長様から会社概要・会社の歴史・製品概要・海外生産拠点等の 説明のあと、当五日市工場の概要説明がありました。当工場では10万m2の敷地があり、主として中小型 油圧ショベルの製造を行っており、隣接する五日市港から出荷しているそうです。小林技師長様の説明の後、 更に詳しい五日市工場の説明が、DVD上映されました。

 次いで製造現場へと移動し、製缶(油圧ショベルのフレーム等の溶接・加工)工場,塗装工場,組立工場, 艤装・テスト工場等を4班に分かれて見学しました。五日市工場のチャッチコピー"SMART & CLEAN!"の通り、 どの工場も4S(整理・整頓・清掃・清潔)が徹底されていました。また多くの工場では作業者の方々が、 我々見学者が見学路を通る度に作業の手を止めて、「こんにちは」と礼儀正しく挨拶をされることには、 5S目(躾)も徹底されていることに、爽やかな感銘を受けました。

 工場見学から戻った後、GECセンターグループ長宍戸様から、油圧ショベルの内容・構造・ものづくり等に ついて詳しい説明がありました。

 改めて、大勢の見学者に丁寧に対応して頂いた小林技師長様をはじめ、コベルコ建機株式会社五日市工場の 皆様に深謝申し上げます。

 今後も興味深い工場の工場見学を計画していきますので、シニア会員等の皆様のご参加を期待致します。

◆ 中国四国支部シニア会 平成29年度企業見学会の開催について ◆

                                              平成29年5月12日

       中国四国支部シニア会 平成29年度企業見学会の開催について

                                              中国四国支部シニア会
                                              会長  芳村 敏夫
                                    (事務局:日本機械学会中国四国支部)

 コベルコ建機株式会社の企業見学会を開催することとなりました。 下記の要項で実施しますのでご参加ください。
 なお、同業者の方は御遠慮お願いします。締切日後に見学先に参加申込者名簿を提出し、 見学の可否をご確認いただきます。所属により、直前にお断りの連絡をすることも ありますので、予めご了承下さい。
 企業見学会に参加されたい方は、氏名,所属(大学名、企業名、元○○), 会員資格(学生員、正員、シニア会員、その他),連絡先(E-mail,電話番号,FAX番号,住所など)を 5月29日(月)までにE-mailまたはFAXにてお申込みください。 参加申込書もご利用ください。
 
                      記
1.日 時  平成29年6月8日(木) 13:45~15:50

2.場 所  コベルコ建機(株) 広島事業所
        (所在地: 〒731-5161広島市佐伯区五日市港2丁目2番1号)
         五日市駅南口よりコベルコ建機㈱五日市工場行きバス13:20発に乗車下さい
         (約10分で到着)。
          駐車場スペースがありませんので、車での来場は遠慮下さい。

3.参加費  無料

4.入 門  バス下車後、参加者確認後 代表者が入門手続きを行います。
        (五日市駅南口13:20発のバスを利用されない場合は、正門へ13:30までにお越ください)

5.内 容
  1)会社紹介(13:45~14:10)

  2)技術プレゼン(14:10~14:20)
   「コベルコ建機(株) 広島事業所におけるものづくり」

  3)工場見学(14:20~15:30 )

  4)質疑応答(15:30~15:50)

   (五日市駅行バス 16:10 と 16:40 : 参加人数によっては16:10に乗りきれない恐れがあるため)

6.問い合わせ
     申込み関連 : 中国四国支部シニア会事務局 福原 (TEL:082-424-7533)
    見学先関連 : コベルコ建機(株) 広島事業所 担当; 寺岡 様(TEL: 082-943-5321)

【 会社概要 】
  コベルコ建機(株)は、 神戸製鋼所建設機械事業部としてスタートし 1930年に国産初の電気式ショベルを開発して以来、国産初のホイール式ショベル、 国産初のホイール式クレーン、世界最大の超大型ビル解体機など数多くの世界初・ 業界初の製品や技術を世の中へ送り出してきました。
 1999年に神戸製鋼所から建設機械カンパニーを分社し、コベルコ建機を設立し、 現在 広島地区に拠点を置く油圧ショベルと兵庫県に拠点を置くクレーンの2つの 専門分野を持つことを強みとする建設機械メーカーとして多様化するお客様のニーズに お応えしております。また、中国、東南アジア、インド、豪州、中東、米州、欧州に 拠点を展開し、地域や製品により異なるニーズに対応できる、グローバルな体制の 構築を加速させていっております。
 今回は、油圧ショベルの拠点としての広島事業所五日市工場の見学を見学して いただくことになりました。

コベルコ建機株式会社HP:https://www.kobelcocm-global.com/jp/company/outline/

◆ 中国四国支部シニア会 第3期総会および特別講演会の報告 ◆

第3期総会
 日本機械学会中国四国支部シニア会第3期総会を下記の通り開催し,
曽我部支部長の御来席の下,討論を行いその結果大きな問題も無く
議決されましたのでお知らせします.
   日時:平成29年3月6日(月)12:35~12:55
   場所:広島工業大学五日市キャンパス,三宅の森Nexus21 NX-605演習室
   (広島県広島市佐伯区三宅2-1-1)
   議題:(1)シニア会会長挨拶
      (2)支部長ご挨拶
      (3)第2期(H28年度)活動実績・決算報告
      (4)会長・運営委員・実行委員の選出
      (5)第3期(H29年度)活動計画・予算
      (6)その他

   参加者数:12名

特別講演会
「守るために変えて行く(新型ロードスターの開発)」について

 日時 2017年3月6日(月) 13:15~14:15
 会場 広島工業大学五日市キャンパス 三宅の森 Nexus21(6階)NX-603
 題目 守るために変えて行く(新型ロードスターの開発)
 講師 山本修弘 マツダ株式会社 商品本部 ロードスターアンバサダー
            (2007年より4代目ロードスター主査に就任、2016年7月より現職)

 広島県の移民を多数輩出した進取の気風や、縫い物針製造、やすり製造、 造船などの「ものづくり」を盛んに行う風土を有する県民性に支えられた会社 「東洋工業(現マツダ)」は、昭和20年のヒロシマ原子爆弾被爆直後からいち 早く日本産業の復興を目指し、「オート三輪車」の製造を始めた。その後、 マツダでは「ロードスター」という名車を生み出すことになるが、講演者は、 マツダ入社ロータリーエンジン開発部に配属後、世界に通用するロータリー エンジン車を目指し、ルマン24時間レースに挑戦のチームに参加するものの、 最初は、散々な成績であった。レースに教科書があるわけではなく、レースに 参加したチームを訪れ、種々のノウハウを吸収し、ついには、ロータリーエンジンを 搭載してルマン優勝の栄冠を勝ち得た。その後ロードスターの開発チームに入り、 副主査、主査を勤めるようになる。車作りの主査とは、どんな仕事をするのか。 例えると、オーケストラの指揮者のようなものだという。指揮者が楽器の特性を すべて熟知し、これを組み合わせて自分の意図する曲の演奏をするように、車の 各部品の機能を知り尽くし、これを組み合わせて、設計、製造のみならず、販売 戦略も含めて、主査の意図する車作りを纏め上げるのが仕事という。二代目、三代目と 僅かずつ大きく重くなって行ったロードスターを四代目では原点に復帰させ、"守る ために変えていく"という目標を掲げ、お客と同じ夢を追うという意味で"共創"を 掲げた。チームのメンバーに呼びかけたことは、「世界一になろうよ」ということ だった。
 そして、今や2016年には「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」と「2016ワールド・ カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」のダブル受賞の栄冠に輝くことになる。
 機械学会での講演と言うことで、技術的な内容を紹介されるのかと思っていたが、 もっと高いレベルでの哲学的な講演であった。マツダの車作りに対する姿勢の一端を 伺うことが出来た格調高いものであった。

    <参加者数:125名>

◆ 中国四国支部シニア会 第3期総会および特別講演会のご案内 ◆

開催日  平成29年3月6日(月)
会 場  広島工業大学五日市キャンパス
     (広島県広島市佐伯区三宅2-1-1)

シニア会 第3期総会
  日時 3月6日(月)12:35~12:55
  会場 広島工業大学五日市キャンパス 三宅の森 Nexus21(6階)NX-605
  議題 (1)平成28年度活動実績・決算報告
      (2)平成29年度年度活動計画・予算
      (3)会長・運営委員の選出
      (4)その他

特別講演会
  日時 3月6日(月)13:15~14:15
  会場 広島工業大学五日市キャンパス 三宅の森 Nexus21(6階)NX-603
  題目 「守るために変えていく(新型ロードスターの開発)」
  講師  山本修弘 マツダ株式会社 商品本部 ロードスターアンバサダー
              (2007年より4代目ロードスター主査に就任、2016年7月より現職)

<講演概要>
 ロードスターの開発を通じて日本のモノ作り、広島でオープンカーを作る意義を問い″誰もが幸せになる″という夢を追いかけた。2代目、3代目とわずかでは あるが大きく重くなったロードスターを4代目では原点回帰し″守るために変えていく″挑戦を行う。高い目標を掲げ″共創″という取り組みでお客様と同じ夢を目指した。そして、「2016ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」と「2016ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」のダブル受賞という金字塔を達成した。″守るために変えていく″はきっと不変の価値で皆様の心の扉にノックすることと思います。

参 加 費 無料

申込方法 事前申込み不要,直接会場にて受け付けます.

問合せ先 日本機械学会中国四国支部/電話(082)424-7533/E-mail:cs-staff@jsme.or.jp

そ の 他  特別講演会はシニア会メンバーに限らず、広く一般の参加を希望します.同会場にて開催の中国四国学生会第47回学生員卒業研究発表講演会に参加の教員,学生の皆さまも是非ご参加下さい.
                               

◆ 中国四国支部シニア会 第2回講演会の報告 ◆

 日本機械学会中国四国支部シニア会第2回運営委員会に先立ち、広島市RCC文化センターにおいて、
平成28年11月25日(金)に第2回講演会が開催されました。

講  師:本田正徳氏 (マツダ株式会社 技術研究所)
講演題目:高い衝突安全と軽量化を実現した、最適化手法による超軽量・高強度フレーム断面技術
講演概要: 車体軽量化に向けて、衝突安全から重要なフレーム曲げ強度確保のために高張力鋼
     などが多用されているが、フレーム側面の座屈で、その質量効率(質量あたりの曲げ強度)は
     十分ではない。この座屈を抑制し、フレーム曲げ強度を制御する断面形状の設計技術を
     開発した。
      本技術は、最新の量産車に採用しており、今後の新機能材料を多用したマルチマテリアル
     車体にも、幅広い適用が可能である。
     (なお、本講演は本年度自動車技術会技術開発賞を受賞されたものです。)
参加者数:21名

◆ 平成28年度日本機械学会中国四国支部シニア会 第2回講演会のご案内 ◆

                                              平成28年10月3日

各 位

                                              中国四国支部シニア会
                                              会長  芳村 敏夫


                 中国四国支部シニア会 第2回講演会のご案内

首記の第2回講演会を下記の通り開催し、最新技術情報とそれに携わる方のご活躍を紹介します。
先着順にて30名の参加者を募集しますので興味のある方はぜひご参加ください。
お申し込みは、シニア会事務局宛てに、氏名,勤務先(または学校名・学年),E-mailアドレスと電話番号をご記入のうえ、E-mail(cs-staff@jsme.or.jp )またはFAX(082-424-7533)にてお申し込みください。
この講演会は、シニア会員以外の方の参加もお待ちしております。
 よろしくお願いします。
                      記
1 日 時  平成28年11月25日(金)  13:30~15:10 (開場:13:15)
2 場 所  RCC文化センター 6F 609室  (所在地:広島市中区橋本町5-11)
3 内 容  
 1) 会長挨拶・講師紹介: 13:30~13:35
 2) 講  演: 13:40~14:40 (活発な議論をお願いします。)
        「高い衝突安全と軽量化を実現した、最適化手法による超軽量・高強度フレーム断面技術」
           本田正徳 氏    マツダ株式会社 技術研究所  

     車体軽量化に向けて、衝突安全から重要なフレーム曲げ強度確保のために高張力鋼などが
     多用されているが、フレーム側面の座屈で、その質量効率(質量あたりの曲げ強度)は十分
     ではない。この座屈を抑制し、フレーム曲げ強度を制御する断面形状の設計技術を開発した。
     本技術は、最新の量産車に採用しており、今後の新機能材料を多用したマルチマテリアル
     車体にも、幅広い適用が可能である。

          (なお、本講演は本年度自動車技術会技術開発賞を受賞されたものです。)

 3)シニア会運営委員会連絡他  15:00~15:10
4 参加費  無料 (一般の方も参加可能)
5 定 員  30名(先着順)
                                     以上

◆ 中国四国支部シニア会 企業見学会の報告 ◆

 9月1日(木)午後 三菱日立パワーシステムズ(株)(以下、MHPSと略記)呉工場で企業見学会を 開催しました。当シニア会が発足して2年余りの中で、見学会は初めての試みです。できるだけオープンな 催しにしようと、シニア会会員にかかわらず広く参加を募りました。学生の参加が無かったのは少し残念 でしたが、企業OB・現役のエンジニア・大学教員さらに公的研究機関の方など26名の参加がありました。 最も遠くから参加されたのは東京都在住の永年会員、本シニア会員では高知在住の元エンジニアの方です。
 まずMHPSの会社概要紹介のあと、「MHPS呉工場におけるモノづくり」と題して河原技師長から、 大型ボイラや原子力圧力容器の製造技術についての説明がありました。次いで、製造現場へと移動し、 発電用石炭焚ボイラの伝熱部や燃焼装置、また排熱回収ボイラ(HRSG)の製作を見学しました。
 きつい残暑の折、現場で長い距離を歩いたにもかかわらず、シニア世代の皆さんの元気さには驚くばかりでした。
 最後に参加者の方々から 「溶接管理の厳しさには感銘を受けた」 (自動車関連の方でしょうか)「我々<薄モノ>の製造とは全く違う世界を見ることができて大変参考になった」 との感想をいただきました。
 今回の見学会が、今後のシニア会活性化の足掛かりになれば、と思う次第です。

◆ 中国四国支部シニア会 平成28年度企業見学会の開催について ◆

                                              平成28年5月26日

       中国四国支部シニア会 平成28年度企業見学会の開催について

                                              中国四国支部シニア会
                                              会長  芳村 敏夫
                                    (事務局:日本機械学会中国四国支部)

 三菱日立パワーシステムズ株式会社の企業見学会を開催することといたします。 下記の通り開催致しますので、支部会員の皆様におかれましても是非ご参加ください。
 なお,同業者の方は御遠慮お願いします。
 企業見学会に参加されたい方は,所属(大学名、企業名、元○○), 会員資格(学生員、正員、シニア会員、その他),氏名と連絡先(電話番号・FAX番号)を ご記入のうえ、8月22日(月)までにFAXまたはE-mailにてお申込みください。 参加申込書もご利用ください。
 
                      記
1.日 時  平成28年9月1日(木) 14:30~17:00

2.場 所  三菱日立パワーシステムズ(株) 呉工場
        (所在地:呉市宝町6番9号, TEL:0823-21-1249(担当;佐藤)) 
        呉駅より徒歩6分。駐車場が十分ありませんので車でのご来場はご遠慮ください。

3.参加費  無料

4.入門に際して  呉工場正門受付で御来場の手続きをお願いします。

5.内 容
  1)会社紹介 ; 14:30~15:00
     三菱日立パワーシステムズ(株)は、2014年2月1日に三菱重工業株式会社と株式会社
    日立製作所が、両社の火力発電システム事業を統合して誕生しました。呉工場は1959年に
    ボイラの製造工場として設立され、長くバブコック日立㈱の主力工場としてボイラを提供して
    きましたが、2014年10月1日に三菱日立パワーシステムズ㈱に統合し、現在に至っています。

  2)技術講演会 ; 15:00~16:00
    「三菱日立パワーシステムズ㈱呉工場におけるものづくり」(仮題)
        発表者名 ; 河原 渉 技師長
     前身であるバブコック日立㈱の時代から現在に至るまでの発電用大型ボイラや原子力
    圧力容器の製造技術に関して、歴史・実績・将来の課題等について幅広く概説します。

  3)見学会 ; 16:00~17:00
     第一工場他
     呉工場は、ボイラをはじめ石炭ガス化設備や原子力圧力容器、さらに環境機器の設計エンジニア
    リング・製作を行っています。当日は、発電用大型ボイラの製造現場及び大型試験設備の一端を
    見学いただきます。

6.定 員  20名(先着順)

7.問い合わせ先
     申込み関連 : 中国四国支部シニア会事務局 福原 (TEL:082-424-7533)
     見学先関連 : 三菱日立パワーシステムズ(株) 担当;佐藤 (TEL:0823-21-1249)
                                     

◆ 平成27年度日本機械学会シニア会 第一回運営委員会の報告 ◆

シニア会第一回運営委員会を平成27年7月4日 ワークピア広島に於いて開催されました。
この会議において以下の事柄が話し合われました。
① 近畿大学において行われた設立総会の報告
② 支部からの連絡事項
③ 会員 シニア会の会員数は現在80名である
④ 予算実績報告
⑤ 決定済みの支援予定  徳島文理大学において行われるロボット特別講義を支援することとした

今後の行事予定等について
① 支援活動 大学での行事の支援、企業が必要とする技術相談を行います。
   ご要望がありましたら日本機械学会中国四国支部シニア会までご連絡ください。
   (注)場合によってはご相談に応じかねる場合があります。
② 会員交流活動
   シニア会のホームページの起ち上げを行ない会員に広く内容を理解していただき、
   ホームページの充実をはかることとした。
   ホームページ掲載の要望があるときは日本機械学会中国四国支部シニア会までご連絡ください
③ 来年度総会の講演会の検討
   平成28年3月8日に行われる来年度総会の時の講演会を行う予定とした。 (人選中)
④ 会員増強活動
   知り合いへの勧誘活動を行う。企業会員の退職時の退会者を少なくする工夫をする。

◆ 中国四国支部シニア会 第2期総会および特別講演会の報告 ◆

第2期総会
 2016年3月8日(火)愛媛大学城北キャンパス 講義棟4階 EL45室に於いて シニア会第2期総会を開催いたしました。以下の記述のような議題で討論が行われ 大きな問題もなく議決されました。
 議 題 (1)第1期 平成27年度活動実績・決算報告
      (2) 会長挨拶
      (3)第2期 平成28年度年度活動計画・予算
      (4)会長・運営委員の選出
      (5) その他
特別講演会
 総会に続いて以下のような演題で特別講演会を開催いたしました。
 演 題:無細胞タンパク質合成法 -生物学から生物科学,生物工学へ-
 講演者:愛媛大学 無細胞生命科学工学研究センター 遠藤彌重太
      愛媛大学特別栄誉教授、カリフォルニア大学(UCSC)客員教授
講演概要
 生命と電子機器、機械部品とタンパク質、無細胞タンパク質合成法の開発、 全自動タンパク質合成ロボットの開発、本技術の応用の状況と、今後の展望。
 上記のような研究内容を基本とし、理学から工学に至る幅広い分野と視点から、 タンパク質を自由自在に合成する技術開発、医療技術への応用・未知の生命体の 探索に至るまで様々なとても興味深い研究が紹介されました。

◆ 中国四国支部シニア会 第2期総会および特別講演会のご案内 ◆

開催日  平成28年3月8日(火)
会 場  愛媛大学城北キャンパス 総合研究棟2 講義棟4階 EL45室,EL44室
      (愛媛県松山市文京町3番)

日 程  12:30~12:50 シニア会第2期総会
      13:00~14:00 特別講演会

シニア会 第2期総会
議 題 (1)平成27年度活動実績・決算報告
     (2)平成28年度年度活動計画・予算
     (3)会長・運営委員の選出
      (4) その他

特別講演会
「無細胞タンパク質合成法 -生物学から生物科学,生物工学へ-」
   愛媛大学 無細胞生命科学工学研究センター 遠藤彌重太
   愛媛大学特別栄誉教授、カリフォルニア大学(UCSC)客員教授

<講演概要>
 生命と電子機器、機械部品とタンパク質、無細胞タンパク質合成法の開発、全自動タンパク質合成ロボットの開発、本技術の応用の状況と、今後の展望。

参 加 費 無料

申込方法 事前申込み不要,直接会場にて受け付けます.

問合せ先 日本機械学会中国四国支部/電話(082)424-7533/E-mail:cs-staff@jsme.or.jp

そ の 他  特別講演会はシニア会メンバーに限らず、広く一般の参加を希望します.同会場にて開催の中国四国学生会第46回学生員卒業研究発表講演会に参加の教員,学生の皆さまも是非ご参加下さい.
                               

◆ 中国四国支部シニア会 第1回講演会の報告 ◆

11月28日(土)RCC文化センターにおいて、中国四国支部シニア会第1回講演会が開催されました。
 講   師:宮内勇馬 氏 (マツダ株式会社 技術研究所)
 講演題目:混合潤滑モデルによるエンジンしゅう動部の摩擦摩耗予測
 講演概要: エンジンのしゅう動部は主として流体潤滑から混合潤滑で稼働しているが、SKYAKTIV
       エンジンではi-STOPとハイブリッドの採用により、十分な油膜が形成されない境界潤滑の
       稼働頻度が激増する。このため、全潤滑状態を予測する計算手法を開発し、摩擦低減による
       燃費向上と摩耗低減を達成したので、この手法を報告。

◆ 平成27年度日本機械学会中国四国支部シニア会 第1回講演会のご案内 ◆

                                              平成27年11月9日

各 位

                                              中国四国支部シニア会
                                              会長  芳村 敏夫


                 中国四国支部シニア会 第1回講演会のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、中国四国支部シニア会では第1回講演会を下記の通り開催し、最新技術情報と現役の活躍をご紹介します。
 つきましては、先着順にて15名の参加者を募集しますので興味のある方はぜひご参加ください。お申込みは、シニア会事務局(E-mail:cs-staff@jsme.or.jp )宛に、氏名,勤務先(または学校名・学年),E-mailアドレスと電話番号を送信いただくかFAX送信(082-424-7533)にてお申し込みください。
 よろしくお願いします。                                       敬具
                        記
1 日 時  平成27年11月28日(土)13:30~15:10 (開場:13:15)
2 場 所  RCC文化センター 6F 604室 (所在地:広島市中区橋本町5-11)
3 内 容
 1)会長挨拶・講師紹介 13:30~13:35
 2)講演  13:40~14:40
   「混合潤滑モデルによるエンジンしゅう動部の摩擦摩耗予測」
      宮内 勇馬 氏    マツダ株式会社 技術研究所  

      エンジンのしゅう動部は主として流体潤滑から混合潤滑で稼働しているが、
     SKYACTIVエンジンではi-STOPとハイブリッドの採用により、十分な油膜が形成されない
      境界潤滑の稼働頻度が激増する。このため、全潤滑状態を予測する計算手法を開発し、
     摩擦低減による燃費向上と摩耗低減を達成したのでこの手法を報告する。

 3)シニア会運営委員会連絡他  15:00~15:10
4 参加費  無料
5 定 員  15名(先着順)                                     以上

◆ 平成27年度日本機械学会シニア会 第一回運営委員会の報告 ◆

シニア会第一回運営委員会を平成27年7月4日 ワークピア広島に於いて開催されました。
この会議において以下の事柄が話し合われました。
① 近畿大学において行われた設立総会の報告
② 支部からの連絡事項
③ 会員 シニア会の会員数は現在80名である
④ 予算実績報告
⑤ 決定済みの支援予定  徳島文理大学において行われるロボット特別講義を支援することとした

今後の行事予定等について
① 支援活動 大学での行事の支援、企業が必要とする技術相談を行います。
   ご要望がありましたら日本機械学会中国四国支部シニア会までご連絡ください。
   (注)場合によってはご相談に応じかねる場合があります。
② 会員交流活動
   シニア会のホームページの起ち上げを行ない会員に広く内容を理解していただき、
   ホームページの充実をはかることとした。
   ホームページ掲載の要望があるときは日本機械学会中国四国支部シニア会までご連絡ください
③ 来年度総会の講演会の検討
   平成28年3月8日に行われる来年度総会の時の講演会を行う予定とした。 (人選中)
④ 会員増強活動
   知り合いへの勧誘活動を行う。企業会員の退職時の退会者を少なくする工夫をする。

◆ 中国四国支部シニア会の会長就任とお願い◆

                                             平成27年3月19日

一般社団法人日本機械学会
中国四国支部  会員各位

                                              中国四国支部シニア会
                                              会長  芳村 敏夫


                 中国四国支部シニア会の会長就任とお願い

拝啓
 一般社団法人日本機械学会中国四国支部会員の皆様には、日頃より当支部の活動に対しご支援、ご協力を頂き厚くお礼申し上げます。
 一般社団法人日本機械学会では,シニアの持つ経験,技術,知恵の継承に努め,一般社会への啓発・情報発信等を通して本会の発展に寄与することを目的として,各支部にシニア会を設立することを目指しております。
 それにともなって中国四国支部においても,平成26年度にシニア会設立のための準備を開始し,シニア会会員の募集を行ってまいりました。その後平成27年3月5日に近畿大学で設立総会を開き、シニア会を誕生させることができました。これも皆様方のご支援,ご協力のたまものであると深く感謝しております。
 その際、初代の会長に選出されましたけれども、責任の重さを痛感しております。皆様方のご支援をいただき、微力ですがこの会がよりよいものになるよう努めたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 現在、60歳以上の世代は、幅広い経験を有し、創意工夫により世界を相手に、我が国の機械工学、技術をリードしてきたと言っても過言ではありません。今後も、その貴重な経験を生かし、学会、産業界に貢献していくことや、後継に英知を伝承していくことも重要な役割のひとつであると思います。会員の皆様におかれましては,シニア会活動にご参加されますことをお勧めする次第でございます。
 シニア会への入会資格は、60歳以上の中国四国支部会員としておりますのが、55歳以上のかたでも運営委員会で認められれば入会することができます。入会ご希望のかたは、下方の 「中国四国支部シニア会 会員申込書」 に御記入していただき、中国四国支部へ郵送、E-mail (cs-staff@jsme.or.jp)あるいはFax (082-424-7533)により、お送りくださいますようお願いします。なお、事務局運営ボランティア希望の有無とは、「有」は事務局が運営するボランティア活動に参加していただける方で、「無」は現在多忙なためボランティア活動を控えたいが、とりあえず入会したい方を指します。
 何卒、よろしくお願いします。
                                                       敬具

                          記

                 中国四国支部シニア会の目的と活動

 中国四国支部シニア会は会員相互の親睦交流ならびに情報交換をはかり、学生会や企業の技術者への支援を通じてシニアの経験、技術、知恵の継承に努め、中国四国支部の活動や会員増強など支部の発展に寄与することを目的とし、これら目的を達するために
   1.中国四国支部シニア会総会、学生会との交流会、企業の技術者との交流会の開催。
   2.中国四国支部および学生会の要請による講師等の派遣、講演会や講習会等の企画・開催、
     理科系若手人材育成支援,企業に対する経営・技術支援等。
   3.その他、中国四国支部シニア会の目的に沿う活動。
を行うものとする。

                                                      以上

◆ 運営委員ならびに事務局実行委員 ◆

第一期(平成27年度)

 運営委員
会長      芳村 敏夫  徳島大学(名誉教授)
運営委員長  森田 茂   振動音響技研,元マツダ㈱
運営委員   丸山武志   元㈱日立製作所,元広島工業大学,広島市立大学教授
運営委員   金枝 敏明  岡山理科大学
運営委員   横田 俊昭  愛媛大学名誉教授,愛媛大学校友会NPO理事
支部担当幹事 藤本 英史  マツダ㈱

 実行委員
広島地区   小川 清満  (有)福山エンジニアリング
広島地区   杉原 毅   マツダ㈱
広島地区   山本 幸男  マツダ㈱
広島地区   佐藤 一教  三菱日立パワーシステムズ㈱
広島地区   向井 利文  三菱日立パワーシステムズ㈱
岡山地区   野村 大次  野村CAE技術士事務所,元ものつくり大学技能工芸学部
会計      福原 ゆかり 日本機械学会中国四国支部
(1)会長は,会務を総括するとともに,シニア会活動計画と実行に際して助言指導を行う.
(2)運営委員長は支部シニア会担当幹事と連携し,支部からの支援依頼等を適宜,吟味し,
   シニア会活動に反映するとともに,運営員会と事務局の活動をリードする.
(3)運営委員はシニア会運営活動計画を立案アする.
(4)実行委員は種々の行事,活動を円滑に実行する.
◆ 中国四国支部シニア会 第一期(平成27年度)活動計画案 ◆

1. シニア会総会・運営委員会
① シニア会総会
・ 年度の活動報告と次年度の計画を決定
・ 付帯行事として講演会、懇親会を開催
・ 第1期総会:2015年(H27) 3月5日(木)   於 東広島市 近畿大学工学部
② 運営委員会
・ 6ヶ月に1回を目途に運営委員会を開催

2. 支援活動
① 支部、学生会、教育機関に対する支援
1) 学生会卒研発表講演会のコメンテータとしてシニアを派遣
2) 支部の要請に応じて講習会や講演会へ講師を派遣
3) 大学・高専の非常勤講師、特別講義・特別講演の講師、学生のグループ研究活動支援者等を派遣
② 企業に対する技術・経営支援
1) 支部ホームページ(HP)を窓口として企業からの要請に対応
2) 企業を支援する希望者の人材を登録し、データベースとして活用

3. 会員交流活動
①  会員の要望等により特徴ある技術を有する企業見学会を実施する.
②  情報交流サロン (講演会)
   会員や外部招聘講師による話題提供の講演会を実施する.
   地域の他の団体、機関などとの共催なども考慮に入れ、効率的に実施する.
③  ホームページを立ち上げる

4. 会員増強活動
① 入会資格のある学会員および定年退職される学会員に、シニア会の活動および特典を紹介し、入会を促す.
② シニア会を説明するWebや資料を充実させ、PRを効果的に行う.

◆ 規約 ◆
◆ 中国四国支部シニア会 設立総会・記念講演会の報告 ◆

◆ 中国四国支部シニア会 設立総会および記念講演会 ◆

開催日 2015年3月5日(木)13:00~14:00
会 場 近畿大学工学部 C館111講義室
      〔広島県東広島市高屋うめの辺1番〕

日 程 12:30~13:00 シニア会設立総会
     13:00~14:00 記念講演会

シニア会設立総会
 議 案 (1)シニア会規約の承認
      (2)会長・役員の選出
      (3)平成27年度事業計画・予算
      (4)その他

記念講演会
 「好適環境水を利用した魚類養殖について」
    山本俊政 岡山理科大学 工学部 バイオ・応用化学科 准教授

<講演概要>
 海のない岡山理科大学では,地下水,河川水,水道水などにわずかな電解質を 加えた、低コスト型機能水を開発し,マダイ,ヒラメ,ハタ類,トラフグ,シマ アジ,甲殻類(クルマエビ、ノコギリガザミ)ニホンウナギなど十種類の養殖を 可能とした,閉鎖循環式陸上養殖の扉を開いた。近年,トラフグ養殖で,海面に 比較して,約5倍の高密度養殖と飼育水の無かん水化を実現した。

参 加 費 無料
申込方法 事前申込み不要,直接会場にて受け付けます.
問合せ先 日本機械学会中国四国支部
そ の 他 記念講演会はシニア会メンバーに限らず,広く一般の参加を希望します. 同会場にて開催の中国四国学生会第45回学生員卒業研究発表講演会に参加の教員, 学生の皆さまも是非ご参加下さい.

当ホームページへのご意見・ご要望・お問合わせ等は cs-staff@jsme.or.jp へお願いします。