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ロボティクス・メカトロニクス講演会2014 in Toyama
主催 一般社団法人 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

ROBOMECH2014

開催行事

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テクニカルツアー

部門登録者総会及び懇親会

特別講演表彰式

特別講演(SL1)

日時:5月26日(月) 11:30~12:30
場所:とやま自遊館1階・自遊館ホール

講演題目:
「実問題に学ぶ“Project AIR”」

講演者:
 小菅 一弘 氏
 東北大学大学院工学研究科
 バイオロボティクス専攻 教授

講演概要:
関連技術の発達とともに,ロボティクスは大きな変貌を遂げつつあり,その可能性が注目されている.本講演では,まず初めに,2009年に科学技術振興機構研究開発戦略センターで行われたロボティクス分野の俯瞰結果と構造を紹介するとともに,ロボティクスの研究開発とは何かについて考える.Project AIRは,講演者らが,次世代ロボットのための技術開発を目指し,2009年度から2013年度まで行ってきたプロジェクトの名称であり,その概要を紹介するとともに,実問題のおもしろさについて考える.最後に,海外でのロボティクス研究開発と日本でのロボティクス研究開発の違いについても議論し,どのような研究開発が必要かについて考える.

略歴:
1978年3月東京工業大学工学部制御工学科卒業.1980年3月東京工業大学大学院理工学研究科制御工学専攻修士課程終了.同年4月日本電装株式会社(現株式会社デンソー)入社.1982年10月東京工業大学工学部制御工学科助手.1990年9月名古屋大学工学部助教授,1995年3月東北大学工学部教授,平成9年4月より東北大学大学院工学研究科教授(大学院重点化による配置換),現在に至る.日本機械学会論文賞,日本ロボット学会論文賞,ファナックFA財団論文賞などを受賞.IEEE,日本機械学会,日本ロボット学会,計測自動制御学会,システム情報制御学会などの会員で,IEEE Fellow, 日本機械学会Fellow,計測自動制御学会Fellow,日本ロボット学会Fellow.2010~2011年IEEE Robotics and Automation Society President.2014-2015年 IEEE Robotics and Automation Society Senior Past President, 2014年IEEE Division X Director-Elect.2015-2016年IEEE Division X Director(予定).ロボット工学,RT システム,および,それらの実世界への応用に興味がある.

特別講演(SL2)

日時:5月27日(火) 14:20~15:00
場所:とやま自遊館1階・自遊館ホール

講演題目:
「介護・福祉ロボット市場の将来と課題」

講演者:
田中 一正 氏
 大和ハウス工業株式会社 理事
 ヒューマン・ケア事業推進部長
 ロボット事業推進室長
 医療介護支援室担当

講演概要:
課題先進国といわれる日本社会は,すでに世界一の高齢社会になっている.しかもこの先,団塊の世代が続々と現役を退き,2015年には国民の4人に一人,さらに2025年には実に3人に一人が,65歳以上という,かつて経験したことが無い社会が到来する.その一方で,家族の関係は希薄になり,地域の扶助機能は低下しつつある. 介護保険の第1号被保険者は3000万人を越え,うち9割以上,要介護認定者でも約8割が在宅で生活をしている.高齢者が,自分らしい生活を続けるために必要なのは,高齢者の生活をサポートする地域の再生,そして高齢者のライフステージに応じた住環境の整備,それと,わが国が得意としている科学技術の活用ではないだろうか.生活を支えるケアやサポートについては,ICTやロボットなどの「技術」によって支えることができる部分もあろう.経済産業省の推計では,医療・介護・清掃・警備などの生活支援ロボットの国内市場は2035年に4兆9千億円に達し,産業用ロボット市場の1.8倍となることが予想されている.介護・福祉分野は生活支援ロボットのなかでも最も活躍が期待できる分野である.

略歴:
1952年滋賀県生まれ.立命館大学理工学部土木工学科卒業. 1975年大和ハウス工業株式会社入社.滋賀特建営業所長, 東日本シルバーエイジ研究所長,西日本シルバーエイジ研究所長, 総合技術研究所副所長を歴任. シルバーエイジ研究所は,大和ハウス工業における医療・福祉分野の施設建設を専門に行うセクションとして1989年に設立.病院・老人保健施設・有料老人ホーム・グループホームなどのマーケティング,建設・運営の企画提案など幅広い実績がある.また,大和ハウス工業における新規事業であるロボット事業を創業した.2008年度経済産業省ロボット産業政策研究会委員.日本生活支援工学会理事. 著書には「デイサービスセンターの開設・運営マニュアル(綜合ユニコム)」,「北欧のノーマライゼーション(TOTO出版)」などがある.

特別講演(SL3)

日時:5月27日(火) 15:50~16:30
場所:とやま自遊館1階・自遊館ホール

講演題目:
「先用後利が原点!
 〜廣貫堂のイノベーション〜」

講演者:
塩井 保彦 氏
 株式会社廣貫堂 代表取締役会長 

講演概要:
富山県の医薬品産業は,300余年にわたる家庭薬配置販売業の歴史と伝統を有する「先用後利」という優れた精神に支えられて来ました.医薬品製造業者に関連する印刷業をはじめとした業種が集積し,現在富山県は 都道府県別医薬品生産額では全国3位,一人当たり生産額では全国1位となって おり今後,富山県の多様な医薬品製造業とその関連産業の集積を活かして, 富山発の医薬品が世界展開されるよう,製造技術力の強化等「くすりの富山」の 更なる発信が望まれます.廣貫堂グループでは,明治9年の創業より137年にわたり,医薬品等配置販売事業 の理念たる「先用後利」を礎とし,社名の由来である「医療の仁恵に浴せざる寒村僻地 にまで広く救療の志を貫通せよ」を企業理念に掲げて参りました.伝統を受け継ぎ, 常にお客さまの健康を考え,真に必要とされる医薬品の研究・開発・製造・販売に取り 組んでまいります.

略歴:
1954年8月10日生まれ.1978年3月中央大学法学部 卒業. 1978年4月大塚製薬株式会社入社.1985年3月株式会社広貫堂 入社. 1994年6月取締役就任. 2000年6月取締役副社長. 2001年6月代表取締役社長. 2002年6月代表取締役. 2013年6月代表取締役会長.現在に至る.

特別講演(SL4)

日時:5月28日(水) 11:30~12:30
場所:とやま自遊館1階・自遊館ホール

講演題目:
「災害対応のためのロボット技術開発とその活用・運用」

講演者:
淺間 一 氏
 東京大学大学院工学系研究科
 精密工学専攻 教授

講演概要:
東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故においては,人が行うことが困難な作業,危険な作業が多く存在し,ロボット技術の適用 が求められた.本講演では,これまでに開発され,災害現場や事故現場で適用されたロボットや遠隔操作機器について紹介するとともに,これから の原子力発電所の廃炉に向けて,さらには今後起こりうる自然災害や人工災害・事故などへの備えとして求められる遠隔操作機器やロボット,社会 インフラや産業インフラ,設備の点検・保守などで求められているロボットなどについて解説する.また,これまでの開発や現場投入において明ら かになった様々な課題について述べ,危険作業のためのロボット技術の社会実装,災害に対する備えにおいて必要となるロボットや遠隔操作機器の 運用システムのあり方,災害対応ロボットセンターの構想などについて議論する.

略歴:
1984年3月東京大学大学院工学系研究科修士課程修了.1986年9月理化学研究所化学工学研究室研究員補.同研究所研究員,副主任研究員を経て,2002年11月東京大学人工物工学研究センター教授.2009年11月東京大学大学院工学系研究科教授.自律分散型ロボットシステム,空間知能化,サービス工学,移動知,脳内身体表現,サービスロボティクス,ヒューマンインタフェースの研究等に従事.日本機械学会ロボメカ部門学術業績賞(2001),日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門功績賞(2009),日本機械学会船井賞(2009),計測自動制御学会システムインテグレーション部門学術業績賞(2010),日本ロボット学会功労賞(2013)等受賞.科研費特定領域「移動知」領域代表(2005-2009).IEEE Robotics and Automation Society 理事(2007-2009),International Society for Intelligent Autonomous Systems 副会長(2012-),日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門長(2007).日本ロボット学会副会長(2011-2012).日本機械学会医工学テクノロジー推進会議委員長(2011-2012).サービス学会理事(2013).日本機械学会理事(2014-).政府・東京電力廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議委員(2013-).国際廃炉研究開発機構技術委員会委員(2013-).日本原子力研究開発機構福島廃炉技術安全研究所施設運営・利用委員会委員(2013-).産業競争力懇談会災害対応ロボットセンター設立構想プロジェクトPL(2013).原子力安全研究協会廃炉対策基盤研究検討専門委員会委員(2013-).日本学術振興会学術システム研究センター工学系科学専門調査班専門研究員(2013-).日本機械学会フェロー.日本ロボット学会フェロー.IEEE,日本機械学会,日本ロボット学会,計測自動制御学会,精密工学会などの会員.工学博士(東京大学).


表彰式

第92期ロボティクス・メカトロニクス部門賞及び
部門一般表彰 表彰式

日時:5月27日(火) 15:00~15:50
場所:とやま自遊館1階・自遊館ホール

部門賞
 (功労賞・学術業績賞・技術業績賞)
日本機械学会若手優秀講演フェロー賞
部門一般表彰
 (部門貢献表彰・ROBOMECH表彰・
  ベストプレゼンテーション表彰・JRM表彰)

機器展示・協賛企業・団体


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カタログ展示