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Assistive Technology/工学・技術への期待と進歩

医学は“経験の学問”とも言われてきましたが,長い年月をかけて一歩ずつ進歩してきました.この数十年間においては,医学や医療技術は著しい進歩を遂げておりますが,この背景には医学分野に工学,科学,工業技術が応用されたことが大きく関係していることはご存じの通りかと思います.また,高齢者や障がい者などへの自助・介助を含む生活の様々な場面における支援や福祉は,ごく数十年から取り上げられる様になりましたが,昨今では積極的に議論される様になってきましたし,工学や技術の応用により日々様々な進歩が感じられます.

医療,福祉,支援工学などの分野の進歩には工学や技術の応用が必要不可欠であり,工学や技術の積極的な適応が期待されております.これに加えて,応用可能な工学や技術自体の進歩が期待されていることも事実です.この様に,医療,福祉,支援工学などの進歩と応用されている工学や技術の進歩は,互いに必要視され,協調し,相乗効果が得られていると考えられます.また,これらを支えているのは,科学や工学の基礎研究を行っている方々,企業などで新たに高精度な機器の開発を行っている方々を始め,医療,福祉,生活支援分野と工学や技術の架け橋となり,これらの複合分野を結び付け,研究・議論を重ねてきたLIFE大会を代表する学会活動やそこに参加される皆さんの努力によるものと信じています.

今回は,少々乱暴かもしれませんが,この分野を“Assistive Technology”として表現させていただきました.これまで“Assistive Technology”を進歩させてきた工学や技術に敬意を表すると共に,今後も “Assistive Technology”の発展のために工学や技術に期待するところは大きいと思います.そこで,改めて今回のLIFE2023大会では“Assistive Technology”と工学や技術の連携をより強固にし,双方向の交通量が多い“架け橋”となる様,活発な議論や意見交換がなされることをお願いしたいと思います.

日本機械学会(幹事学会)・バイオエンジニアリング部門
大会長 新潟工科大学 寺島正二郎

告知ポスター

告知ポスター

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事務局

LIFE2023 大会事務局

新潟工科大学 工学部
工学科 機械システム学系
〒945-1195
新潟県柏崎市藤橋1719
E-mail:life2023@jsme.or.jp

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