第57期(平成30年度) 中国四国支部 支部長 蝶野 成臣
この度,中国四国支部長を拝命しました高知工科大学の蝶野でございます. 稲見前支部長が推進してこられた施策を継承しつつ,地区幹事・商議員を はじめ支部会員の皆様と意見交換をしながら魅力ある支部づくりに尽力する所存です.
支部規則第3条(目的)に,「当支部は中国,四国地方における機械に関する学術および 技術の進歩発展をはかり,かつ工業の発展のためにつくすことを目的とする」とあります. 学術・技術でグルーピングした部門と異なり,支部は地域でグルーピングした組織ですので, 地域の情報交換の場としてこそ支部の存在意義があると言っても過言ではありません. 支部を活用することで皆様の業務が進捗したと実感して頂けるような会員サービスを 提供してまいりたいと思います.
支部事業として,講演会,講習会,見学会,学生会活動等があります.中国四国支部は 半世紀余りの歴史を持つ支部ですので,この間,上記事業が洗練された企画になっている ことは確かですが,一方で時代や現在の支部状況により適合するよう改善努力も必要であると 思っております.例えば支部の学術活動である支部総会講演会ですが,その件数は昨年度 (広島工業大学)196件,今年度(徳島大学)204件であり支部の規模からして健闘している数字と 理解しています.しかし企業会員の発表件数が極めて少ないのが現状です.企業会員にとって 魅力的な講演会になっていないことがその主因であるなら改善の余地はあると思います. PDCAサイクルを確実に回していきたいと考えています.
前年度からの支部の課題として,会員,とくに企業会員の減少に歯止めをかけること, 支部交付金減額の対応策,効果的な情報発信方法等があります.地域の大学等と企業による 産学連携の強化が支部の課題解決にも繋がりますので,地域の活性化に貢献できるよう, まずは出来ることから始めたいと思います.支部会員の皆様のご理解,ご支援,ご協力を賜りたく, この1年間,どうぞよろしくお願い申し上げます.