部門長挨拶
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部門長就任の挨拶|部門長退任の挨拶
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●部門長就任の挨拶
第79期交通・物流部門部門長 阿部雅二朗(長岡技術科学大学)
第78期鈴木康文部門長を引き継ぎ、第79期部門長を拝命いたしました。交通・物流部門は、自動車、鉄道、船舶、航空機、昇降機・遊戯施設、物流機械等に関わる部門です。学会誌8月号に毎年掲載されます機械工学年鑑をご覧いただければ、その活動領域の概要を少しご理解いただけます。年1回、関係者が一同に会します部門大会のほか、部門企画のさまざまな講習会等にご参加いただければ、陸、海、空および宇宙における、ひとおよびものの流れに関する多様な研究開発、技術開発の先端を学ぶことができます。
日本でも世界でも業界等の再編と競争の波が押し寄せています。学会およびその部門等も例外ではありません。横断的連携の実効性を上げることがますます重要です。本部門では、部門内の活動に参加するだけで、普段接することの少ない分野の人々とも横断的に交流できます。機械工学関係者以外に、土木・建築や電気工学の関係者などとの交流もあります。専門の学問分野に関する部門より、応用的あるいは実務的色彩が強いことも特徴です。これらの特徴を活かせば、個々の専門学問分野からとは違った切り口で、体系的にかつ総合的に問題をとらえ、実用性の高い解答を得ることも可能と思います。たまには専門の枠を飛び出し、自由に刺激的に、多分野・異分野の人と交流し、情報ネットワーク以外に多様なヒューマンネットワークを構築しませんか。新たな横断的連携の礎を築きませんか。専門分野での基礎的研究内容の実用化への道を探りませんか。関係者一同、新規ご加入もお待ちしております。
本部門が対象としますひとやものの流れと関わる陸、海、空および宇宙の乗り物や機械ならびにシステムは、昔も今もこれからも老若男女をそしてあなたを魅了すると思います。科学技術創造立国を目指すわが国にとって貴重な活動を行えるはずです。皆様おひとりおひとりにも活力を与える部門の活性化にご関係各位のご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
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●部門長退任の挨拶
第78期交通・物流部門部門長 鈴木康文(鉄道総合技術研究所)
2000年度は機械学会全体の財政改革に関連して、部門活性化の施策がはっきりと示されてきました。即ち、学会から部門に対して交付金を大幅に増やし、更に部門の裁量権の範囲を広げることにより、部門として活動を活発にできるような環境を整えるというものです。部門への交付金の配分は部門の評価点に基づいて決められ、評価点は部門の会員登録数と活性度によります。つまり、活発な活動をして、会員を増やしていく部門はますます繁栄していくことになり、そうでない部門は衰退の一途をだどることにもなります。
これからは、情報の動きに合わせ、人や物の流れも高度化、高密度化していくことが求められてくると思います。そのために機械技術として貢献すべきことは多く、学会として会員の皆様に役立つような企画をすべく工夫をしていくことが重要と思っています。多分野の集合としての当部門の特殊性を活かして、横断的な活動を展開し、学会でしかできないような価値のある活動を提供していくことが必要です。
第79期の新しい執行体制の下、魅力的な企画を展開していただけるものと思います。会員の皆様にはぜひ多くの行事に参加していただき、周りの方々に学会のPRをして、交通・物流部門に登録するよう働きかけていただけたらと思います。今後とも皆様には学会を大いに利用していただき、その結果として当部門がますます繁栄していくことを期待いたします。
最後に読者の皆様、インターネット上のホームページ(http://www.jsme.or.jp/tld/)をご覧下さい。ページが読みやすく刷新され、最新情報が満載されております。また、英語版も開設いたしました。学会行事等の情報源として活用して下さい。
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