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校外実習体験記

八戸工業高等専門学校
機械工学科4年  鶴ヶ崎 大 介

 私は、今年の夏休みに校外実習で長野県の飯田市にある“多摩川精機株式会社”に行って来ました。この会社ではエンコーダーの付いたモーターや航空機用のジャイロなど、角度を追求した製品を作っています。八戸に“八戸多摩川”という子会社があるため、八戸出身の人たちがたくさんいました。そしてその半分が高専の先輩でした。
 私は先輩に連れられて“第一機械工作部”という部署に配属されました。そこは、設計部から頼まれた部品を作るところでした。工場の中には、NCフライス盤とかマシニングセンター、NC旋盤、研削盤などがずらりと並んでいました。中には、教室1つ分位の大きさのマシニングセンターがあったりして、とても大きな工場でした。
 僕はそこで、工作機械の使い方、プログラミング、低コストでどれだけ性能の良い製品をたくさん作るかという最適設計などを学び、実際に製作ラインに入っていろんな物を作りました。と言うと、簡単なように聞こえますが、寸法が0.1o小さいだけで作り直しをしたり、床に製品を一度でも落としたりすると、すぐに「ボツ」になったりと、ものすごく精度に厳しく大変なものでした。でもその中でも楽しいことはありました。社内のお祭りがあったり、会社の人とドライブや映画を見に行ったり、「接待の仕事」を勉強したり・・・と、週末は遊ぶことでいっぱいでした。
 今回の実習で、私は社会に出てからの厳しさと楽しさ、そしてもっと積極的に行動し、自分をアピールすることの大切さを学びました。就職して会社に入ったら、たくさんの仲間を作って、バリバリ仕事をし?大いに遊ぼうと思います。
 多摩川精機株式会杜の方々には大変お世話になり、ありがとうございました。もし機会があったら、また実習に行きたいですね!


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