日本大学工学部と流体力学研究室 日本大学工学部 機械工学科4年 末広 秀行 日大工学部といえば日大の数多い学部の中でも最も自然に恵まれた環境にある学部といえます。春は、校内に植えられた桜の花が親里を離れて不安ばかりの(?)新入生を励まし(??)、夏は小名浜の海が学生をマリンスポーツヘと誘い、秋は磐梯山の紅葉が学生の勉学心を呼び起こし(???)、冬はこれまた雪化粧した磐梯山がスキーをしに来いと学生を誘惑します。 さて、このよう環境の中で私は3年と半年過ごし、現在、流体力学研究室で卒業研究に取り組んでいるところです。研究テーマは、「直角合流管内の乱流速度分布」で、簡単に説明しますと上からみるとTの字に配管されたパイプに水を流し、管内の乱流の速度分布をピトー管で測定するといった実験です。こういってしまうと本当に簡単な実験に思われるでしょうが、実際は合流の速度分布の測定にはいるまえに、まずピトー管(及び静圧管)の検定(十分発達した速度分布の測定)があり、この時に測定技術を磨きます。実験では、ピトー管を正確に取り付けなければならないし、装置内のエア抜き、流量調整、流量比調整などが大変でかつ重要なのです。やっとの思いでこの関門を<ぐりぬけて、測定に入れても気圧や水温の急な変化があると、正確なデータがとれずやり直しになります。このほかにも、聞くも涙、話すも涙(?)の苦労がありますがその分きれいなデータがとれたときの喜びはひとしおです。 学生生活も残り少なくなりましたが、学生生活の締めくくりとなる卒業研究を納得のいくように仕上げることは勿論、東北の良さを満喫して悔いなく業できるようにのこり半年弱を過ごしたいと思います。 |