東北学生会親睦会に参加して 秋田高専 機械工学科5年 高橋 誠 まだまだ焼き付くような日差しが降り注ぐ8月24、25日の両日、1泊2日の日程で東北学生会の親睦会が、秋田県男鹿半島の観光を中心に行われた。委員長校である我々秋田高専の面々はこの日を心待ち?にしていた。 2日間の日程は、1日目が秋田電子の雄和・天王工場、さらには五洋電子の天王及び鶴沼台工場の企業見学を経て男鹿にある男鹿簡易保養センターでの懇談会で終わり、2日目は男鹿半島周遊というものであった。この懇談会を目当てにこの会に参加したという人は、きっと私だけではなかっただろう。 秋田電子・五洋電子という会社は、秋田県を代表する電子部品メーカーであり、秋田の地場産業の発展を担う会社でもある。それだけに設備もしっかり整っており、我々の興味の寄せるものもたくきんあった。その秋田電子・五洋電子には、ほぼ毎年我が校の卒業生が就職し、その日の案内も我々の先輩がしてくれたところもあった。 さて、全ての見学が終わるといよいよ宿泊場所であり、また懇談会の会場でもある男鹿簡易保養センターへと向かうのである。このセンターは、男鹿の海が一望できる高台に建てられており、日暮れ時の眺めは何とも言えない程のものである。ちょうどその絶景が窓外を彩るとき、宴は始まった。目の前には活のよい魚介類の料理が並び、また秋田電子・五洋電子から差入れて頂いた大童のビール、日本酒がズラリと並んだ。ほほ半日見学箇所を歩いてまわって疲れていたはずの参加者の顔は、なぜか再び活を取り戻していた。我が校の小笠原先生(学生会担当幹事)の「乾杯」の音頭によって宴は始まり、その日初めて顔を合わせたばかりの機械屋の卵達は、酒の勢いも加わってまじめな話、就職の話、単なるバカ話等々、話題の花を咲かせていた。 話のネタは尽きることもなく、そのまま場所を我々の部屋へ移動して2次会が始まるのだが、非常に残念と言うか、皆に迷惑をかけてしまっだというか、筆者はここからの記憶がバッタリと途切れてしまったのである。目を覚ました所は、なぜか部屋のトイレの中であった。 2日目は、先に述べたとおり男鹿半島周遊である。一度男鹿を訪ねてみたことがある人はわかると思うが、とにかく景色の素晴らしい所である。我々一行は、門前・戸賀を経由して男鹿水族館を見学し、その後入道崎で昼食をとり、散策した。入道崎は、男鹿の最西端に位置し、燈台に上がれば、天気の良い時は海岸線を遥か遠くまで望むことが出来る所である。そこに着いたころには、筆者もかなり具合いが良くなり、食欲も復活していた。 そこでほぼ主な日程は終了し、午後2時頃、秋田駅裏で解散して無事2日間の日程は終了した。 今回の参加者のほとんどは、大学の4年生や高専の5年生であった。来年度もまたたくさんの学生会行事が企画されていると思うが、こういった企画に参加するたびに学生会活動が面白く感じてくるものである。そういった学生会活動はちょっとした費用で参加できるものであるし、自分の見聞を広めるためにも絶好の機会である。今後こういった企画に進んで参加できるように呼びかけたいと思う。 また、この会に協力して頂いた秋田電子・五洋電子、他の皆様に感謝致します。参加者の皆さん、御苦労様でした。 |