山大工学部の周辺 山形大学工学部機械工学科4年 佐竹宏之 山形大学の大半の学部は、山形市にあります。1年生の時は、そこにある教養部で一般的な教養を身にっけます。2年生になると伊達政宗のふるさとで有名な米沢市に移行します。米沢市には上杉神社があり、市内はそこを中心とした城下町となっています。その南側には、巨大な建築物があり、それがわれらの工学部なのです。市内に他の高い建物はほとんどなく、工事部の他には市街地のデパートと市立病院ぐらいではないでしょうか(決して非難しているのではない)。そのため大学の屋上に上がると、米沢市が一望できます。夏の花火大会になるとそこで花火を見ながら愛のかたらい…ではなく野郎どもが集まり、うまい酒を飲んでいます。 大阪近郊出身の私が山形に来て驚いたことは、雪の多さにはもちろんの事、回りは山ばかりで嬉しくなって暇を見つけては山に行きました。夏は、フェーン現象のため思ったより暑く、扇風機のない友人が信じられませんでした。また、山形に4年近く住んでいながら蚊に刺された記憶が金く無く、これは非常に不思議なことです。 ここで機械工学科について簡単に触れておきます。工学部は昔の米沢工業高等専門学校であり、その美しい建物が今でも学部内に県の重要文化財として残っています。機械科棟の屋上には学生の製作による風洞実験装置・風車・その他・かまくら(装置ではありません)があり、学生たちは日夜実験に励む?のであります。機械工学科に悲惨な点は女子学生がほとんど居らず、いやいないに等しいということでしょう。機械工学科の年間行事の一つとして、毎年恒例の野球大会があります。これはビール券がかかっているためか、カーブ、シュートと素人にとっては反則技ともいえるピッチャーが出場します(俺のホームラン賞どこいった)。 終わりに、工学部は自然に囲まれ、穏やかな環境のためか機械工学科の学生はマイペースの人が多いような気がします。そこで、米沢市の工業が盛んになるとともに、山大工学部および東北学生会のより一層の発展を期待します。 |