P-SCD416 「二酸化炭素再資源化技術によるガイア/アグニプロジェクト推進研究分科会」
目的及び調査研究事項:
我が国では「2050 年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050 年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」との基本方針が発せられました。
本研究分科会では、地上・地下(Gaia)に存在するあらゆる熱源(Agni)からの二酸化炭素(CO2)を利用したエネルギー抽出及びCO2 を再資源化する最先端技術(Carbon NeutralTechnology)に関する具体的新技術を提供することにより上記政府方針に応えたい。
そこで、本分科会では超臨界CO2 ガスタービン発電技術ならびに核融合科学研究所所管の溶融塩テストループ(Oroshii-2)施設利用を基軸に核熱をはじめ地熱、バイオマス、太陽熱、水素基調火力等再生可能エネルギーなど地上(Gaia)におけるあらゆる熱源(Agni)からの発電をはじめとするエネルギー抽出技術として世界的に通用する次世代型発電システムの構築を目指し、当該技術開発に関する報告書・文献等を広く調査した上で、核熱や地熱、バイオマス等再生可能エネルギーに関する広範囲な領域において様々な角度から活発な議論を行い、今後の地球環境において最適なエネルギー変換システムやその導入シナリオ等を我が国のみならず世界的視野に立って検討する。
また、産学官で取り組むべき技術開発課題及び課題解決方策を整理し、動力エネルギーシステムのみならず他の部門に関係する研究者や技術者に横断的に広く使われるよう報告書としてまとめる。さらに、関係省庁にて技術開発を促進できるように技術開発の進め方についても提言する。
[戻る] |