P-SCC-II-7 「熱疲労評価技術の高度化と知識基盤拡充に関する研究分科会」
目的及び調査研究事項:

温度差がある流体混合によって生じる熱疲労現象は、原子力プラントや化学プラントにおいて、安全上および保全管理上の重要課題の一つであり,流体および配管の温度変動、拘束による熱応力、配管金属の疲労の蓄積と流体、構造、材料に関わる複合現象である。熱疲労評価の高度化では、数値シミュレーション技術の活用、疲労評価では多軸性やランダム荷重、き裂の発生および進展予測等の基礎的な知見拡充が必要であり、第1期P-SCC-U-5 「熱疲労評価技術の高度化と知識基盤構築に関する研究分科会」(2015年4月〜2017年3月)として、関連する技術分野の最新の研究成果に係る調査結果を共通技術基盤として整理し、今後の研究課題について報告書にとりまとめた。第2期(今期)では最新の技術的知見の調査を進め技術的知見を拡充するとともに、第1期で行った研究課題の提言を具体化して、今後の熱疲労評価技術の高度化に必要となる技術開発整備ロードマップを提案し、将来実施する機械学会指針の改訂作業等で規格の一部に反映する。

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