PA-TS 08-13 「カーボンニュートラルに向けたエネルギー貯蔵技術研究会」
目的及び調査研究事項:

 カーボンニュートラル(CN)実現おいてはエネルギー貯蔵(蓄エネ)技術が必須である。産業プロセスなど、熱プロセスから発生する未利用熱は賦存量が大きく熱エネルギー貯蔵技術が必要である。再生可能エネルギーの変動性に対応した蓄エネ技術も重要であり電力貯蔵とともに熱エネルギー、化学エネルギー貯蔵に可能性がある。併せて貯蔵エネルギーを用いた発電、熱利用システム技術を準備する必要がある。CN 社会にはエネルギーシステムの変革が必要であり、本研究会はこの変革を実現するために必要とされる蓄エネ分野の技術開発の将来展開を検討する。熱エネルギー貯蔵を中心に蓄エネに関連する報告書・文献等を広く調査した上で、広範囲な領域で様々な角度から活発な議論を行い、最適な蓄エネ技術およびその導入シナリオ等を検討する。また、産学官で取り組むべき蓄エネ技術開発課題及び課題解決方策を整理し、動力エネルギーシステムに関係する研究者や技術者の指標となりうる報告書としてまとめる。さらに、関係省庁にてCN実現に向けた技術開発を促進できるよう蓄エネ技術戦略の展開方法についても提言する。

 

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