A-TS 08-11「リスク低減のための最適な原子力安全規制に関する研究会」
目的及び調査研究事項:

  前研究会(A-TS08-08「原子力の安全規制の最適化に関する研究会」:2005年3月〜〜2018年2月末)では,安全を確保するためにあるべき規制について検討を行い,長期サイクルやオンラインメンテナンスなどについての提言を行うとともに,福島事故後の安全向上に関する評価を実施し,大きな成果をあげてきた.

 一方,我が国では2020年度に新検査制度(ROP: Reactor Oversight Process)が本格導入されることが決定しており,リスク情報の活用が大きな特徴となっている.このため,新研究会では,リスク情報活用を中心とした,原子力安全の考え方について検討を進める.具体的には,米国・欧州の状況を調査・参考にしつつ,新検査制度を踏まえ,リスク低減の観点から日本の新安全規制の最適化に向けて保全のあるべき姿を議論し,安全性を向上する方策を検討する事で,結果的に,経済性の向上につながることを検証していく.

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