No.08-83 講習会[見学会付]
燃料電池の有効活用・開発状況最前線
(動力エネルギーシステム部門 企画)
協賛(予定) エネルギー・資源学会,エネルギー総合工学研究所,
火力原子力発電技術協会,自動車技術会,新エネルギー財団,
日本エネルギー学会,日本ガスタービン学会,日本コージェネレーションセンター

開催日 2008年9月24日(水) 9.30〜17.00
会 場 東京ガス(株)千住テクノステーション 千住A館1Fプレゼンテーションルーム/
東京都荒川区南千住3-13-1
趣 旨 地球温暖化問題がクローズアップされるなか,エネルギー効率が高く,クリーンなエネルギーシステムとして期待される燃料電池は,各方面で開発,導入に向けた取組みが精力的に進められています.本部門では,2003年11月に「燃料電池の最前線」として,燃料電池開発の最新状況(当時)を解説する講習会を実施して好評を博しましたが,5年を経て,開発の進捗とともに,燃料電池を取り巻く環境も変化したため,あらためて各タイプの燃料電池について,有効活用といった事例も取り混ぜながら,最新の導入・開発状況と課題などを,最前線を担う専門家に解説していただきます.

講習会

 

(1) 9.30〜10.25   「PAFCの技術開発状況」
100kWりん酸形燃料電池は信頼性の指標の一つである4万時間の運転を達成し,更に改良を加え現在6万時間の設計寿命を持つ商品機が販売され,今後普及拡大が期待されている.本発表ではりん酸形燃料電池の納入実績と高信頼性を確立してきた技術開発経緯,現在進めている低コスト化,用途技術開発について報告する.
富士電機アドバンストテクノロジー(株) 環境・新エネルギー開発センター 
燃料電池部担当部長 岡 嘉弘
(2) 10.25〜11.20   「家庭用PEFCコージェネレーションの開発状況」
現在盛んに開発が進められ,将来のエネルギーシステムとして普及増加が期待されている,家庭用PEFC(固体高分子形燃料電池)コージェネレーションシステムの最新開発状況と今後の目標について紹介する.
荏原バラード(株) 開発統括部 開発企画室長 牧田 昇
(3) 11.20〜12.15   「家庭用SOFCコージェネレーションの開発状況」
家庭用SOFC(固体酸化物形燃料電池)コージェネレーションシステムについて,昨年度開始されたNEF実証試験の試験結果,現在の開発状況と今後の予定について説明する.
大阪ガス(株) 燃料電池システム部 SOFC開発チームマネージャー 栢原 義孝
12.15〜13.00 昼食 (食事を用意いたします)
(4) 13.00〜13.55   「燃料電池の開発動向と展望」
燃料電池の開発の歴史,国内外での最新の開発動向と市場展開に関する試み,商用化の方向性について展望するとともに,あわせて今後重要になる非貴金属電極材料の将来性について示す.
横浜国立大学 大学院工学研究院教授 太田 健一郎
(5) 13.55〜14.50   「MCFCを用いた火力発電所からのCO2回収技術の開発状況」
石炭火力発電所排ガスからのCO2回収技術として中国電力三隅発電所において実施している,CO2回収型MCFC発電システムの開発状況を紹介する.
中国電力(株) エネルギア総合研究所 温暖化対策技術推進担当マネージャー
大楽 正則
*事情により講師が変更となる場合もあります.あらかじめご了承下さい.
14.50〜15.05 コーヒーブレイク
見学会
15.05〜17.00 東京ガス(株)千住テクノステーション設備
(1) 水素ステーション
経済産業省による「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)」により設置された,燃料電池自動車に水素を供給する水素ステーションを見学します.
*燃料電池自動車の試乗を予定していますが,車両等の状況により,全員の方がお乗りいただけない場合もあります.あらかじめご了承下さい.
(2)

暮・楽・創ハウス(家庭用燃料電池ほか)
人と環境に配慮したエネルギー利用技術により,一歩先の暮らしを実現するための様々な仕掛けを取り入れた,提案型コンセプト住宅を見学します.

定 員 40名
申込締切 9月12日(金) (定員となり次第締切とさせていただきます)
聴 講 料

会員 20,000円(学生 10,000円),会員外 30,000円(学生 15,000円)
いずれも教材(資料)1冊分を含みます.また,聴講者には昼食を用意いたします.聴講料は開催日の10日前までに着金するようにお申し込み下さい.以降は定員に余裕がある場合当日受付をいたします.なお聴講券発行後は取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.

教  材 当日用資料として,講習会参加者のみの配布といたします.
そ の 他 設備見学時の安全管理のため,当日ご参加予定の方のお名前とご所属は,日本機械学会より東京ガス(株)に連絡します.あらかじめご了承下さい.(提出データの目的外での利用はいたしません)
申込方法 申込者1名につき,HP( http://www.jsme.or.jp/gyosan0.htm )から行事申込書1枚を打ち出し、に必要事項を記入し代金を添えてお申し込み下さい.もしくは、以下のHPからもお申し込みいただけます. http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm
問合先 TEL (03) 5360-3500/E-mail: takasugi[@]jsme.or.jp 
注意! @マーク前後の[ ](カッコ)をはずしてメールは発信ください