去る 8月26日,動力エネルギーシステム部門企画の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター親子見学会が開催され,機械学会ジュニア会友を中心として72名の参加があった.当日は11:20に東京駅近くの鍛冶橋駐車場に集合,12:30,2台のバスに分乗して筑波宇宙センターに向かった.軽快なバスガイドさんのお話のためか,若干の渋滞も気にならなかった.現地には予定の時間より若干早く到着し,予定通り13:30ごろからまずビデオ上映,そのあと2台のバスでそれぞれ若干の順序は異なるものの,展示室,総合環境試験棟,宇宙ステーション試験棟,宇宙飛行士養成棟,無重力環境試験棟を順次見学した.最後に記者会見室に移動して,JAXA若手のお二人,矢部高宏開発部員,山元透開発部員による熱心なお話をうかがった.そのあと何よりも感心した子供たちからのかなり本質をついた鋭い質問に時間もついついオーバーしたが,売店で宇宙関連のお土産も買うこともでき,楽しい見学会が終了した.帰路はやはり渋滞にもあったが,さしたる問題もなく無事東京駅まで戻ることができた.本親子見学会を当初企画した担当者として,ほっとしたのは当然であるが,参加いただいた多数の親子の皆様,中にはご家族全員での参加もあったが,これらの参加者の皆様のご協力のおかげと感謝している.
本企画は動力エネルギーシステム部門として何らかの社会貢献ができないかと企画部会で検討し,実施したものである.企画段階から特に貴重なご提案を頂き,また当日の見学会においても大変お世話になった JAXAの筑波広報グループ石井博美主査,さらに子供たちに懇切丁寧なお話も頂いた矢部さん,山元さんに感謝する次第である.またご案内を頂いた皆さん,更には見学会に参加いただいただけでなく何かとご協力いただいた動力部門企画委員,奈良林直部門長,機械学会高杉さんに心より感謝する次第である.残念ながら宇宙飛行士にはお目にかかることはできなかったが,矢部さんと山元さんのお話に対する子供たちの質問を聞いて,学会もかくあればと思った次第である.帰りのバスの中での子供たちの楽しげな様子にほっとした1日であった.それにしても親子見学会とはうまい企画であったと思うのだが.
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