先の洞爺湖サミットでとりあげられた環境,気候変動問題の中で,2050年までに世界全体の排出量の50%削減目標が触れられており,この目標に向けた進展は既存技術の展開と,低炭素技術の開発に依存していると謳われています.このように国際社会の直面する問題として地球環境改善が注目されている中で,エネルギー効率の向上と,クリーンエネルギー利用の拡大がますます重要となってきています.持続可能な成長と繁栄に向け,各方面にて,既存技術の高効率化,再生可能エネルギーの活用,低炭素技術の開発,原子力の利用,海外との技術協力等の取り組みが展開されている状況です.
また,エネルギー事情を取り巻く環境として,原油価格の高騰,排出量取引等のさまざまな要因も絡み合う中で,地球環境改善に貢献する技術の開発が期待されています.
このような状況を背景に,本年のセミナーでは「地球環境改善に貢献するエネルギーシステム」を基調テーマとして東京大学教授 工学系研究科 電気系工学専攻 山地 憲治氏より「低炭素社会に向けたエネルギー分野の技術革新」と題してご講演を頂きます.また,そのほかに基調テーマに関連しての講演などを予定しております.(詳細が決定次第等ホームページにて掲載いたします)
なお,講演会と併せて部門賞贈呈式と会員の親睦をはかる懇親会を開催いたしますので,多数のご出席をお願い致します. |