06-95 第16回セミナー&サロン

地球環境とエネルギー供給システム
−環境にやさしいエネルギー政策と技術開発−
(日本機械学会 動力エネルギーシステム部門 企画)

開催日: 2006 年 10 月 27 日(金) 13:00 〜 19:00
会 場: 株式会社 東芝 本社
住 所: 東京都港区芝浦 1-1-1 (東芝ビルディング)/電話:( 03 ) 3457-4511
交 通:

直接来場をお願いします.
( JR  山手線・京浜東北線 浜松町駅南口より徒歩 7 分(専用通路経由))

趣 旨:

 京都議定書が発効され,地球温暖化への対応が迫られています. 京都議定書で定められた温室効果ガスの削減目標を達成するためには,省エネの推進による化石燃料の総使用量の削減,および二酸化炭素の排出量がより少ないエネルギーの選択が重要となります. 近年においては, 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー が実用化されている一方, 発電電力量あたりの二酸化炭素発生量が再生可能エネルギーと同程度である原子力発電にも改めて注目が集まっています.さらに,近年の世界的な原油価格の高騰や近隣アジア地域でのエネルギー需要の急増もあり, エネルギーのベストミックスがますます重要となっています.

 このような状況を背景に,本年のセミナーでは「地球環境とエネルギー供給システム」を基調テーマとして経済産業省 本部 和彦氏より「エネルギーの安全保障と環境」と題しましたご講演を頂きます.また,メーカーのエネルギーに関する最新技術について株式会社東芝 ・電力システム社・ 統括技師長 須藤 亮氏より「東芝のエネルギー技術開発について」と題しましたご講演を頂きます.

 また,例年行われている見学会に代えまして, 高齢化社会とともに関心が高まりつつある最先端の医療技術を 「最新の医用システムについて」と題し て 東芝メディカルシステムズ株式会社技師長 朝比奈 宏氏より ご講演を頂きます .

 なお,講演会と併せて部門賞贈呈式と会員の親睦をはかる懇親会を開催いたしますので,多数のご出席をお願い致します.

定 員 : 150名
参加費 :

会員  9,000 円(学生員 2,000 円),会員外  13,000 円 (一般学生 3,000 円)

申込締切日 : 006 年 10 月 6 日(金),ただし,申込先順により満員になり次第締め切ります.
申込方法 :

任意の用紙にて,会員番号,氏名,連絡先(住所・電話・電子メイル)を明記し下記担当までFAX( 03 ) 5360-3508 にてお申込みください.

題目・講師
13.00 〜 13.10 開会の挨拶
13.10 〜 13.50

(1) 「エネルギーの安全保障と環境」 (仮)

エネルギーは国の産業,民生を支える根幹であり,短期・長期に亘る戦略が極めて重要であることはいうまでも ありません . 原油価格が 1 バレル 70 ドルにも達し,その一方で,急速な経済発展の只中にある諸国による広範囲の資源 確保の動きや,またエネルギー資源を戦略物資とした政策をとる国も あります . 我国は石油危機契機として,省エネルギーを進展し,新エネルギー開発,原子力発電の進展,天然ガス利用の拡大とそれらに基づく石油依存度の低下などエネルギーのベストミックスを図ってき まし た.しかし原子力も立地や核燃料サイクルの面で足踏み状態にあるといっても過言でない現状のなかで,将来にわたってエネルギー政策がこのまま維持できるという保障は ありません . いまこそ,環境に与えるインパクトを最小限に抑えつつも持続的な経済発展を維持するためのエネルギー政策およびエネルギーの安全保障のあり方について考え る機会を提供します .

経済産業省 大臣官房審議官 本部 和彦

13.55 〜 14.35

(2) 「東芝のエネルギー技術開発について」

二酸化炭素による地球環境への影響や発展途上国におけるエネルギー消費の増大などの課題に対して,資源の有効利用,循環利用の観点から,発電プラントにおいてもプラントの高温化や熱効率の向上による資源有効利用と温暖化抑制への配慮の努力が行われています.このような状況を踏まえて,東芝におけるエネルギー事業戦略について述べるとともに,原子力や火力発電プラント技術,核燃料サイクル技術,さらには水素社会を見据えた燃料電池技術について紹介します.

株式会社東芝 電力システム社 統括技師長 須藤 亮
14.40 〜 15.20

(2) 「最新の医用システムについて」(仮)

東芝メディカルシステムズ(株)は医療・福祉の豊かな価値を創造するため高品質で信頼性の高い商品を提供しています.当社の提供する最新の医用システムである,冠動脈を立体画像として撮影する64列マルチスライスCT,血管内治療を多方向の画像で支援する5軸回転機構付き循環器X線診断システム,全身のがんを一回で映像化するPET−CTなどについて,その概要を紹介します.

東芝メディカルシステムズ株式会社 技師長 朝比奈 宏
15.20 〜 16.00 休憩(コーヒーブレーク)
16.00 〜 17.00 動力エネルギーシステム部門 部門賞贈呈式
17.15 〜 19.00 サロンの部(懇親会)

〔担当職員 高杉史靖〕