京都議定書が発効され,地球温暖化への対応が迫られています. 京都議定書で定められた温室効果ガスの削減目標を達成するためには,省エネの推進による化石燃料の総使用量の削減,および二酸化炭素の排出量がより少ないエネルギーの選択が重要となります. 近年においては, 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー が実用化されている一方, 発電電力量あたりの二酸化炭素発生量が再生可能エネルギーと同程度である原子力発電にも改めて注目が集まっています.さらに,近年の世界的な原油価格の高騰や近隣アジア地域でのエネルギー需要の急増もあり, エネルギーのベストミックスがますます重要となっています.
このような状況を背景に,本年のセミナーでは「地球環境とエネルギー供給システム」を基調テーマとして経済産業省 本部 和彦氏より「エネルギーの安全保障と環境」と題しましたご講演を頂きます.また,メーカーのエネルギーに関する最新技術について株式会社東芝 ・電力システム社・ 統括技師長 須藤 亮氏より「東芝のエネルギー技術開発について」と題しましたご講演を頂きます.
また,例年行われている見学会に代えまして, 高齢化社会とともに関心が高まりつつある最先端の医療技術を 「最新の医用システムについて」と題し て 東芝メディカルシステムズ株式会社技師長 朝比奈 宏氏より ご講演を頂きます .
なお,講演会と併せて部門賞贈呈式と会員の親睦をはかる懇親会を開催いたしますので,多数のご出席をお願い致します. |