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2022年度部門表彰者の声:功績賞
関西大学
谷 弘詞
この度は日本機械学会 情報・知能・精密機器部門功績賞をいただきまして、誠にありがとうございました。本部門におけるこれまでの各委員会での活動および第99期の部門長を務めさせていただきましたことを評価いただいたのだと思います。これも部門に関わる多くの委員・会員の皆様、運営を支えている職員の皆様のご協力があってのことであり、あらためて深く感謝いたします。
私が情報・知能・精密機器部門に初めて参画したのは2008年でした.それまでも部門内の分科会には何度か参加させていただきましたが,部門の活動に積極的にかかわる機会はありませんでした.きっかけは、企業から大学に移り機械学会の会員となったことです.その当時,ハードディスクのヘッドディスクインターフェースのトライボロジーの研究を主に行っていたため,本部門に参加することは必然的な成り行きでした.本部門にて活動することで、様々な大学の先生方、企業の研究者の方々と知り合うことができ、また、多彩な専門分野の先生方との交流を行うことで、新しい研究分野・研究領域というものが形作られていくことを体感させていただきました。特に,私がヘッドディスクインターフェースの研究から摩擦発電の研究へシフトするタイミングで,IoT関係のセッションが充実してきているのが個人的にはうれしいことでした.
2021年度もCOVID-19感染拡大による影響で,対面での部門行事が行えなかったことが非常に残念でしたが,その状況の中でも委員の皆様のおかげでMSD部門とのコロケーションによるIIP部門講演会の開催,ニュースレターでの新企画,MIPE2022の実行委員会立上げなどを進めることが出来たことは大変印象に残っております。部門評価も正式に適用されることになり,今後ますます部門活動を活発に進めていく必要が出てきます.そのために微力ではありますが必要なサポートは積極的に行うつもりです.
最後に、今回このような賞をいただきましたが、情報・知能・精密機器部門は今後の社会においてますます重要な領域をカバーしている部門であり,学会・部門の活動の益々の活躍が期待されます.そのため皆様との連携が益々重要となるものと思いますので、今後とも皆様のご協力・ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。