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2022年度部門表彰者の声：ベストプレゼンテーション表彰

山口大学
森永 舞

　この度は，日本機械学会2022年度年次大会において発表いたしました「血管内治療デバイスに与えられる押す/回転操作に対する応答性の測定」に対し，情報・知能・精密機器部門 ベストプレゼンテーション表彰をいただき大変光栄に存じます．本研究を進めるにあたり，ご協力いただいた関係者の皆様に深く御礼申し上げます．

　受賞いたしました研究は，血管内治療で使用されるデバイス(ガイドワイヤーとカテーテル)について，相互の影響を定量的に評価することを目的としています．2種類の血管ファントムにおいてデバイスに押す・回転操作を与える実験の実施と，与えた操作量に対するデバイス先端の応答性について統計的分析を用いた評価を行いました. 血管形状とデバイス挙動の関係性を調査することで，治療する血管部位に対する適切な操作を術者が選択することを容易にすると期待されます．

　来年度からは今の研究分野を離れて社会人となりますが，今回の受賞を励みに精進していく所存です．最後になりましたが，日本機械学会の益々のご発展を祈念し，御礼の挨拶とさせていただきます．

図1 実験装置(A:デバイス挿入装置，B:2D血管ファントム，C:3D血管ファントム)

図2 実験の様子(A:2D血管ファントムで押す操作，B:3D血管ファントムで押す操作，C:3D血管ファントムで回転操作)

Last Modified at 2023/5/23