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2018年度部門表彰者の声:功績賞
神戸大学
神野伊策
この度は、日本機械学会 情報・知能・精密機器部門功績賞を賜り、誠に有り難うございました。当部門において、まだ十分な貢献ができていない段階で栄誉ある賞を頂くこととなり、大変恐縮すると共に光栄に存じます。
情報・知能・精密機器部門における活動は、2002年に松下電器産業(株)から京都大学に転職後に始まり、部門講演会および年次大会における学会発表を中心に、2005年より主査会議・運営会議メンバーとして部門内の運営に関する活動にも参加させて頂く機会を得ました。その間、各種委員会幹事、委員長等を担当させて頂き、現在まで部門活動のお手伝いをさせて頂くことで、多くのことを勉強することができました。2017年度は部門長を拝命致しましたが、ちょうど部門再編が日本機械学会内で議論されている最中で、部門が果たすべき役割や方向性について見つめ直す機会となりました。部門内で議論を重ねる中で、現在学会を取り巻く環境変化をポジティブに受け止め、部門活動を更に発展させる機会として捉え、当部門はそれをできるポテンシャルを十分有していると言う思いを強く抱きました。当部門の名称である「情報・知能・精密機器」は現在注目されているIoTを表現するコア技術であり、2018年12月の学会誌では当部門の活動を中心としたIoT特集号を刊行することができました。ご協力頂いた多くの先生方に感謝申し上げますと共に、この部門名を部門創設当時に決定された先達の時代を見通す力に改めて感心させられました。当部門は、新しい機械工学を切り拓く大きな期待を担っており、私自身微力ですが今後も部門活動を通して科学技術の進展に貢献していきたいと思っております。