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2016年度部門表彰者の声：ベストプレゼンテーション表彰

慶應義塾大学
正本　佳

　この度、HDDモデル内壁面における変動圧力計測（Measurement of Fluctuating Pressure on the Inner Wall of a Simplified HDD model）に対しベストプレゼンテーション表彰をいただき、大変光栄に存じます。今回の研究発表をご評価いただけたのは、的確なアドバイスをくださった慶應義塾大学の小尾先生と株式会社HGSTの皆さまのおかげだと思っております。この場を借りて心より御礼申し上げます。

　 受賞となりました研究は、HDD内部のディスクの高速回転に伴う空気の内部乱流が引き起こすディスクとアームの流体関連振動に焦点を置いたものです。本研究では、簡略化したHDD内壁面の複数点における圧力変動をコンデンサマイクロフォンにより測定し、強度・スペクトルについて、アームの挿入角度・厚み及びディスクの回転数との相関について実験的に明らかにしました。

　 現在私は設計開発の仕事に携わっておりますが、今後もこの受賞を励みにして日々の業務に邁進していく所存です。最後になりますが、日本機械学会IIP部門の益々のご発展を祈念し、御礼の挨拶とさせていただきます。

図：作成したHDDモデル