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2015年度IIP部門サマースクール 実施報告
2015年度 サマースクール幹事
東京電機大学 五十嵐 洋
今年で9回目となるIIP部門学生サマースクールを2015年9月8日(火)に東京電機大学東京千住キャンパスにて開催した.今回の参加者は,3大学4研究室から62名(うち教員4名)が一同に介し,昨年に引き続きアイスブレーク(グループワーク),ポスター形式の研究発表を行った.サマースクールの目的は,異なる大学・研究室の学生同士の交流機会を提供し,お互いに新たな刺激を与え合うことで,個々の研究活動の発展につなげることである.
初対面の学生同士のコミュニケーションの促進のため,協力して作業を行うイベントを最初に行い,その後ポスターセッションを行った.
アイスブレーキング|マドラータワー製作(13:30−14:50)
大学・研究室をシャッフルした6名程度(合計10グループ)で,マドラーを用いたタワー製作を行った.各グループに300本のマドラーおよびセロハンテープを配布し,一番高いタワーを作ることを目的とした.各グループ独創的なアイデアを発揮し,予想以上に高いタワーが続々と完成した.また,アイスブレーキングの効果も十分であり,和やか雰囲気で交流が行われた.
マドラータワー製作の様子:
グループ毎に独創的なアイデアを出し合い,より高いタワーを目指した.
ポスター発表(14:50〜16:30)
参加学生全員によるポスター形式での研究発表を行った.専門の枠を越えたディスカッションを促進するため,各学生には発表コメントを付箋に記入して添付するルールを実施した.これにより,各発表者がもらったコメントを持ち帰ることができ,今後の研究の良い参考になったとの声が多かった.
ポスター発表会の様子:参加学生全員が自己研究をポスター発表し,意見を交換した.
懇親会・表彰式(17:15〜19:20)
ポスター発表終了後,学生食堂にて懇親会および優秀ポスター賞の表彰式を行った.和気あいあいとした良い雰囲気の中,学生同士の情報交換が行われた.
懇親会の様子:表彰式に加え,大学・研究室を越えた交流を行った.
まとめ
今年度も,ポスター発表会を実施し,学生交流だけでなく研究内容に関するディスカッションの機会を取り入れた.研究発表を初めて行う4年生も多いため,学生同士でどこまでディスカッションが行われるか心配もあった.しかし,それは杞憂にすぎず,和やかな雰囲気の中で専門分野の枠を超えた議論が活発に行われており,各学生の今後の研究方針に良い影響を与え合うことができたと考える.また,他大学・他研究室の研究を目の当たりにし,さらに研究を頑張らなければと感じた学生も多かったように思う.本年度のIIP部門学生サマースクールも,学生間の研究交流の場として非常に大きな意義のある会であった.
本サマースクールを実施にあたり,ご参加下さった東洋大学 松元先生,工学院大学 鈴木先生,東京電機大学 佐藤先生,ご助言を頂いた湘南工科大学 高橋先生に御礼申し上げます.また,本企画の主役である学生の皆さんが,とても良い雰囲気で活発な議論をしてくれたおかげで成功のうちに終えることができました.参加して下さった学生の皆さん,ありがとうございました.今後の活躍を心から期待しています.
2015年度 IIPサマースクール参加者
参加者: 62名 (学生 58名,教員4名)
東洋大学松元研究室,工学院大学鈴木研究室,東京電機大学佐藤研究室,五十嵐研究室