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2014年度IIP部門サマースクール 実施報告

2014年度 サマースクール幹事
東京電機大学 五十嵐 洋

  今年で8回目となるIIPサマースクールを2014年9月21日(日)に東洋大学川越キャンパスにて開催した.今回の参加者は,4大学5研究室から64名(うち教員4名)が一同に介し,グループワーク,ポスター研究発表を行った.今回のサマースクールは,異なる大学・研究室の学生同士の交流機会を提供し,お互いに新たな刺激を与え合うことで,個々の研究活動の発展につなげることを目的としている.

  例年,サマースクールは1泊2日の合宿型で行っていたが,今年は1日開催とし,新たな試みとして参加学生全員が各自の研究についてポスター発表を行う研究会形式とした.また,IIPサマースクールの目的でもある交流を促すため,アイスブレーキング企画としてグループでのストロータワー制作を実施した.以下,それぞれの様子を報告する.

 

アイスブレーキング|ストロータワー制作 (13:30−14:30)

  大学・研究室をシャッフルした6名(合計10グループ)で,ストロータワー制作を行った.ストローおよびセロハンテープを用いて,一番高いタワーを作ることを目的とした.各グループ独創的なアイデアを発揮し,予想以上に高いタワーが続々と完成した.また,アイスブレーキングの効果も十分であり,和やか雰囲気で交流が行われた.



ストロータワー製作の様子:グループ毎に独創的なアイデアを出し合い,
より高いタワーを目指した.

 

ポスター発表(14:50〜16:30)

  本年度の新しい試みとして,参加学生全員によるポスター形式での研究発表を行った.専門の枠を越えたディスカッションを促進するため,各学生には発表コメントを付箋に記入して添付するルールを実施した.これにより,各発表者がもらったコメントを持ち帰ることができ,今後の研究の良い参考になったとの声が多かった.



ポスター発表会の様子:参加学生全員が自己研究をポスター発表し,
互いに意見を交換した.

 

懇親会・表彰式(17:00〜20:00)

  ポスター発表終了後,学生食堂にて懇親会および優秀ポスター賞の表彰式を行った.和気あいあいとした良い雰囲気の中,学生同士の情報交換が行われた.


全体写真

優秀ポスター賞表彰式

 

まとめ

  今年度は,ポスター発表会を実施し,学生交流だけでなく研究内容に関するディスカッションの機会をサマースクールに取り入れた.研究発表を初めて行う4年生も多いため,学生同士でどこまでディスカッションが行われるか心配もあった.しかし,それは杞憂にすぎず,和やかな雰囲気の中で専門分野の枠を超えた議論が活発に行われており,各学生の今後の研究方針に良い影響を与え合うことができたと考える.また,他大学・他研究室の研究を目の当たりにし,さらに研究を頑張らなければと感じた学生も多かったように思う.2014年度IIPサマースクールは,学生間の研究交流の場として非常に大きな意義のある会であった.

  本サマースクールを実施にあたり,会場を提供してくださった東洋大学 松元先生,また会場設営にご協力頂いた 東洋大学 松元研の学生の皆さん,企画にご助言下った工学院大学 鈴木先生,湘南工科大学 高橋先生,東京電機大学 佐藤先生にこの場を借りて御礼申し上げます.

  最後になりますが,今回のサマースクール成功は参加学生の皆さんのお陰です.ありがとうございました.皆さんの今後の活躍を心から期待しています.

 

2014年度 IIPサマースクール参加者

参加者: 64名 (学生 60名,教員4名) 
東洋大学松元研究室,工学院大学鈴木研究室,湘南工科大学高橋研究室,東京電機大学佐藤研究室,五十嵐研究室

Last Modified at 2015/2/13