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IIP部門学生サマースクール2013 実施報告
東京電機大学 五十嵐 洋 |
IIP部門では,2007年度より当部門で活躍する研究室の学生を対象として,毎年夏に1泊2日の合宿形式による学生サマースクールを実施しています.通常の講演会では学生同士が交流する機会が少ないことから,本サマースクールでは異なる大学・専門分野をランダムにグループ分けし,グループワークを通した交流を提供してきました.
本年度は,初日の午後に日立アプライアンス株式会社 多賀事業所にて講演会,工場見学をさせて頂き,その日の夜に「知能化」をテーマとしたグループディスカッションを行いました.その結果を,2日目の午前中にグループ毎にプレゼンテーション発表をしてもらいました.
第7回目となる今回,初めての試みとして企業見学会を実施しました.初日の午後に,茨城県日立市の日立アプライアンス株式会社 多賀事業所にお邪魔させてもらい,工場見学会,講演会を行いました.工場見学では,その規模の大きさや洗練されたプロセス管理体制を目の当たりにし,学生達が興味深く説明に耳を傾けている姿が印象的でした.また,講演会では,IIP部門のキーワードの一つである「知能化」を,企業に広めるための意見交換を行い,企業や産業界で実際に使ってもらうためにはどうしたら良いか,またどのような技術が求められているのか,など非常に興味深いディスカッションが行われました.
この場を借りて,日立アプライアンス株式会社 多賀事業所 五味田様,槙野様,木下様,はじめご準備,ご参加頂いた皆様へ, IIP部門サマースクール参加者を代表して心よりお礼申し上げます.
今回61名の学生(4大学 5研究室)が参加し,各グループ4~5名の合計13グループで,それぞれグループディスカッション,プレゼンテーションを行いました.今回のディスカッションテーマは,“身近な家電をターゲットとして,「知能化」などの研究技術を7分間で企業に売り込む” とし,多賀事業所での工場見学会や講演会のディスカッションを参考にしながら,各グループが夜遅くまで翌日のプレゼンテーションに向けた準備を行っていました.
2日目の朝より各グループのプレゼンテーションを実施しました.各グループのプレゼンテーションに対して,教員のみでなく学生からも積極的な質問が飛び交い,非常に充実した議論ができたと思います.また,今年から優秀な発表を行ったグループにはIIP部門講演会懇親会への招待券を賞品として贈呈しました.半年後に再会し,交友を温める機会となることと思います.本年度も有意義な時間を過ごすことができました.
最後になりましたが,2013年度サマースクールを成功裏に終えることができたのは,運営にご尽力頂いた関係各位,ご参加下さった先生方,そして主役である参加学生の皆様のお陰です.この場を借りて心よりお礼申し上げます.
日立AP 多賀工場での講演会の様子 | プレゼンテーションの様子 |
集合写真(大洗ホテルにて) |
開催情報
日時: | 2013年9月2日~3日(1泊2日) |
場所: | 日立アプライアンス株式会社 多賀工場/大洗ホテル (茨城県) |
人数: | 66名(うち教員5名) |
参加研究室: | 東洋大学 松元研究室,工学院大学 鈴木研究室,湘南工科大学 高橋研究室, 東京電機大学 佐藤研究室,五十嵐研究室 (計 5研究室) |
実施内容
9月2日(第1日目) | |
13:00−17:00 | @日立アプライアンス株式会社 多賀工場 ・工場見学 (洗濯機,掃除機,IHヒーターなど) ・知能化に関する講演会 (4件) @ 「知能化の全体像/自動車関係」 湘南工科大学 高橋宏 A 「サブリミナル操作支援」 東京電機大学 五十嵐洋 B 「音響情報によるヒトの能動的感性コントロール」 東京電機大学 佐藤太一 C 「バイオミメティクスを取り入れたマイクロロボットの開発」 工学院大学 鈴木健司 |
19:00− | @大洗ホテル ・グループ討論会 (13グループ ※4~5名/グループ) ・討論テーマ “身近な家電をターゲットとして,「知能化」などの研究技術を7分間で企業に売り込む” |
9月3日(第2日目) | |
9:00−12:00 | グループ討論報告会 @大洗ホテル |