IIPサマースクール2012参加記

東京電機大学
工学部電気電子工学科4年生
永澤 拓


  今回のサマースクールは、初めて会った物同士で何かを成功させるという事を通して多くの事を学ぶことができ、他大学との交流という点でも、充実した合宿になった。

  一日目、朝9時に集合新宿駅よりバスで出発し、午後2時00分頃には時河口湖のすぐ脇の温泉ホテルに到着、他研究室と合流。全部で60人ほどとなった。すぐに、レクリエーションを開始するため、ホテルの広間に移動と、勉強会は慌ただしく始まった。レクリエーションでは全員席を立ち、1対1で1つ質問をし合うゲームを行い親睦を深めた。それから勉強会の最初の勉強として、ゲストの先生によるプレゼンテーション、ディベートに関する講義を受けた。

ここで、今回の合宿のメイントピックとして、くじによる班分けを行い、初対面の者同士で何らかの発明を考えるディベートを行い、この内容を翌日発表する、という課題が与えられた。

  先ほどの講義の内容を踏まえ、各班、プレゼンの第一段階として、発明のストームブレインを行った。これは、紙に発想を自由に書き出してゆくというものであった。この手法は知ってはいたが、「批判しない」というルールはこの時初めて知った。

  ディベート後、この結果を各班発表したが、自由な発想が多く、あまり実用性に欠くものが多かったため、明日の発表につながるのか不安を覚えた。

  この後各班のホテルの部屋に移動し、終日プレゼンテーションの発表資料の作成を行った。しかし、一日の疲れが溜まっていたり、期日までの焦りがあり、比較的揉めやすい状況で皆の意見をまとめるという事は想像よりはるかに難しく、話し合いがスムーズに行っていない班が数多くあった。私の班は10時ごろには資料の作成も終了し就寝となったが、遅い班では無眠の班もあったようだった。

  これらから、協調性の大切さを実感できる一日となった。次の日は各班の発表と、先生による講義がメインであった。どの班も昨日の疲れが溜まっていたが、内容はどの班の発表も独創性が溢れており、聞きごたえがあるものになっていた。

  この後は、就職活動に関して必要な事や企業分析の方法や、人生設計まで考えさせられる講義を受けた。より一層勉学に励んで行く励みとなったが、それだけではなく、何か新しいことを始める事も自分の成長に繋がる事が分かった。最後は、ゲストの先生による、討論と性格の分析法と、一致、不一致に関する話で絞められたが、今回多くの学生が、昨日の体験からこれを実感できたようで、講義の後もこれに関して討論している者が多くいた。

  今回の合宿で、就職活動や社会に入ってからの事に対し心構えができたように思える。

  心身共に疲れたが、今後はより一層勉学に励んでゆきたい。

Last Modified at 2012/12/19