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優秀講演奨励賞を受賞して
広島大学 浦谷佳孝
この度、2008年度年次大会にて発表致しました「補助犬ロボットにおけるBar形障害物の検出と回避」に対し、優秀講演奨励賞を頂くことができ、誠に光栄の至りです。御指導いただいた広島大学の三枝省三教授、徳山工業専門学校 牧野 俊昭教授、芝浦工業大学 田中英一郎准教授、共に研究に勤しんだ藤本剛大さん、安田裕也さん、並びに本賞へのご推薦、貴重なご指導頂きました皆様に、まず深く感謝申し上げる次第です。
今回の受賞の対象となりました研究は、視聴覚障害者支援を目的とした補助犬ロボットに要求される機能のうち、障害者との同伴において危険度が高いBar型障害物を、我々が従来用いてきた画像センサに加え、新しくレーザー距離計を導入し、それらのセンサフュージョン手法によって検出するアルゴリズム構築とその回避行動の実証実験を行ったものです。その結果、日光によるハレーションなど、画像センサによる検出を妨げるような環境においても、十分なロバスト性を保ちつつ、障害物の検出と回避を実現するシステムの構築を行ったものです。
現在、私はヤマハ株式会社に所属し音響機器の技術開発業務に携わっておりますが、IIP部門でご指導頂いた、一つ一つが私の大きな強みになっていると感じております。この受賞を大きな励みに、さらに努力していく所存でございますので、ご指導、ご鞭撻の程、どうかよろしくお願い致します。ありがとうございました。
Last Modified at 2009/11/5