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分科会報告 − 人間情報知能メカトロニクス分科会

主査 木口量夫(佐賀大学)
幹事 大西正敏(NTTアクセスサービスシステム研究所)

 本年度より「人間情報知能メカトロニクス分科会」が発足しました.本分科会は,平成4年から平成9年まで5年間にわたり,大阪大学教授 白井良明氏,九州工業大学教授 喜多村直氏が主査を努められた「機械の知能化に関する研究会,分科会」,平成9年から平成12年まで三重大学教授 野村由司彦氏が主査を努められた「知能メカトロニクス分科会」,並びに平成12年から平成16年まで名古屋大学助教授 大岡昌博氏が主査を努められた「知能情報メカトロニクス分科会」を継承するものです.本分科会の目的は,「情報・精密機器等のメカトロニクス機器の知能化」技術を発展させるために,先端研究施設への見学と訪問先での講演会を実施して,問題解決や新しいシーズを得る機会を提供することです.直接メカトロニクスの知能化技術に関連するものはもとより,将来メカトロニクスの知能化技術に役立つであろうと思われるものまでテーマを幅広く取り上げる予定です.例えば,マルチメディア,ヒューマンインタフェース,ヒューマン情報処理,生体信号,バイオミメティックス等のヒューマンサイエンス,パターン認識・理解,分散AI,知識処理等の人工知能,ファジイ推論,ニューラルネット,遺伝的アルゴリズム等のソフトコンピューティング,インテリジェント制御,インテリジェントセンサ,ロボティクスなどが挙げられます.

 本分科会では,これまでの分科会の伝統を引き継ぎ,全国各地の先端研究施設で講演会や見学会を開催し,興味深いテーマについて話題提供と討論を行う予定です.第1回分科会は平成16年7月23に佐賀大学理工学部にて開催され,講演および研究室見学会が行われました.講演および見学研究室の内容は下記の通りです.

講演会:

講演1「音でみる -- 超音波を用いたセンシング と 時空間勾配解析 --」
  講師:寺本顕武(佐賀大学 助教授)
講演2「筋電信号を利用した人体装着型運動補助ロボットの研究」
  講師:木口量夫(佐賀大学 教授)

研究室見学会:

知能計測研究室(佐賀大学 信太克規教授研究室)
  − インテリジェント計測システム
バイオロボティクス研究室(佐賀大学 木口量夫教授研究室)
  − 人体装着型運動補助ロボット

第2回分科会は10月に九州大学にて開催予定で,年4回の分科会を予定しています.分科会への参加登録は随時行っておりますので,関心のある方は,下記までご連絡下さい.

主査 木口量夫(佐賀大学) kiguchi@me.saga-u.ac.jp
幹事 大西正敏(NTTアクセスサービスシステム研究所) m.onishi@ansl.ntt.co.jp

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