「柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会」活動紹介
分科会名: | 柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会 |
主査: | 橋本 巨(当時:東海大学) |
幹事: | 吉田 和司(山口東京理科大学) |
分科会登録メンバー: | 約120名 |
期間: | 2010年4月〜2019年1月 |
本分科会の活動履歴
■柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(3) (phase5)
所属学会:日本機械学会
分科会名:P-SCD393 「柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(3)」
活動期間:2016年8月〜2019年1月
主 査 :東海大学 橋本巨 教授
幹事長 :日立オムロンターミナルソリューションズ 吉田和司
体制など:カット紙Gとウエブ搬送Gの合同分科会として活動中
P-SCD387「柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(2)」成果報告
本研究分科会(P-SCD393)は,柔軟媒体を取り扱う複写機,プリンタ,ATM等の製品の更なる信頼性向上や,印刷技術を用いて様々なセンサや電気回路等を製造するプリンタブルエレクトロニクス(以下,PE)の高信頼で低コストの製造プロセスの実現を目指して,紙やフィルム等の媒体の挙動やトライボロジ現象を主たる研究対象として,関連する分野の研究者・技術者に議論と情報交換の場を提供するために平成28年8月に発足し,平成31年1月で活動を終了した.この間,特別講演会,事例報告会等の形式での分科会を実施.平成28年7月から新たに「柔軟媒体ハンドリング技術の理論と応用」(主査:橋本巨 東海大学教授、幹事長:日立オムロン 吉田和司)の出版企画をスタートさせた(2019年11月15日に出版に至った).柔軟媒体ハンドリング技術の日本の高い研究レベルを維持発展させるだけでなく,日本の機械技術の競争力向上には,全ての機械工学分野の融合が不可欠であり,これまでの技術の理論と応用を基礎から学ぶための教科書として欲しい.(文責 吉田 和司)
(P-SCD393幹事名簿)
主査 橋本 巨(東海大学)、幹事長 吉田 和司(日立オムロン)、渡邉 昌宏(青山学院大学)、井澤 正樹(富山高専)、砂見 雄太(東海大学)、小林 祐子(東芝)、岡野 覚(リコー)、植木 平吾(リコー)、阿部 栄文(アルプス電気)、神田 敏満(リンテック)、立原 博(旭化成)、北内 大介(日立製作所)、松村 善仁(富士フイルム)、山田 健央(富士フイルム)、小俣 順昭(高周波粘弾性株)
■柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(2) (phase4)
所属学会:日本機械学会
分科会名:P-SCD387 「柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(2)」
活動期間:2013年8月〜2016年3月
主 査 :東海大学 橋本巨 教授
幹事長 :日立オムロンターミナルソリューションズ 吉田和司
体制など:カット紙Gとウエブ搬送Gの合同分科会として活動
本研究分科会(P-SCD387)は,柔軟媒体を取り扱う複写機,プリンタ,ATM等の製品の更なる信頼性向上や,印刷技術を用いて様々なセンサや電気回路等を製造するプリンタブルエレクトロニクス(以下,PE)の高信頼で低コストの製造プロセスの実現を目指して,紙やフィルム等の媒体の挙動やトライボロジ現象を主たる研究対象として,関連する分野の研究者・技術者に議論と情報交換の場を提供するために平成25年8月に発足し,平成28年3月で活動を終了した.この間,見学会3回,特別講演会1回,事例報告会2回,他研究会参加1回の形式での分科会を実施した.見学会では,(独)産業技術総合研究所,富士フィルム(株) ,山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターを訪問し,PEや媒体取り扱いに関連する大学や企業の研究者や技術者から最先端の技術や取り組みに関する情報を入手した.また特別講演会では旭化成(株)・吉野彰フェロー,山形大学・時任静士教授,東海大学・橋本巨教授の日本を代表する方々に講演をいただき,柔軟媒体ハンドリング技術の重要性を再確認した.事例報告会では,特にウェブのハンドリングや当分野で重要な摩擦に関する研究事例の報告がなされた.更には本研究会のメンバーが中心となって「柔軟媒体ハンドリング技術」のロードマップを作成し,平成27年3月に開催された(社)日本機械学会情報知能精密機器部門主催の先端技術市民フォーラム「情報・知能・精密機器の将来技術」にて発表を行なった.平成28年1月に参加した大阪大学主催のプリンティッドエレクトロニクス研究会では,本研究分科会主査の橋本巨教授も講演を行ない,関連分野の研究者,技術者らとの交流を更に深めた.本分野の研究の学術的/実用的重要性に鑑みて活動をさらに継続するため,平成28年4月から新たに「柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(3)」(主査橋本巨 東海大学教授、幹事吉田和司 日立オムロン)をスタートさせた.柔軟媒体ハンドリング技術の日本の高い研究レベルを維持発展させるだけでなく,日本の機械技術の競争力向上には,全ての機械工学分野の融合が不可欠であり,再度継続する分科会でも引き続き活発な分野横断的な研究活動としたい.
(文責 吉田 和司)
(P-SCD387委員名簿)
主査 橋本 巨(東海大学)、主査 吉田 和司(日立オムロン)、委員 矢鍋 重夫(長岡技術大学)、渡邉 昌宏(青山学院大学)、井澤 正樹(富山高専)、高田 英治(富山高専)、砂見 雄太(東海大学)、小林 祐子(東芝)、松本 省吾(リコー)、岡野 覚(リコー)、植木 平吾(リコー)、寺尾 博年(アルプス電気)、阿部 栄文(アルプス電気)、疋田 伸治(富士フィルム)、神田 敏満(リンテック)、後藤 義光(旭化成)、油井 肇(富士ゼロックスアドバンテストカンパニー)、石川 美里(東芝)、三矢 輝章(リコー)、名和野 隆(富士フィルム)、北内 大介(日立製作所)、三山 敏史(日立製作所)、山崎 克将(日立製作所)
■柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(1) (phase3)
所属学会:日本機械学会
分科会名:P-SCD370 「柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(1)」
活動期間:2010年4月〜2013年3月
主 査 :東海大学 橋本巨 教授
幹事長 :日立オムロンターミナルソリューションズ 吉田和司
体制など:精密工学会から日本機械学会に母体を移す。カット紙Gとウエブ搬送Gの合同分科会として活動
前分科会の活動履歴
■柔軟媒体搬送技術と学理に関する研究専門委員会(2) (phase2)
所属学会:精密工学会
分科会名:柔軟媒体搬送技術と学理に関する研究専門委員会(2)
活動期間:2004年2月〜2009年1月
主 査 :東海大学 橋本巨 教授
幹事長 :日立製作所 吉田和司
富士フイルム 疋田伸治
体制など:2006年6月までは4つのワーキンググループごとに活動。
2006年7月から「カット紙」と「ウエブ搬送」の2つのグループごとに活動。
■柔軟媒体搬送技術と学理に関する研究専門委員会(1) (phase1)
所属学会:精密工学会
分科会名:柔軟媒体搬送技術と学理に関する研究専門委員会(1)
活動期間:1998年6月〜2002年5月
主 査 :東京工業大学 小野京右 教授
幹事長 :東芝 服部俊介
体制など:研究ワーキンググループ4つと、技術ワーキンググループ4つに分かれて活動
技術ワーキンググループで共通課題を挙げ、研究ワーキンググループで主として
大学が研究を実施した。
研究WG |
主査 |
副査 |
内容 |
WG1 |
京大@小寺 |
東工大@足立 |
媒体の力学特性と構成方程式の解明 |
WG2 |
芝浦工大@岡本 |
東北大@足立 |
摩擦駆動における紙のマイクロスリップ解析 |
WG3 |
東海大@橋本 |
東海大@服部 |
搬送媒体と流体の連成問題解析法 |
WG4 |
長岡技科大@矢鍋 |
大阪工大@小山 |
媒体搬送シミュレータ技術の開発 |