エコデザイン2008ジャパンシンポジウム 開催報告

開催日時:2008年12月11~12日
会場:東京ビッグサイト会議棟
主催:エコデザイン学会連合
協調開催:エコプロダクツ2008,第8回エコバランス国際会議

エコデザイン2008ジャパンシンポジウムは「低炭素社会に向け,技術と社会を結ぶデザイン」をテーマとして開催されました.本シンポジウムにはエコデザインに研究面や実践面で係わっている研究者、技術者、教育者、産業人、行政人など合計200名を超える参加者があり,2日間の日程で,2件の基調講演,89件の投稿論文発表と協調開催されたエコプロダクツ2008の大賞受賞事例発表6件が行われました.

2件の基調講演では技術と社会の両面から低炭素社会の今後の方向性が示されました.オーガナイズドセッションとしては「二次電池による社会イノベーション」,「持続可能社会シナリオシミュレーション」,「IT社会のエコデザイン」,「計算力学とエコデザイン」,「付加価値循環」というエコデザインシンポジウムの新たな方向性を示すセッションが行われました.一般講演セッションにおいては,本シンポジウムで継続的に議論されてきた主要テーマに関連する12のセッションが行われ,活発な質疑応答が行われました.

今回のシンポジウムでは,エコプロダクツ2008,第8回エコバランス国際会議との協調開催として,日程を合わせただけでなく,本シンポジウムの中で,エコプロダクツ大賞受賞事例発表会を行い,また,本シンポジウム参加登録者が第8回エコバランス国際会議のポスターセッションへの参加ができるようにしました.エコプロダクツ大賞受賞事例発表会では,エコデザインシンポジウムでの講演発表セッションと同一トピックスの受賞事例もあり,活発な質疑,コメントがあり,参加者間での有効な情報交流が実現されました.また,第8回エコバランス国際会議のポスターセッションでは,エコデザイン参加者が海外からの発表者と意見交換している場面が見られるなど,協調開催の効果が現れていました.

最後に,このシンポジウムの実施に当たり,多くの方々にご支援,ご協力いただきました.この場をかりまして厚く御礼申し上げます.

講演会場の様子(1)

講演会場の様子(2)

EcoBalanceポスターセッションの様子

エコプロダクツ大賞受賞事例発表会の様子

梅田 靖(大阪大学)

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