大富 浩一 (株)東芝
7/9,10にソウルのLotte Hotel Worldで第8回設計に関する日韓ワークショップ(Design Engineering Workshop 2008)を開催した。本ワークショップは日本機械学会設計工学・システム部門と韓国CAD/CAM学会の主催になるもので、韓国機械学会他も共催となっている。日本と韓国の設計工学に関する研究交流を目的に2001年に筑波で第一回を開催、以降、日本と韓国で順番に毎年開催している。昨年より、従来のDigital Engineering WorkshopからDesign Engineering Workshopに名称を変更、広く日韓の設計技術/設計研究の交換の場とした。今年は設計理論、感性設計、CAEと設計、CAD/CAM、Industryセッションの5セッションで計24件の発表があった。また、Keynote Speechとして、英国Bath大のChris McMahon教授を呼び、"Knowledge Information Management Through Life"と題して英国での設計に関するプロジェクトの紹介をしていただいた。Industryセッションでは韓国からLG電子、Samsung電子、Doosan Infracore、日本からDIPRO、東芝から発表があった。日本から10名、海外5名、韓国35名の参加があった。本ワークショップは規模は小さいが中身の濃い議論が売り物である。KeynoteをいただいたChris教授はDesign Societyのキーパーソンであるが、彼からも本ワークショップは高い評価を受け、Design SocietyのNewsletterで本ワークショップの活動を紹介したいとの連絡を後日受けた。来年のワークショップは日本での開催であり、来年10月の設計工学・システム部門講演会と時期、場所を合わせて、沖縄読谷村で10月26、27日開催の予定である。
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