No.21(2002年4月23日発行)
部門長就任にあたって
吉村 允孝(京都大学 大学院工学系研究科)
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 今期,大富前部門長から部門長を引き継ぐことになりました.この部門は,一昔前の機械工学ではあまりとりあげられなかった,モノづくりをより有効に行うために設計工学をシステム的な面から構築することを,一つの学問や技術の領域に位置付けようとするものです.現在,モノづくりでは,急速に,複雑化,高度化,グローバル化し,顧客ニーズの多様化,製品開発期間の短縮,より生活を豊かにする製品の創成・開発,環境問題への対処,製造コストのさらなる低減,資源の再利用,厳しい製品競争への対処,人間の感性や人間工学的な配慮,さらには情報ネットワークというインフラの活用技術など,従来の機械工学の範疇だけでは対処できない新しい取組みが必要不可欠な状態にあると思われますが,これらに有効な解や方策を与えることを目標にしています.
 この部門の歴史は発足以来10年余りと比較的若いわけですが,これまでの歴代の部門長を中心にした運営委員の努力により,この部門の重要性が認識されてきており,機械学会の中核的な部門へと発展してきました.この設計工学・システム部門は,機械工学がモノづくりを支える学問であるとすると,機械工学・産業に関連するほとんどの方に関連する部門であります.
 現在,日本は,経済状態の悪化,産業の低迷などの閉塞状態からなかなか抜けられない状態にありますが,これは従来の機械産業,機械工学の延長線上で努力し,開発や発展をめざせば解決できる問題とは考えられないことが原因の一つかもしれません.モノづくりの基本としての製品設計をシステムとしてとらえ,科学的,合理的に製品設計を支援するシステム技術が必要であります.日本は,個々の技術は優れているが,システム的な意思決定や判断,戦略的な取組み,革新への方策においては必ずしも強いといえない状態にあります.この部門が目指すような新しい領域の学問や技術を活用し,新しいモノづくりのあり方をともに探り,見出していこうとする方に,この部門は絶好の場を与えるものであると考えます.
 この部門の10年余りの活動において,製品設計のためのいろんな手法やアイデアが生まれてきましたが,実際の設計活動にはあまり活用されていないことがあったかもしれません.従来の製品設計活動では,欧米の汎用ソフトを単に利用するにとどまることが多かったと思われますが,それらを道具として活用し価値を生み出す技術,新しいモノづくりのための知恵を結集するための技術や学問が必要であります.
 この部門の課題の多くは,実際問題への適用により発展すると思われます.これまでこの部門での講演会などでは大学からの参加の割合が多かったのですが,企業において実際に設計やモノづくり,さらには経営・管理に携わっているかたにも積極的に参加していただける魅力のある部門にしたいと考えています.また,今後のモノづくりに対処するには,日本の国で閉じた学会活動や技術の展開では効果が十分に発揮できないと思われます.グローバルな時代への対処として,外国とのコラボレーションを意識した講演会や講習会などをも企画したいと考えています.この部門活性化のために,多くの方からの積極的な助言をお願いします.
 (E-mail: yoshimura@prec.kyoto-u.ac.jp)


部門長退任にあたって
大富 浩一((株)東芝 研究開発センター)
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 3月末で部門長を退任し,4月より吉村新部門長にバトンタッチいたします.
 この二年間,設計工学・システム部門の発展に最大限の努力をしたつもりではおりますが,振り返ってみますと,やり残したことが多いのも事実です.特に,当部門への企業メンバーの参画につきましては,講演会,分科会など多くの企画を行いましたが,若干不十分であったと反省しております.ただ,ある講習会などは非常に多くの企業の方に参加いただき,潜在的にはかなりの期待が当部門には寄せられていることも実感した次第です.
 当部門の特徴は分野横断型である点で,その領域をどうとらえるかは人によって異なります.部門の質的発展を第一と考えるのか,規模の拡大を第一と考えるのか大いに悩んだところですが,結果的には前者の方向で運営してきたつもりです.このあたりは,企業メンバーの強化とも相まって,今後の本部門の運営の方向付けに重要な点かと思います.是非,議論して頂ければと思います.
 今後も立場を変えて,部門への貢献をと考えて行きたいと思います.特に,部門活動の一環として,大学,企業,ベンダによる設計研究会(仮称)の早期立ち上げを検討しております.ご支援ご協力の程よろしくお願いいたします.
 最後になりましたが,皆様の設計研究の発展と,設計工学・システム部門の発展を祈念して退任の挨拶とさせて頂きます.


日本機械学会 設計工学・システム部門 業績賞を受賞して
赤尾 洋二(朝日大学)
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 この度,図らずも設計工学・システム部門業績賞を頂き,大変光栄に存じます.品質機能展開QFD(Quality Function Deployment) に対してと思いますので,その内容を少しご紹介させて頂きます.1960代後半自動車の急成長の頃,生産開始前に設計品質を確保するため品質展開QD( Quality Deployment) を提案し,各社で試行しておりました.1972年三菱重工の提案の品質表と合体しQFDが形成され,1978年最初の著書を水野滋先生と共編著で出版しました.その後日本品質管理学会,続いて日本科学技術連盟それぞれ10年間QFD研究会がもたれ,各社の新製品開発に活用されてまいりました.1983年米国でQFDを紹介以来毎年10数年にわたりセミナー等で普及に努めました.1993年米国でQFD Institute が設立され,1995年に第1回国際QFDシンポジウムが日本で開催後毎年各国で行われ,昨年第7回目が再度日本で開催されました.
 名誉ある部門業績賞の拝受のため,表彰式に参列致すべきところ,米国でのQFDの普及で米国品質学会ASQWatson会長による Distinguished Service Medalと賞状の授与が昨年11月 3-5日,のBaltimore で先約され欠席となりました.ゴールドメダルを2つ頂くことになり身に余る思いです.今日まで共にQFDを構築して下さった多くの方々のお陰と感謝致しております.QFDは品質管理の面からのアプローチですが,機械関係で最も活用されています.今後も皆様方に教えを頂きたく,よろしくお願い申し上げます.


日本機械学会 設計工学・システム部門 業績賞を受賞して
沖野 教郎(滋賀県立大学)
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 部門業績賞を頂戴し,光栄に存じます.関係各位に厚く御礼申し上げます.振り返ってみれば,1967年に「コンピュータによる自動デザイン」を出版したのが,私の設計分野での最初の仕事でした.それ以来北海道大学の仲間と共に3次元CADに関する研究を始め,TIPS-1を皮切りにいろいろなシステムを世に問うてまいりました.しかしそのいずれも未完成で,途中で新しいものに気が移り,詰めの努力を欠いたことが悔やまれます.それでもTIPS研究会などを組織し,産学連携にも力を入れ,最盛期には80社の参加を得ていたのですが,今と違ってあまり大ぴらに進められない雰囲気もありましたので,1987年京都大学に移ったのを機に解散しました.国際的にもCAM-Iのプロジェクトの一つを主導し,国内19国外17の企業の参加を得て数億円の研究費を使いましたが,結局完成には至りませんでした.何もかも中途半途で終わったのですが,挑戦だけはしたということを評価していただき今回の受賞につながったのかもと勝手に解釈しています.
 現在,日本の製造業は厳しい状態にあり,進路を見失っているかのようですが,やはりどの産業にとってもIT化が決め手でしょう.そのIT化の核になるのはCAD以外に考えられません.もっともこれまでのようにCAD単独ではなく,ネットの中で他のシステムと結合されて新しい総合製造プロセスの中に位置づけられることでしょう.そうなればいろいろ面白い研究の種が山のようにありそうです.受賞を機にもう一度挑戦したいものです.


日本機械学会 設計工学・システム部門 業績賞を受賞して
中沢 弘(早稲田大学中沢塾代表,早稲田大学名誉教授)
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 この度は思いがけず設計工学・システム部門の業績賞を頂き感激しております.ありがとうございました.
 私自身で自分の業績を挙げさせていただくとすると,情報積算法,デザイン・ナビゲーション・メソッド(DNM),メタコンセプト法,優秀な設計者の設計過程の調査が挙げられると思います.この内第一番目のものを除いては,日本学術振興会の未来開拓学術研究推進事業のプロジェクト「シンセシスの科学」(平成8年~平成13年)で行われた研究成果であります.
 情報積算法は情報量の概念を用いた評価法で,従来の点数評価法の欠点を改善しており,これが発展してDNMの実現に繋がっています.
 DNMは私自身が自分で最も高く評価している研究成果で,新しい開発手法です.少ない実験データから,互いにトレードオフのある要求項目をバランスよく合理的に満たすように,最も重要な設計変数を決定する手法です.既に20社近い企業で導入していただき,すばらしい成果を挙げております.
 メタコンセプト法は新しい発想法です.設計過程の調査研究でも新しい知見が得られました.以上は拙著「開発設計工学」(工業調査会)に詳しく述べてあります.ご興味のある方はご参照ください.
 最後に今後も益々貴部門がわが国だけでなく世界の産業界の発展に貢献されることを心から願っております.


日本機械学会 設計工学・システム部門 部門貢献表彰を受賞して
村上 存(東京大学 大学院工学系研究科)
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 この度は,思いもかけず設計工学・システム部門部門貢献表彰をいただき,ありがとうございました.いただきました表彰は,このニュースレターで受賞のご挨拶をされている他の方々のような優れた研究業績や研究発表ではなく,部門広報委員長としての「広報活動を通しての部門への貢献」に対してというものです.従いまして,私個人に対する表彰というよりも,委員の池井寧先生を含めて部門広報委員会としての部門運営への「参加賞」を代表していただいたものと考え,今後もより一層の努力を続けていこうと考えております.
 さて,部門広報委員会の現在の活動としましては,(1)部門ホームページ(https://www.jsme.or.jp/dsd/)への情報掲載・内容更新,(2)部門ニュースレターWeb版および印刷版の発行,という形でほぼ軌道に乗っておりますが,ホームページやニュースレターに掲載する内容について,より一層の充実が必要と考えております.つきましては,掲載情報の内容やホームページ上でご提供する機能,サービスなどに関するご意見,ご希望,ご提案を歓迎いたしますので,広報委員長(murakami@mech.t.u-tokyo.ac.jp)までお寄せください.


第11回設計工学・システム部門講演会 解析コンテスト 優秀研究表彰を受賞して
「分散メモリ型並列構造解析システムADVentureClusterの高速CGCGソルバ」
(第11回設計工学・システム部門講演会講演論文集,2001,pp.223-224.)
秋葉 博((株)アライドエンジニアリング),鈴木 正文,大山 正信,野口 裕久(慶應義塾大学理工学部),吉村 忍(東京大学新領域創成科学研究科)
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 このたび,第11回設計工学・システム部門講演会におきまして優秀研究表彰をいただき,研究者一同,大変光栄に思っています.
 研究者らは,97年からADVENTUREプロジェクトを推進してきており (2002年3月終了),本研究は同プロジェクトから生まれたものです.本研究では,CGCG (Coarse Grid based Conjugate Gradient) 法という,研究者らが新しく開発したソルバとそのパフォーマンスについて論じました.本手法は並列処理に適したアルゴリズムで,従来型の領域分割法 (DDM) と比べて,20倍以上のパフォーマンスを持っています.各並列領域のグローバルな動きをあらかじめ解いて,それを大規模な並列CG法の前処理に用いることで,高いパフォーマンスを得ています.
 並列処理は従来型の逐次型プログラムに比べて,困難な点が多く,これを乗り越えて高いパフォーマンスを達成するのはなかなか大変なことです.本研究の成果もそこにあるといえます.しかし,計算力学へのニーズと多くの研究者達の熱意は,今後並列処理の分野でも新しい技術をもたらしていくことになるでしょう.クラスタコンピューティングも大規模解析もすでに実用前夜です.われわれの研究がその端緒の一つとなることを期待しています.


第11回設計工学・システム部門講演会 解析コンテスト 優秀研究表彰を受賞して
「SPH法による流体・構造連成解析」
(第11回設計工学・システム部門講演会講演論文集,2001,pp.217-220.)
戸倉 直((株)日本総合研究所)
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 昨年の11月5~7日,香川県塩江町ヴィラ塩江にて開催されました第11回設計工学・システム部門講演会での解析コンテストにおいて優秀研究表彰に選出していただき,誠に光栄に存じます.今回発表いたしましたのは最近注目を集めているメッシュフリー解法のひとつであるSmoothed Particle Hydrodynamics (SPH)法を典型的な流体と構造の連成問題である液体容器の落下問題等に応用した解析事例です.このような問題は工学的にも需要が多いにもかかわらず通常のLagrange有限要素法では解析が困難であり,Euler要素とのカップリングなどの特別な手法が必要とされていました.SPH法はこれらの方法に比べ,比較的容易に流体と構造との相互作用を定義できるため今後の応用が期待されます.この解析に使用したのは弊社が販売・サポートを行なっている非線形構造解析ソフトLS-DYNAです.LS-DYNAは車両衝突,電気製品落下,板成形などの非線形問題に広く応用されている陽解法プログラムであり,多くのメーカーや研究機関等で使用されておりますが,このような汎用ソフトの機能のひとつとしてSPH法のような先端的な解析手法が実装され,一般ユーザーに提供されるようになったことは非常に意義深いことではないかと考えられます.今回の設計工学・システム部門講演会のテーマは「21世紀のものづくり革命の実現に向けて!!」というものでした.様々な数値解析手法が研究されていくなかで重要なことは,その解析手法がいかに実際の製品の設計開発に役立つものとなりうるかということではないかと思われます.今後も弊社としては革新的なものづくりにつながるような実用的な解析機能やノウハウを提供し続けることができるよう努力を積み重ねていきたいと考えております.


第11回設計工学・システム部門講演会 優秀発表表彰を受賞して
「巡回型領域適応配置型遺伝的アルゴリズムのスケジューリング問題への適用」
(第11回設計工学・システム部門講演会講演論文集,2001,pp.308-311.)
高橋 絵美子(香川大学 工学部)
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 このたびは,設計工学・システム部門講演会におきまして名誉ある賞を頂き,誠に光栄に思っております.今回,初めて当講演会に参加させていただき,他の発表者の方々の優れたご発表を前に感嘆していたところ,この様な表彰を頂き,大変驚きました.
 今回表彰して頂いた研究のタイトルは,巡回型領域適応型遺伝的アルゴリズムのスケジューリング問題への適用です.これは四国コカ・コーラボトリング株式会社との共同研究の成果の一部です。
 同社では、毎日サービスマンが自動販売機への缶を充填していますが、 その作業の効率化を目的としてどの順番に 自動販売機を回るとかかる時間が減って、効率よく巡回できるかを巡回型領域適応型遺伝的アルゴリズムという 新しい方法を用いて解いたものです。研究としてはまだ初期段階であり、今後はディスパッチ問題などをもちいて、さらに効率的に巡回できるような結果を出せればと思います。
 最後になりましたが,発表の場を与えてくださった本講演会の運営に携われた関係各位,ならびに学会員の方々に,感謝の意を表します.


第11回設計工学・システム部門講演会 優秀発表表彰を受賞して
「環境要因に立脚する感性の差異を考慮した製品設計指針の導出」
(第11回設計工学・システム部門講演会講演論文集,2001,pp.173-176.)
西村 勉(京都大学 工学部)
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 このたびは設計工学・システム部門講演会におきまして名誉ある賞をいただき,大変光栄に思います.初めての学会発表でもあった今回,多くの優れた先生方や先達の皆さんの前での発表は,大変に緊張するものでありました.そのような状況の中での表彰は望外の喜びであり,同時になにか励まされたような気持ちがして,今後いっそうの研鑽に取り組まなければという決意を新たにいたしました.
 さて,今回発表させていただいた内容は人間と機械製品との関わりをテーマとし,ユーザの持つ嗜好などの感性的情報を抽出し設計段階に応用することを,その焦点としております.工学的分野の高度な成熟及び社会の成熟に伴い,消費者の嗜好は多様性を増し,現在では製品の持つ感性的特性が,製品性能と並んで製品魅力に大きく影響するようになっています.本研究では,ユーザ及び製品が置かれ,かつ影響を大きく受ける外環境に注目してユーザの持つ感性的指向の共通項を抽出することで,設計段階において感性情報を取り込もうと試みるものです.このように定量化困難な感性情報を工学的に抽出しようとする研究はまだまだ発展途上にありますが,いずれはユーザの嗜好に沿った,人間とスムーズな連携を持つ機械製品を生み出せる手がかりとなるのではないかと考えています.
 末筆になりましたが,学会関係者各位及び指導教官の吉村先生に感謝の意を表します.


第11回設計工学・システム部門講演会 優秀発表表彰を受賞して
「エネルギー供給システムの多段階拡張におけるロバスト最適設計」
(第11回設計工学・システム部門講演会講演論文集,2001,pp.98-101.)
村田 辰宏(大阪府立大学 大学院)
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 このたびは,設計工学・システム部門講演会におきまして,優秀発表表彰をいただきまして誠にありがとうございました.光栄に思いますとともに,その後の研究に大変よい励みとなりました.また,合宿形式の講演会ということで,よい経験をさせていただきました.発表させていただきました研究内容は,エネルギー供給システムについて,エネルギー需要量の段階的な増加に対して,適切に機器を拡張するように設計するというものでした.地域冷暖房のような大規模なエネルギー供給システムを導入する場合に,エネルギー需要量が長期間に渡って段階的に増加するため,エネルギー需要量の推定が困難になり,その不確実性はより大きなものになると考えられます.このような場合に,エネルギー需要量の推定値を確定的に扱い設備容量計画を行えば,運用時には設計時に目標とされた経済性や省エネルギー性の向上が達成できない場合があります.そこで,エネルギー需要量の不確実性を考慮しながら,各機器容量を適切に拡張していくよう,ミニマックス機会損失基準を採用した設計法を提案しました.その結果,エネルギー需要量の不確実性や拡張期間が各期間の最適容量に及ぼす影響を明らかにしました.実際の地域冷暖房のような大規模なエネルギー供給システムの導入における一つの重要な指針を与えることができたものと考えております.最後になりましたが,発表の場を与えてくださり,本講演会の運営に携われた皆様に深く感謝申し上げます.


№02-31 第12回設計工学・システム部門講演会 講演募集
-日本型ものづくりの復権-
設計工学・システム部門 企画

開催日
2002年11月28日(木)~30日(土)

会場
東京都立大学(東京都八王子市)
詳細はホームページ(http://www.metro-u.ac.jp/)にてご確認ください.

趣旨・特色
 設計工学システム部門の部門講演会も12回目を数えるに至りました.我が国の長引く構造不況の中で,高付加価値を 目指す日本型ものづくりが少しずつ見直され,明るい兆しが垣間見えてきているように感じられます.今回は,「日本 型ものづくり」をテーマに,通常のオーガナイズドセッション,一般セッションに加えて,元気の良い企業などからの 特別講演,学生向けのセッション,見学会も企画中です.また,新たな試みとして「設計コンテスト」も実施します. 奮ってご参加下さい.

募集要項
(1) 講演時間は1題目あたり15分,討論は5分とします.
(2) 原稿はA4判で4ページまでとします(英文アブストラクトを含む).

講演申込方法
 原則としてWebページ(http://www.yamakawa.mech.waseda.ac.jp/~regist/entry.cgi)からお申込みください.
 Faxをご利用の場合は,学会ホームページの研究発表申込書(https://www.jsme.or.jp/kouchu.htm)をプリントアウ トの上ご利用いただくか,A4判用紙 (書式自由)に「日本機械学会第12回設計工学・システム部門講演会講演申込」 と題記し,(1)申込セッション/コンテスト名(下記参照),(2)講演題目,(3)著者・連名者の氏名・所属・会員資格 (講演者が第一著者でない場合は講演者に○印),(4)連絡先(郵便番号,住所,所属,氏名,電話番号,Fax番号, E-mailアドレス),(5)講演要旨(250字以内)を明記の上,下記実行委員長宛にお送りください.会員外の方の発表も歓迎します.

募集テーマ
オーガナイズド・セッション,一般セッション,コンテストおよびオーガナイザ一覧(各セッション/コンテストに関するお問合せは,各オーガナイザまでお願いします.)
O01 設計の統合化
藤田喜久雄(阪大) Tel: 06-6879-7324/Fax: 06-6879-7325/E-mail: fujita@mech.eng.osaka-u.ac.jp
O02 設計支援・CAD/CAM
村上存(東大) Tel: 03-5841-6327/Fax: 03-3818-0835/E-mail: murakami@mech.t.u-tokyo.ac.jp
O03 ネットワーク環境下での設計
荒川雅生(香川大) Tel&Fax: 087-864-2223/E-mail: arakawa@eng.kagawa-u.ac.jp
宮下朋之(早大) Tel: 03-3232-3743/Fax: 03-3209-9176/E-mail: miya@yamakawa.mech.waseda.ac.jp
O04 情報共有と設計
綿貫啓一(埼玉大) Tel&Fax: 048-858-3433/E-mail: watanuki@mech.saitama-u.ac.jp
O05 コラボレーション・コンカレント設計
吉村允孝(京大) Tel: 075-753-5224/Fax: 075-771-7286/E-mail: yoshimura@prec.kyoto-u.ac.jp
O06 協調工学
福田収一(都立科技大) Tel: 042-585-8670/Fax: 042-583-5119/E-mail: fukuda@tmit.ac.jp
O07 設計と感性
大富浩一(東芝) Tel: 044-549-2379/Fax: 044-549-2382/E-mail: koichi.ootomi@toshiba.co.jp
O08 ヒューマンインタフェース
渡辺富夫(岡山県立大) Tel: 0866-94-2105/Fax: 0866-94-2199/E-mail: watanabe@cse.oka-pu.ac.jp
O09 設計教育
福田収一(都立科技大) Tel: 042-585-8670/Fax: 042-583-5119/E-mail: fukuda@tmit.ac.jp
O10 物理指向モデリング
小野里雅彦(阪大) Tel: 06-6879-7340/Fax: 06-6879-7247/E-mail: onosato@mech.eng.osaka-u.ac.jp
O11 ロバスト設計・信頼性設計
山川宏(早大) Tel: 03-5286-3262/Fax: 03-3209-9176/E-mail: hiroshi@yamakawa.mech.waseda.ac.jp
荒川雅生(香川大) Tel&Fax: 087-864-2223/E-mail: arakawa@eng.kagawa-u.ac.jp
O12 最適設計
山川宏(早大) Tel: 03-5286-3262/Fax: 03-3209-9176/E-mail: hiroshi@yamakawa.mech.waseda.ac.jp
吉村允孝(京大) Tel: 075-753-5224/Fax: 075-771-7286/E-mail: yoshimura@prec.kyoto-u.ac.jp
O13 複合領域の最適設計
吉村允孝(京大) Tel: 075-753-5224/Fax: 075-771-7286/E-mail: yoshimura@prec.kyoto-u.ac.jp
山川宏(早大) Tel: 03-5286-3262/Fax: 03-3209-9176/E-mail: hiroshi@yamakawa.mech.waseda.ac.jp
O14 近似最適化
荒川雅生(香川大) Tel&Fax: 087-864-2223/E-mail: arakawa@eng.kagawa-u.ac.jp
O15 First Order Analysis
吉村允孝(京大) Tel: 075-753-5224/Fax: 075-771-7286/E-mail: yoshimura@prec.kyoto-u.ac.jp
小島芳生(豊田中研) Tel: 0561-63-4115/Fax: 0561-63-5743/E-mail: ykojima@ket.tytlabs.co.jp
O16 音・振動と設計
萩原一郎(東工大) Tel&Fax: 03-5734-3555/E-mail: hagiwara@mech.titech.ac.jp
鈴木賢一郎(エステック) Tel: 045-661-1661/Fax: 045-661-1664/E-mail: kenichiro.suzuki@estech.co.jp
O17 設計CAD/CAEシステム
萩原一郎(東工大) Tel&Fax: 03-5734-3555/E-mail: hagiwara@mech.titech.ac.jp
吉田康彦(サイテック) Tel: 0566-77-5327/Fax: 0566-77-6045/E-mail: yoshida@citec.co.jp
O18 人工物工学
冨山哲男(東大) Tel: 03-5453-5888/Fax: 03-3467-0648/E-mail: tomiyama@race.u-tokyo.ac.jp
下村芳樹(東大) Tel: 03-5453-5891/Fax: 03-3467-0648/E-mail: simomura@race.u-tokyo.ac.jp
O19 インバース・マニュファクチャリングとメンテナンス工学
下村芳樹(東大) Tel: 03-5453-5891/Fax: 03-3467-0648/E-mail: simomura@race.u-tokyo.ac.jp
梅田靖(都立大) Tel&Fax: 0426-77-2729/E-mail: umeda-yasushi@c.metro-u.ac.jp

G01 一般セッション
梅田靖(都立大) Tel&Fax: 0426-77-2729/E-mail: umeda-yasushi@c.metro-u.ac.jp

C01 解析コンテスト(内容に関しては下記説明をご覧ください.)
萩原一郎(東工大) Tel&Fax: 03-5734-3555/E-mail: hagiwara@mech.titech.ac.jp
田辺誠(神奈川工大) Tel: 0462-91-3116/Fax: 0462-42-6806/E-mail: tanabe@sd.kanagawa-it.ac.jp
小方康弘(コマツ) Tel: 0761-43-4562 ext.2910/Fax: 0761-43-0829/E-mail: yasuhiro_ogata@komatsu.co.jp
C02 設計コンテスト(内容に関しては下記説明をご覧ください.)
大富浩一(東芝) Tel: 044-549-2379/Fax: 044-549-2382/E-mail: koichi.ootomi@toshiba.co.jp

申込締切
2002年6月20日(木)

採否通知
2002年7月中旬頃(原則としてE-mailにてご連絡を差し上げます.)

原稿締切
2002年9月20日(金)

宿泊
学会,部門として宿泊の斡旋はいたしませんが,ご参考までに会場近くのホテルリストを下記にご案内いたします.

講演会全般に関する問合せ先
〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
東京都立大学大学院工学研究科機械工学専攻
梅田 靖(実行委員長)
Tel&Fax: (0426)-77-2729/E-mail: umeda-yasushi@c.metro-u.ac.jp

〒160-0016 東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館5F
日本機械学会(担当職員 高杉史靖)
Tel: (03)5360-3500/Fax: (03)5360-3508/E-mail: takasugi@jsme.or.jp

詳細情報,最新情報は部門ホームページ,および部門ニュースレターに掲載します.詳細を郵送希望の方は,返信用郵便切手80円分を同封の上,担当職員宛に郵便にてお申込みください.


第12回設計工学・システム部門講演会 解析コンテスト

 デジタル設計の時代にあって今や解析は多くの性能開発に利用されています.しかし,マイクロマシンのように力の場が異なる場合や多くの構造ー流体連成問題や製造シミュレーションなど未開拓分野も残っています.また,これまで十分に定着したと考えられる剛性や固有値解析などに於いても並列処理などの新しい試みもありまだまだ解析は発展途上にあるといえます.更に,解析を実行する場合にはメッシュ生成が,解析結果の理解にはいわゆるサイエンスビジュアライゼーションが必要となります. このような一連のプリプロセッサー,解析,ポストプロセッサーに何らかの形で携わっている研究者・技術者が一同に会し有意義なディスカッションを行うことをねらいとしています.

内容
参考にすべきメッシュ生成,解析,ビジュライゼーションに関する手法と結果を第12回設計工学・システム部門講演会(D&S'02)で発表していただくと共にその概要を会場に掲示致します.皆様の積極的な参加をお待ちしております.

テーマ
解析に関わる,メッシュ生成などプリプロセッサー,解析技術,ビジュライゼーションなどのポストプロセッサーであれば何でも可.

申込方法
第12回設計工学・システム部門講演会の申込方法に準じます.Webページ(http://www.yamakawa.mech.waseda.ac.jp/~regist/entry.cgi)またはFaxにてお申込みください.

問合せ先
萩原一郎(東工大) Tel&Fax:03-5734-3555/E-mail: hagiwara@mech.titech.ac.jp
田辺誠(神奈川工科大) Tel: 0462-91-3116/Fax: 0462-42-6806/E-mail: tanabe@sd.kanagawa-it.ac.jp
小方康弘(コマツ) Tel: 0761-43-4562 ext.2910/Fax: 0761-43-0829/E-mail: yasuhiro_ogata@komatsu.co.jp


第12回設計工学・システム部門講演会 設計コンテスト

背景
 製品の高機能化,高度化に伴い,その開発のやり方も大きく変わりつつあります.一方で,製品開発環境もNET,ITの急速な発展に底上げされる形で,大きく変わろうとしています.特に,10年前には専門家のツールであったCAD,CAM,CAE,CAO,PDM,DfX,DFSS,VR等が,現在では設計者が日常的に使えるところまできています.一方で,設計の現場,大学での設計教育の場では,これらが必ずしも効果的に導入されていないのが現状です.本コンテストは上記点に鑑み,広く設計技術者,設計研究者,設計ツール開発者を対象とし,市販,自作を問わず,上記ツール/手法(CAD,CAM,CAE,CAO,PDM,DfX,DFSS,VR等)を用いた設計事例(仮想設計も含む)を発表共有することにより,"21世紀型"設計への転換の糸口を見つけることを目的としています.

方法
 上記設計事例を第12回設計工学・システム部門講演会(D&S'02)で発表していただくと共にその概要を会場に掲示致します.優秀な発表は表彰いたします.

テーマ
 設計に関するものであれば,何でも結構です.既存のツールをうまく組み合わせて設計の効率を高めたとか,既存のツールだけでは上手くいかず,ツール間の連携ソフトを開発適用して上手くいったとか,等々,ジャンル,設計の上流/下流,既存ツール/自作ツールを問わず歓迎いたします.

申込方法
 Webページ(http://www.yamakawa.mech.waseda.ac.jp/~regist/entry.cgi)または下記問い合わせ先にお申込みください.

問合せ先
大富浩一(東芝) Tel: 044-549-2379/Fax: 044-549-2382/E-mail: koichi.ootomi@toshiba.co.jp


第12回設計工学・システム部門講演会 宿泊案内

 以下,講演会場近隣の宿泊施設の例を示しています.宿泊施設について推奨するものではありません.
 学会,講演会実行委員会で宿泊を斡旋するものではありません.申込等は直接各宿泊施設にお願い致します.

サンピア多摩(厚生年金の施設.一般も宿泊可)
住所:東京都多摩市落合2-31-1
Tel: 042-376-8511
Fax: 042-373-3738
HP: http://www.kjp.or.jp/hp_65/index.htm
料金例:一般シングル 6,800円
交通:京王多摩センター,小田急多摩センター,多摩都市モノレール 多摩センタ駅より徒歩10分(講演会場までドアtoドアで約30分)

京王プラザホテル多摩
住所:東京都多摩市落合1-43
Tel: 042- 374-0111
Fax: 042-374-1552
HP: http://www.keioplaza.co.jp/tama/index.htm
料金例:シングル 10,000円
交通:京王多摩センター,小田急多摩センター,多摩都市モノレール 多摩センタ駅より徒歩1分(講演会場までドアtoドアで約20分)

ホテル・ツインズ東京調布
住所:東京都調布市布田1-47-4
Tel: 0424-99-0330
Fax: 0424-82-2333
HP: http://www.misawa-resort.co.jp/resort/guide/330/choufu/info.html
料金例:シングル 8,000円
交通:京王線調布駅より徒歩1分(講演会場までドアtoドアで約40分)

調布クレストンホテル
住所:東京都調布市小島町1-38-1 調布パルコ8-10階
Tel: 0424-89-5000
Fax: 0424-89-5043
料金例:シングル 8,000円
交通:京王線調布駅より徒歩1分(講演会場までドアtoドアで約40分)

橋本パークホテル
住所:神奈川県相模原市橋本3-4-4
Tel: 042-774-6112
Fax: 042-774-6119
HP: http://www.hashimoto-park.co.jp/
料金例:シングル 6,000円
交通:JR横浜線,京王線橋本駅より徒歩6分(講演会場までドアtoドアで約30分)

橋本シティホテル
住所:神奈川県相模原市橋本6-4-12
Tel: 042-774-8100
Fax: 042-774-8282
料金例:シングル 6,000円
交通:JR横浜線,京王線橋本駅より徒歩3分(講演会場までドアtoドアで約30分)


№02-30 設計工学シンポジウム「21世紀のデザイン・ビジョン」 参加募集
設計工学・システム部門 共催企画

主催
日本学術会議 人工物設計・生産研究連絡委員会 設計工学専門委員会

共催
日本機械学会(幹事学会)設計工学・システム部門,他下記63団体
(映像情報メディア学会,エレクトロニクス実装学会,化学工学会,環境技術研究協会,環境経済・政策学会,環境システム計測制御学会,環境情報科学センター,基礎デザイン学会,軽金属学会,計測自動制御学会,研究・技術計画学会,資源・素材学会,情報処理学会,照明学会,人工知能学会,水文・水資源学会,精密工学会,石油学会,繊維学会,ターボ機械協会,ダム工学会,電気化学会,電気学会,電気設備学会,電子情報通信学会,土木学会,日本エネルギー学会,日本オペレーションズ・リサーチ学会,日本開発工学会,日本金属学会,日本計算工学会,日本建築学会,日本工学会,日本工学教育協会,日本航空宇宙学会,日本材料科学会,日本材料学会,日本材料強度学会,日本産業デザイン振興会,日本色彩学会,日本シミュレーション学会,日本真空協会,日本信頼性学会,日本設計工学会,日本造船学会,日本塑性加工学会,日本鋳造工学会,日本デザイン学会,日本鉄鋼協会,日本時計学会,日本トライボロジー学会,日本燃焼学会,日本色彩学会,日本バイオマテリアル学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本非破壊検査協会,日本品質管理学会,日本水環境学会,日本リモートセンシング学会,日本ロボット学会,ヒューマンインタフェース学会,品質工学会,溶接学会)

開催日
2002年5月28日(火),29日(水)

会場
日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
営団地下鉄千代田線「乃木坂」駅,青山霊園方面出口
電話(03)3403-1056

プログラム

第1日 2002年5月28日(火)
10:00 開会式 司会:冨山哲男(東京大学)
10:15~12:45 「設計の理論」 司会:堀田明裕(千葉大学)

10:15~11:00 (1)「デザイン方法論の展望」 門内輝行(早稲田大学)
11:00~11:30 (2)「抽象設計論 - 設計の数理的基礎づけ -」 角田譲(神戸大学)
11:30~11:45 休憩
11:45~12:15 (3)「コラボレーションとPBL教育」 福田収一(東京都立科学技術大学)
12:15~12:45 (4)「デザインマネージメントの3つのフェーズ」 杉山和雄(千葉大学)
12:45~14:00 昼食・休憩
14:00~17:30 「設計の技術分野」 司会:尾田十八(金沢大学)
14:00~14:30 (5)「デザインナレッジマネジメント」 溝口理一郎(大阪大学)
14:30~15:00 (6)「コラボレーションデザイン -市民・専門家・行政の創造的対話のプロセス-」 延藤安弘(千葉大学)
15:00~15:30 (7)「エコデザインの理論」 梅田靖(東京都立大学)
15:30~16:00 休憩
16:00~16:30 (8)「資源生産性を用いた企業活動のエコデザイン」 藤本淳(日本電気(株))
16:30~17:00 (9)「ユニバーサル・デザインのこれまでとこれから」 川内美彦(アクセスプロジェクト主宰)
17:00~17:30 (10)「安心感を創り込むデザイン」 田中正人(東京大学)

第2日 2002年5月29日(水)
10:00~12:30 「デザインの今後」 司会:荒井栄司(大阪大学)

10:00~10:45 (11)「拡大するデザイン:その対象と役割」 冨山哲男(東京大学)
10:45~11:15 (12)「景観のデザイン─個のデザインから関係のデザインへ─」 樋口忠彦(新潟大学)
11:15~11:30 休憩
11:30~12:00 (13)「グローバル・ネットワークとIT経済の制度デザイン」 須藤修(東京大学)
12:00~12:30 (14)「計画・設計とアセスメント」 原科幸彦(東京工業大学)
12:30~14:00 昼食・休憩
14:00~16:00 (15)パネル・全体討議「21世紀のデザイン・ビジョン」 司会:冨山哲男(東京大学)
吉川弘之(日本学術会議会長・産業技術総合研究所理事長)
加藤尚武(鳥取環境大学長)
村上陽一郎(国際基督教大学教授)
16:00~16:15 休憩
16:15~17:00 (16)デザインビジョン提言採択 司会:門内輝行(早稲田大学)

定員
350名

参加費
参加費無料,但し資料代5,000円を当日,受付にてお支払い下さい.

申込方法
シンポジウム名,氏名,勤務先,住所,電話番号,Fax番号,E-mailアドレスをご記入の上,5月17日(金)までに日本機械学会へFax(03-5360-3508)もしくはE-mail(takasugi@jsme.or.jp)にてお申込み下さい.

問合せ先
〒160-0016 東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館5階
日本機械学会〔担当職員 高杉史靖〕
Tel: (03) 5360-3500/Fax: (03) 5360-3508/E-mail: takasugi@jsme.or.jp


№02-03 第5回最適化シンポジウム2002 (OPTIS 2002) 講演募集
設計工学・システム部門 合同企画

共催
機械力学・計測制御部門,計算力学部門,設計工学・システム部門(幹事部門),バイオエンジニアリング部門 合同企画

開催日
2002年10月12日(土),13日(日)

会場
京都大学吉田キャンパス(京都市)

募集分野
 最適化に関する基礎分野から応用までのすべてのテーマ(応用事例も可)
 最適設計,形状最適化,同定問題,逆問題,再解析,感度解析,最適制御,最適化手法(数理 計画法,ファジイ理論,ニューラルネットワーク,遺伝的アルゴリズム,人工知能,等),最適化に関わる諸問題(多目的最適化,構造・制御同時最適化,複合領域,コンカレントエンジニアリング,コラボレーション,FOA,応答近似法,階層的最適化,信頼性,汎用ソフトウエアに おける最適化機能,他)

発表形式
 1994年より2年おきに開催されているシンポジウムで,今回で第5回となります.本シンポジウムは,最適化に関する研究について深く議論する場を提供することで,その中から世界にむけて先導的な研究を発信するきっかけを作るのが目的です.このためパラレルセッションは2つにとどめ,特別講演と基調講演で約10件,および講演時間20分の一般講演40件程度を予定しています.一般講演は公募として,アブストラクト審査により採否を決定します.

申込締切
2002年5月24日(金) 必着

原稿締切
2002年7月26日(金) 必着

論文原稿
 講演が採択された後に原稿執筆要領をお送りします.なお原稿用紙は,A4版用紙6枚です.

申込方法
 講演内容の一部はすでに発表されたものでもかまわないが,最近の研究に属すること.一般講演の申込希望者はA4版の講演申込用紙(表題として「最適化シンポジウム講演申込み」と書き,代表連絡者の氏名,所属,住所,電子メールアドレス,電話番号,Fax番号を記載したもの)を,A4版2ページのアブストラクト(題目,著者名,所属,1000字程度の本文,代表的な図表)と一緒に,下記の申込先まで郵送して下さい.なお一般講演の採否については 実行委員会が決定し,6月中旬に連絡します.

申込先
〒606-8501京都市左京区吉田本町
京都大学大学院工学研究科精密工学専攻
吉村允孝
Tel: 075-753-5224
Fax: 075-771-7286
E-mail: yoshimura@prec.kyoto-u.ac.jp


発行日:平成14年4月23日

このニュースレターに関するご意見,ご希望,お問い合せ等は,下記までお願いいたします.

日本機械学会設計工学・システム部門
(部門ホームページ https://www.jsme.or.jp/dsd/)
広報委員長 村上 存
  〒113-8656 東京都文京区本郷7‐3‐1
  東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻
  Tel: 03-5841-6327  Fax: 03-3818-0835
  E-mail: murakami@mech.t.u-tokyo.ac.jp
広報委員 池井 寧
  東京都立科学技術大学工学部生産情報システム工学科
  〒191-0065 東京都日野市旭が丘6-6
学会担当職員 高杉 史靖
  〒160-0016新宿区信濃町35番地信濃町煉瓦館5階
  Tel: 03-5360-3500  Fax: 03-5360-3508

編集・印刷:生々(せいせい)文献サービス
東京都渋谷区千駄ヶ谷 3-13-22-410
Tel: 03-3478-4062, Fax 03-3423-4338

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