更新:2013/05/29

このページでは,設計工学・システム部門が主催する部門所属研究会の紹介をします.


研究会

 

研究会番号 研究会名 主査 ホームページ
概要 連絡先(担当者)
A-TS12-04 関西設計工学研究会 野間口 大(大阪大学) 関西設計工学研究会HP
本研究会のメンバーは,設計に携わる開発者や研究者で主に関西を拠点としています.研究会の開催のための研究会ではなく,深い議論と次世代につながる自由な発想が湧く場になるように留意しています.設計手法,設計論など設計に関連する事項について十分な議論を行い,次世代の「ものづくり」の方法・手法について考察することがわれわれのミッションです.特に,若い研究者や開発者が参加して議論・勉強するのに非常に適した研究会だと考えています.現在は,「現状行っている設計プロセスの見直し・過去の設計を次の設計に生かすにはどうすればよいか?」について調査しています.

過去の活動報告:  2009年度2008年度
yamasaki @ mech.eng.osaka-u.ac.jp
    (大阪大学・山崎慎太郎)
A-TS12-05 設計研究会 大富 浩一((株)東芝) 設計研究会HP
近年,モノづくり分野での世界的競争が激化しており,設計研究は機械工学の大きな柱の一つとして期待されている.その背景には,顧客主導化による製品の多機能/高品質化,低コスト化/短納期化への要求があり,新設計パラダイムの創生が不可欠である.また,IT利用型の設計インフラの普及が進んでおり,設計環境技術は大きなビジネスチャンスとして継続発展が期待できる.このように設計を取り巻く環境の劇的変化の一方で,設計問題に携わる3者(製造業・大学・ベンダ)の協調は,これまで部分的活動に限定されていた.本研究会は上記点に鑑み,ユーザ(製造業),研究者(大学),ツール開発者(ベンダ)の三位一体の構成を特徴とし,異業種交流を通じた多様な議論・発想から普遍的なモノづくりの全体最適化手法の枠組み,日本型設計のあるべき姿の研究・ロードマップ作成を目的に活動するものである.

過去の活動報告:  2009年度2008年度
tsuyoshi-koga @ msel.t.u-tokyo.ac.jp
    (東京大学・古賀毅)
A-TS12-09 デザイン工学の新しい展開研究会 福田 収一(スタンフォード大学)
生体物理,脳科学,発達心理学,行動経済学など多くの分野で新しい展開が進んでいる.例えば,脳科学では,fNIRSなどの非侵襲型計測法の急速な進歩により,人間の行動中の脳活動,とくにこれまで明らかにされなかった血流,内分泌系の変化などが計測可能となり,新しい知見をもたらしつつある.機械工学が物理世界に根ざした学問であることを考えるならば,これら物理世界に関連する新しい知見をいかにデザインに取り込むかを検討する時期となっていると思われる.とくに,最近のオープンワールド化に対応するためは,これまでの「考えてから行動する」アプローチから脱却し,「行動しながら考える」デザインが必要である.
本研究では,デザインを,従来の設計だけではなく,企画,開発,経営などを含む広い概念として捉え,いかにこうした新しい研究がデザイン工学に寄与しうるかについて調査,検討を行う.

関心のある方は主査の福田(shufukuda @ gmail.com)までメイルでご連絡をください.
shufukuda @ gmail.com
    (スタンフォード大学・福田収一)
A-TS12-12 デザイン科学研究会 松岡由幸(慶應義塾大学) デザイン科学研究会HP
Design理論・方法論研究会において得られたデザイン行為に関する科学的な枠組みを基礎とし,本研究会においてはデザイン科学を構成するテーマを取り扱う.デザイン科学は,デザイン行為における法則性の解明およびデザイン行為に用いられる知識の体系化を目指す学問であり,設計やデザインの共通の学術基盤としての構築を目指している.デザイン科学に関する研究や議論を行うとともに,その成果を『デザイン科学事典』として刊行する.

過去の活動報告: 
murakami @ mech.t.u-tokyo.ac.jp
    (東京大学・村上存)