更新:2009/04/06

このページでは、設計工学・システム部門 Newsletter No.30の内容をお届けします。

ページ製作・編集 D&S広報委員会 委員長 妻屋 彰(神戸大学)、幹事 古賀 毅(東京大学)

2009年 4月発行

1. 特集 2008年度D&S部門 所属研究会の活動報告

 設計工学・システム部門では部門設置研究会として2008年度には5つの研究会が活動を行っていました.それらの名称と研究会の目的の概略はそれぞれ次の通りです. 本特集では,5つの研究会の最近の活動の様子(2つは終了報告)をご紹介します.

研究者(大学),ツール開発者(ベンダ),ユーザ(製造業)のより密接な連携により,設計作業支援のあるべき姿を描くことを目的とする. 将来的には,日本型設計環境の構築を目指す.

関西の研究者,開発者,設計者を中心に設計や最適化に関連した意見や情報の交換を行うことを目的とする.特に実際の設計の現場で必要な技術,方法論は何かを調査・議論することに留意して活動を行っている.

  • A-TS12-06 技術経営と設計研究会 (2004.10〜2009.2) 活動報告

従来の「技術経営」は内容をClosed Worldで考えているために,本来指向した技術を活用して経営を発展させるという内容を扱うことができていないという立場から,Open Worldとして捉えた議論・情報交換をwebを中心に行うことを目的としていた.

  • A-TS12-07 「設計と法」研究会 (2006.6〜2009.2) 活動報告

設計と法という,通常は接点がない分野の研究者間で,考え方を理解し合い,特に設計技術者が法をどう考えてゆくべきかについて指針を得ることを目的として設置された.

  • A-TS12-08 Design理論・方法論研究会 (2008.6〜) 活動報告

これまで,設計・デザインはその対象や領域ごとに専門化と細分化を進め,それぞれが独自の手法や方法論を構築してきたが,共通となる理論的な基盤や枠組みを欠くことによる限界や問題が顕在化しているとの考えから,設計,デザインの共通の基盤となる理論や科学的枠組みの必要性や可能性について議論を行なうことを目的としている.

 部門の活動としては部門講演会や講習会,論文誌での部門関連論文などが目に入りやすいと思いますが,本特集を通して,研究会が活発に行っている様々な活動をご紹介することで,研究会にもご興味をお持ち頂けますと幸いです.

2. 開催報告および参加報告
5. 出版紹介
  • 「感覚・感情とロボット」 

    日本機械学会編,福田 収一氏 (編集), 綿貫 啓一氏 (編集), 日本機械学会 (編集)

  • 「エコデザインパイロット―持続可能な製品開発のための製品調査,学習,最適化ツール」

    ヴォルフガング ヴィマー氏 (著), ライナー ツスト氏 (著), Wolfgang Wimmer氏 (原著), Rainer Z¨ust氏 (原著), 中澤 克紀氏 (翻訳), 梅田 靖氏 (翻訳), NPOエコデザイン推進機構

  • 「もうひとつのデザイン−その方法論を生命に学ぶ」 

    松岡 由幸氏 (著, 編集), 河口 洋一郎氏 (著), 山中 俊治氏 (著), 吉田 和夫氏 (著), 前野 隆司氏 (著), 村上 周三氏 (著), 門内 輝行氏 (著)

  • 「最適デザインの概念」

    松岡 由幸氏 (著), 宮田 悟志氏 (著)

  • 「デザインサイエンス −未来創造の六つの視点」

    松岡 由幸氏 (著, 編集), デザイン塾 (監修)

 

 

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