開催日時:2008年11月21〜22日
会場:慶應義塾大学理工学部矢上キャンパス
共催:日本デザイン学会(幹事学会),日本機械学会,日本設計工学会,日本建築学会,精密工学会,人工知能学会
協賛:International Association of Societies of Design Research, The Design Society, 横断型基幹科学技術研究団体連合
平成20年11月21日(金),22日(土)の両日に渡り,慶應義塾大学理工学部矢上キャンパスを会場として,本日本機械学会 設計工学・システム部門のほか,日本デザイン学会,日本設計工学会,日本建築学会,精密工学会,人工知能学会の6学会による合同共催のもと,デザイン シンポジウム 2008 が開催されました.本シンポジウムには,設計・デザインに関わる研究・教育者,実務者,学生を含む200名近くの方々にご参加いただき,2日間の日程において,2件の招待講演,1件のパネルディスカッション,19のセッションにおける合計104件の一般講演が行われました.
初日の午後,はじめに,幹事学会である日本デザイン学会会長の青木弘行先生によるご挨拶が行われ,本シンポジウムに至るこれまでの経緯,デザイン科学を構築する必要性,さらに,各学会が連携することによる今後の発展についてお話をいただきました.つづいて,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科委員長の稲蔭正彦先生による,「メディアデザイン進化論」という演題での招待講演,ならびに,NAOTO FUKASAWA DESIGN 代表の深澤直人先生による,「見えない関係を形にする」という演題での招待講演が行われました.お二人には,ご自身の作品紹介等を交えながら,設計・デザインに対する様々な思いを述べていただきました.そして,松岡による司会のもと,各共催学会代表者(村上存先生,綿貫啓一先生,門内輝行先生,田浦俊春先生,武田英明先生)によるパネルディスカッションが行われ,パネラの方々による講演につづき,「デザイン科学の枠組み」をテーマとした議論が展開されました.また,初日の夕方には懇親会も開かれ,一部の参加者の方に設計・デザインに関する様々な話題提供をいただきつつ,専門の異なる様々なデザイン分野の方々による活発な交流が行われました.
初日の午前と2日目の終日にわたり,19のセッションにおける一般講演が行われました.本シンポジウムの一般講演では,「デザイン理論」,「デザイン方法論」,「デザイン方法」,「デザイン実務」,「デザイン知識」などのような領域横断的なセッション構成としたこともあり,全104件の講演において,専門に関わる詳細な議論に加えて,さまざまなアスペクトからの有意義な議論が展開されていました.
最後に,お忙しい中本シンポジウムの運営にご協力を賜りました運営委員の皆様,一般講演ならびに一般参加をいただきました皆様,そして,事前準備や当日の運営補助を担当いただいた学生スタッフ諸君に,この場をかりまして厚く御礼申し上げます.
松岡 由幸(慶應義塾大学)
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