時 間 割
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内 容
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資 料
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総合司会 コミュニティ幹事:新川センサテクノロジ(株)/比土平幸代
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時間 |
13:00〜
13:10 |
開会の挨拶と資格技術者の状況
コミュニティ主査:千木良暁司 |
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13:10〜
14:10 |
特別講演 「ロータのトラブル事例と振動解析」
防衛大学校名誉教授/松下修己氏
概要:回転機械では軸受箱振動(加速度や速度)、ロータ軸振動(変位や速度)、翼・羽根車振動(ひずみ)などが計測される。これらの振動に関し、どのような座標系(慣性座標か回転座標か、絶対座標か相対座標か)での計測か、さらにはロータ特有のふれまわり向き(前向きか後ろ向きか)も理解せねばならない。今回は、座標系をまたがる現象を統一的に解釈する振動診断理論と、それをキャンベル線図やフルスペクトルで表現するための信号処理を紹介する。 |
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14:10〜
14:40 |
「摩耗による劣化診断事例と要因分析による対策」
コミュニティ幹事:(株)東芝/渡部幸夫
概要:摩耗による劣化診断事例を紹介し、その事例を参考とした、要因分析による対策の方法を提案する。表面だけの原因対策のために、繰り返してしまう劣化対策に参考となる方法である。今回は、摩耗事象について、その事象にかかわる要因を取り上げ、それらの要因が重なり合って劣化を加速する負の連鎖を見つけ出し、その連鎖を断ち切る対策を策定する方法を紹介する。
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14:55〜
15:25 |
「旭化成グループにおける回転機の振動傾向管理の取組みと診断事例紹介」
カテW合格者:旭化成エンジニアリング(株)/妹尾始朗氏
概要:旭化成グループでは、1970年代の半ばから回転機の設備管理の重要性から、回転機の診断に関する研究開発を開始している。携帯型の振動計を自社開発し、1980年頃から現場への定着化教育後、設備の傾向管理に活用してきた。その後、精密振動解析装置、単ループのオンライン振動計測器、大規模なオンライン設備診断システムを開発し、異常の早期発見を含め設備の信頼性向上に効果を上げてきた。その概要と診断事例を紹介する。
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15:25〜
15:55 |
「ポンプの並列運転によるうなり事象」
カテW合格者:(株)日立プラントテクノロジー/門脇勇氏
概要:2010年度に実施されたカテWの面接試験で発表した事例を紹介する。並列に設置され運転される立軸形渦巻ポンプで発生したうなり振動(ポンプ流体脈動の相互干渉によるもの)を調査した際の調査方法、データ分析、原因推定、機器健全性評価、発生メカニズムについて紹介する。
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15:55〜
16:25 |
「日本原子力発電における設備診断への取組みと資格取得状況について」
日本原子力発電(株):吉永岳氏
概要:日本原子力発電(以下、原電)では、1999年に発電所に設備診断専任チームを設置し、社員直営による設備診断を行っている。導入当初は現在のような設備診断を行う技術者に対する資格制度が国内には存在しなかったことから、当時既に多くの実績を持っていた米国にて資格を取得した。本講演では、原電における設備診断への取組み及び資格取得の実績について紹介するとともに、振動診断技術者資格について、日米の背景や簡単な比較結果を紹介する。 |
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16:25〜
17:25 |
「事前メール受付による振動相談」
コミュニティ主査:千木良暁司
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17:35〜
19:30 |
懇談会 |
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