開催概要

日時 2015年10月14日(水)、15日(木)、16日(金)
会場 日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)
主催 日本学術会議 機械工学委員会
共催 安全工学会、地盤工学会、土木学会、日本機械学会*、日本建築学会
日本航空宇宙学会、日本材料学会、日本船舶海洋工学会 (印*:幹事学会)
後援 危険物保安技術協会、計測自動制御学会、資源・素材学会、自動車技術会、精密工学会、日本化学会、日本火災学会、日本風工学会、日本金属学会、日本コンクリート工学協会、日本高圧力技術協会、日本鋼構造協会、日本原子力学会、日本材料強度学会、日本地震工学会、日本信頼性学会、日本鉄鋼協会、日本人間工学会、日本非破壊検査協会、日本複合材料学会、日本雪工学会、日本溶接協会、腐食防食協会、溶接学会、日本保全学会、農業農村工学会、高圧ガス保安協会

基調講演

日時 場所 講演者 講演タイトル
10月14日(水)13:15-14:15 1階講堂 岡田孝雄
(宇宙航空研究開発機構主任研究員)
航空機構造の安全性と信頼性
10月15日(木)13:15-14:15 1階講堂 北村正晴
(東北大学名誉教授)
社会・技術システム安全とレジリエンスエンジニアリング
<講演者のプロフィール>
岡田孝雄 (宇宙航空研究開発機構主任研究員)
昭和44年、岡山県生まれ
平成 4年、東京都立科学技術大学(現 首都大学東京) 工学部航空宇宙システム工学科卒業、
平成 6年、同大学院工学研究科力学システム工学専攻修了
        科学技術庁航空宇宙技術研究所(現 宇宙航空研究開発機構)研究員
平成13年、国土交通省航空局 航空機検査官
平成15年、航空宇宙技術研究所 研究員、米国ユタ州立大学Research Fellow
平成16年、宇宙航空研究開発機構 研究員
平成21年、宇宙航空研究開発機構 主任研究員
航空機構造材料の損傷許容性、広域疲労損傷、腐食疲労に関する研究、摩擦攪拌接合の強度特性に関する研究、並びにHolistic Structural Integrity Processに関する研究に従事。国際航空疲労委員会国内委員会委員等として航空機構造健全性の向上に取り組んでいる。
主な著書
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ/研究開発本部編(共著):
航空機研究開発の現在から未来へ 技術はどこまで到達しているか、丸善プラネット、2011

<講演者のプロフィール>
北村正晴
(東北大学名誉教授)
昭和17年、盛岡市生まれ、
昭和39年、東北大学工学部通信工学科卒業、
        同大学院工学研究科に進学、原子核工学専攻、
昭和45年、東北大学大学院工学研究科単位取得退学、東北大学助手。
平成 4年、東北大学工学部教授、
平成17年、東北大学定年退職、同大学未来科学技術共同研究センター客員教授
平成24年、株式会社テムス研究所設立、代表取締役・所長
原子力システム安全、ヒューマンファクター、組織マネジメント、リスクコミュニケーションなどに関する研究と社会実践に従事。最近はレジリエンスエンジニアリングに基づく社会・技術システムの安全研究を推進。
主な著書
北村正晴(監訳):レジリエンスエンジニアリング- 概念と指針、日科技連、2012.
北村正晴、小松原明哲(監訳):実践レジリエンスエンジニアリング、日科技連、2014

パネルディスカッション

日時 10月15日(木)14:25-17:30
場所 日本学術会議大講堂(1階)



不確定事象を含むシミュレーションのV&Vをどう行うべきか




白鳥正樹(横浜国立大学)
渦岡良介(徳島大学)
山口篤志(労働安全衛生総合研究所)
堀宗朗(東京大学)
松尾裕一(宇宙航空研究開発機構)
金田義行(名古屋大学)
日野孝則(横浜国立大学)
主旨 構造物の信頼性を評価するうえで不可避である不確定性の根源となる事象には、下記の2種別があると考えられています。
(1)モデル化の際の近似により無視した事象
(2)そもそも発生メカニズムが不明な事象
「京」に代表される大規模並列計算機の援用により、精緻なモデル化が可能となるとの観点からは(1)の不確定性を減らせると期待される一方で、いわゆるビックデータシミュレーションのVerificationと現象を適切にシミュレーションできているかのValidationの困難さも増大します。将来的にはますます大規模化するシミュレーションに対して、どのような検証アプローチをとるべきか?また、(2)の不確定性に関するアプローチも大規模計算の進展によって変化するのか?との疑問に答えるべく、パネルディスカッションを実施します。
総合司会 吉川暢宏(東京大学生産技術研究所 教授・JCOSSAR2015 運営委員会委員長)
プログラム 14:25-14:30 主旨説明 吉川暢宏(前掲)
14:30-16:15 パネリスト話題提供(1人あたり15分、質疑応答含む)
16:15-16:30 休憩
16:30-17:30 討論
17:30       終了

懇親会

日時:10月15日(木)18時から
場所:国際文化会館
会費:6,000円

オーガナイズドセッション

セッション番号 セッション名 オーガナイザー
OS1 高圧水素システムの安全性と信頼性 吉川暢宏(東大)
OS2 原子力施設の今後に向けた課題と安全性・信頼性評価 蛯沢勝三(電中研)
OS3 産業施設の安全性・信頼性評価 高田 一(横国大)
OS4 自然災害に対する安全性・信頼性評価 藤田 聡(東京電機大)
OS5 既設構造物の安全性とリスク評価 吉田 郁政(東京都市大)
秋山充良(早大)
小西拓洋(東京都市大)
OS6 土木構造物の設計と安全性照査 北原武嗣(関東学院大)
香月智(防衛大)
OS7 地盤工学におけるリスクと信頼性評価 吉田郁政(東京都市大)
西村伸一(岡山大)
中村 晋(日大)
OS8 産業重大事故に見る安全の再構築 澁谷忠弘(横国大)
OS9 リスクマネジメントの新展開 澁谷忠弘(横国大)
OS10 試験観測データの有効活用とモデリング 鈴木 誠(千葉工大)
柴田俊文(岡山大)
OS11 モニタリング 西村 伸一(岡山大)
本多眞(清水建設)
OS12 性能設計:被害モデリングとフラジリティ評価 小檜山雅之(慶大)
森 保宏(名大)
OS13 地震リスク評価とマネジメント 坂本 成弘(大成建設)
糸井達哉(東大)
OS14 気象に関する極端現象 高橋 徹(千葉大)
OS15 風と構造信頼性 西嶋一欽(京大)
OS16 航空宇宙システムの強度信頼性と安全性 中村俊哉(JAXA)
岡田孝雄(JAXA)
室園昌彦(九大)
OS17 マテリアルサイエンスと信頼性 上野 明(立命館大)
合田公一 (山口大)
OS18 社会安全と危機管理と信頼性 三好哲也(阪南大)
野村泰稔 (立命館大)
OS19 レジリエンスエンジニアリング 白木 渡(香川大)
井面仁志 (香川大)
OS20 船舶の安全基準とリスク及び信頼性評価 小川剛孝(海技研)
OS21 浮体式洋上風車の開発と安全性・信頼性 鈴木英之(東大)

運営委員会委員

委員長 吉川暢宏(東京大学、日本機械学会)
副委員長 白木 渡(香川大学、日本材料学会)
委員(順不同) 澁谷忠弘(横浜国立大学、安全工学会)
古屋 治(東京都市大学、日本機械学会)
吉田 郁政(東京都市大学、土木学会)
北原武嗣(関東学院大学、土木学会)
佐藤吉信(日本環境承認機構、安全工学会)
室園昌彦(九州大学、日本航空宇宙学会)
中村俊哉(宇宙航空研究開発機構、日本航空宇宙学会)
鈴木英之(東京大学、日本船舶海洋工学会)
小川剛孝(海上技術安全研究所、日本船舶海洋工学会)
三好哲也(阪南大学、日本材料学会)
本多 眞(清水建設、地盤工学会)
西村伸一(岡山大学、地盤工学会)
高橋 徹(千葉大学、日本建築学会)
小檜山雅之(慶応義塾大学、日本建築学会)
高田毅士(東京大学、日本建築学会)
坂本成弘(大成建設、日本建築学会)